ニードル脱毛をしたいと思っていても、痛みが心配で申し込みをためらっている方は多いのではないでしょうか。

医療脱毛では、痛みへの対策として複数の麻酔が用意されており、部位や施術範囲に合わせて選ぶことが可能です。

本記事では、ニードル脱毛で使用される睡眠麻酔(静脈麻酔・全身麻酔)の特徴や流れ、注意点、料金まで分かりやすく解説します。

ニードル脱毛では睡眠麻酔を使える?

麻酔のマスク

ニードル脱毛の痛みが心配な方や、長時間の施術による負担を抑えたい方は、睡眠麻酔を選択できる場合があります。

ニードル脱毛は毛を1本ずつ処理する方法で、針を入れるときや電流を流すときに刺激を感じることがあります。

睡眠麻酔を使用することで、眠気や鎮静によって施術中の不安を意識しにくくなる場合があり、施術に伴う心理的な負担を抑えることにつながります。

なお、使用する麻酔方法は、施術内容や体質、不安の程度などを確認したうえで、医師が適した方法を判断します。

ニードル脱毛で使う睡眠麻酔とは?

麻酔を受けている様子

眠っているような状態で施術を受けられる睡眠麻酔は、一般的な呼び方であり、実際には鎮静を目的とした静脈麻酔など、複数の方法があります。

ここでは、ニードル脱毛で使える静脈麻酔と全身麻酔について、それぞれの特徴を解説します。

静脈麻酔

静脈麻酔は、点滴から薬剤を投与し、眠気や鎮静が得られた状態で施術を行う方法で、薬剤の投与量を調整しながら意識の程度を調整できる点が特徴です。

ただし、静脈から投与する薬剤による鎮静は、薬剤の種類や投与量によって意識の状態が異なるため、施術中も意識が一部残る場合があります。

麻酔の効き方には個人差があるため、実際に使用するかどうかは、医師が体調や施術内容を確認して判断します。

なお、静脈麻酔は主に鎮静を作るためのものなので、針による施術部位の痛みを直接抑えるために、麻酔クリームテープや局所麻酔を併用して施術を進めるのが一般的です。

全身麻酔

全身麻酔は、薬剤によって意識を消失させた状態で施術を行う方法です。

施術中は意識がない状態となるため、痛みや時間の経過を意識せず、眠っている間に施術を受けられる点が大きな特徴です。

全身麻酔では、麻酔科医が呼吸や血圧、脈拍などの全身状態を継続的に確認しながら麻酔を管理します。

全身麻酔が適しているかどうかは、診察などを踏まえて医師が判断するため、施術前に体調や持病などについて伝えておくことが大切です。

睡眠麻酔でニードル脱毛を受けるメリット

ANESTHESIAの文字

睡眠麻酔によって意識や恐怖感を和らげ、痛みを抑える麻酔(局所麻酔など)をあわせて使用することで、施術中の痛みやストレスをほとんど感じずにニードル脱毛を受けられる場合があります。

ここでは、睡眠麻酔を使ってニードル脱毛を受ける主なメリットについて解説します。

施術中の痛みを感じにくくする

ニードル脱毛では1本ずつ処理を繰り返すため、施術範囲が広くなるほど、刺激を受ける回数も多くなります。

睡眠麻酔を使用すると、施術中の痛みへの不安を軽減しながらニードル脱毛を受けられる場合があります。

とくに痛みへの不安が強い方にとっては、施術を受ける際の心理的な負担を抑える方法のひとつとなります。

痛みの感じ方や麻酔の効き方には個人差があるため、不安が強い場合は事前の診察で具体的に伝えることが大切です。

長時間の施術による負担を抑える

ニードル脱毛は処理する本数が多いほど時間がかかり、広い範囲では1回の施術が数時間に及ぶ場合があります。

そのため、処理する本数が多い場合は、施術時間の長さ自体が負担になることもあるでしょう。

睡眠麻酔を利用すれば、施術中の時間経過を気にせず過ごしやすくなり、長時間の施術による負担を抑えられる場合があります。

睡眠麻酔を使ったニードル脱毛の流れ

足に触れる女性

睡眠麻酔を使ったニードル脱毛は、診察や事前準備を行ったうえで麻酔を開始し、施術へ進みます。

ここでは、施術前の準備から麻酔後の体調確認まで、睡眠麻酔を使ったニードル脱毛の流れを解説します。

診察で施術範囲と麻酔方法を決める

まずは、最初の診察でニードル脱毛を行う部位や処理する本数を確認し、施術内容を決めます。

この際に、持病やアレルギー、過去に麻酔を受けた経験なども確認されることがあります。

痛みや麻酔に対する不安がある場合は、どのような点が心配なのかについても診察時に具体的に伝えることが大切です。

これらの情報をふまえ、医師が静脈麻酔や全身麻酔などから適した麻酔方法を判断します。

指示に従って絶飲食や服薬を調整する

施術前には、睡眠麻酔の方法に応じて、一定時間は食事や水分を控える「絶飲食」が必要になる場合があります。

食事や飲み物を控え始めるタイミングは一律ではないため、医療機関から案内された内容に従うことが必要です。

普段服用している薬がある場合も、自己判断で中止せず、事前に薬の種類や服用状況を医師へ伝えることが大切です。

食事や服薬に関する指示を守れない場合は予定どおり施術できない可能性もあるため、事前の案内に沿って準備しましょう。

麻酔後にニードル脱毛を行う

睡眠麻酔を開始したあとは、麻酔の効き方や体の状態を確認し、問題がなければニードル脱毛の施術へ進みます。

施術中は予定した麻酔方法に合わせて全身の状態を管理しながら、必要な範囲の毛を順番に処理していきます。

処理する本数や範囲によって施術時間は異なるため、予定している施術内容を事前に確認しておくことが重要です。

覚醒後に体調を確認する

ニードル脱毛が終了したあとは麻酔から目が覚めるまで院内で休み、意識や体調に問題がないかを確認します。

麻酔からしっかりと目が覚めているか、意識がはっきりしているかなどを医療スタッフが確かめます。

麻酔の影響から回復し、安全に帰宅できるよう体調が落ち着くまで院内でゆっくり休憩を取っていただきます。

医療スタッフが帰宅できる状態かを判断した後は、クリニックから案内された注意事項に従って過ごしていただくことが大切<です。

睡眠麻酔のリスクと注意点

危険マーク

睡眠麻酔には、呼吸や血圧などへの影響のほか、施術後に眠気や吐き気が生じる可能性があります。

ここでは、睡眠麻酔を使用する前に知っておきたい主なリスクや副作用、注意点について解説します。

呼吸や循環に影響する場合がある

影響の程度には個人差がありますが、睡眠麻酔では、麻酔薬の影響によって呼吸が浅くなったり、血圧や脈拍が変化したりする場合があります。

とくに深い鎮静状態では、気道が狭くなったり呼吸が抑制されることで呼吸状態に影響が生じる可能性があるため、施術中の管理が重要です。

施術中は医師が呼吸や血圧、脈拍などを確認し、必要に応じて麻酔の量や全身の管理方法を調整します。

麻酔後に眠気や吐き気が生じる場合がある

睡眠麻酔の使用後は、麻酔薬の影響が残り、目が覚めたあとも眠気や吐き気が生じる場合があります。

人によっては、ふらつきや気分の悪さを感じることもあり、完全に回復するまでに時間がかかることもあるでしょう。

こうした症状の現れ方や続く時間は人によって異なるため、施術後は体調が落ち着くまで院内で経過を確認します。

眠気や吐き気など気になる症状がある場合は、医療スタッフへ速やかに伝えることが大切です。

持病や服薬状況を事前に伝える

持病や普段服用している薬は、使用する麻酔の種類や施術中の全身管理に影響する場合があります。

そのため、診察では現在治療中の病気や服用している薬について、できるだけ正確に医師へ伝えることが重要です。

服用中の薬がある方は、薬の名前や服用状況が分かるように準備しておくとよいでしょう。

持病や服薬状況を踏まえたうえで、麻酔を使用できるかどうかや、施術前に必要な対応を医師が判断します。

施術後の過ごし方とケア

鏡で肌を確認する女性

睡眠麻酔を使ったニードル脱毛の施術後は、麻酔の影響や施術部位の肌状態に注意して過ごす必要があります。

ここでは、帰宅後の行動や肌に現れる反応など、施術後に気をつけたいポイントについて解説します。

麻酔後は運転を避けて指示に従う

麻酔後は判断力や注意力が十分に戻っていない場合があるため、施術当日は車やバイク、自転車などの運転を避けることが重要です。

眠気やふらつきが残る場合もあるため、自分で運転して帰宅することは控える必要があります。

帰宅方法については事前に確認し、医療機関から案内された方法で帰宅できるよう準備するとよいでしょう。

飲食や入浴、運動など施術後の過ごし方については、医療機関からの指示に従うことが大切です。

赤みや腫れなどの肌反応に注意する

ニードル脱毛の施術後は、処理した部位に赤みや腫れ、ヒリつき、熱感などの肌反応が現れる場合があります。

かゆみやかさぶたが生じることもあり、こうした症状は1~2週間程度続くケースもあります。

施術部位に触れる際は強くこすったり刺激を与えたりせず、医療機関から案内された方法でケアしましょう。

赤みや腫れが強くなるなど気になる変化が見られた場合は、自己判断せず施術を受けた医療機関へ相談することが大切です。

睡眠麻酔を使ったニードル脱毛の費用

電卓とメモ

睡眠麻酔を使ったニードル脱毛では、ニードル脱毛の施術料金に加えて、選択する麻酔方法に応じた費用がかかります。

ライトクリニックにおける全身麻酔と静脈麻酔の1回あたりの料金は、以下のとおりです。

麻酔方法 1回の料金(税込)
全身麻酔(2単位まで) 88,000円
静脈麻酔(2単位まで) 55,000円

このほか、ニードル脱毛は60本以内33,000円からとなり、毎回4,400円の針代と、初回のみ5,500円の採血代がかかります。

麻酔には複数回の料金プランもあるため、処理する本数や施術回数を確認したうえで、事前に総額を確認することが大切です。

ニードル脱毛で睡眠麻酔を選ぶのはどんな場合?

カウンセリングの様子

ニードル脱毛の痛みへの不安が強い方や、多くの毛をまとめて処理する予定の方は、睡眠麻酔を選択肢として検討できます。

とくに施術範囲が広く、数時間にわたる施術が見込まれる場合は、長時間の施術に伴う負担を抑える方法のひとつとなる場合があります。

一方、短時間で終わる施術では、麻酔テープや笑気麻酔など、ほかに使える麻酔方法を選択できる場合もあります。

適した麻酔方法は施術範囲や体調、痛みへの不安の程度によって異なるため、診察時に医師と相談しながら決定しましょう。

まとめ|ニードル脱毛は睡眠麻酔で受けられる?流れや注意点を解説

ニードル脱毛の痛みや長時間の施術が不安な方は、睡眠麻酔を選択肢のひとつとして検討できます。

睡眠麻酔は、静脈麻酔による鎮静などを指して使われることがあり、全身麻酔とは意識の状態や麻酔中の管理方法などに違いがあります。

また、施術前には絶飲食や服薬に関する指示に従い、施術後は眠気や吐き気、赤みや腫れなどの症状にも注意する必要があります。

睡眠麻酔を使ったニードル脱毛を希望する場合は、メリットや注意点を理解したうえで医師に相談し、自分に合った方法を選択しましょう。