ニードル脱毛をしたいと思っていても、痛みが心配で申し込みをためらっている方は多いのではないでしょうか。
医療脱毛では、痛みへの対策として複数の麻酔が用意されており、部位や施術範囲に合わせて選ぶことが可能です。
本記事では、ニードル脱毛で使用される麻酔の種類や使い方、料金の目安、施術前後の注意点まで解説します。
CONTENTS
ニードル脱毛で麻酔が使われる理由
医療機関で行うニードル脱毛では、施術時の痛みや不安への対策として麻酔を使用できる場合があります。
エステサロンでは医療行為にあたる麻酔を取り扱えないため、医療機関で行う脱毛ならではの選択肢です。
ここでは痛みが生じる要因と、麻酔を取り入れることで施術がどう変わるのかを解説していきます。
ニードル脱毛で痛みを感じやすい理由
ニードル脱毛では毛穴に極細の針を挿入し、針を通して電気を流すことで、発毛組織に作用していきます。
針が皮膚を通る際のチクッとした刺激に加え、通電時には電流によるパチッとした刺激や熱を感じるケースが多いです。
広い範囲へ一度に照射するレーザー脱毛と異なり、ニードル脱毛では毛穴ごとに処理を行うため、処理する本数が多くなるほど刺激を感じる機会も増えます。
毛が太く根の深い部位ほど高い出力を要する傾向があり、皮膚が薄い部位では神経との距離も近いため、刺激を強く感じる場合も少なくありません。
麻酔を使用するメリット
麻酔により痛みや不安を和らげられる場合があり、これまで痛みへの不安から施術をためらっている方でも施術を受けやすくなります。
VIOや顔まわりのように刺激を感じやすい部位でも、適切な麻酔を取り入れることで無理なく施術を進められるケースが多いです。
麻酔の種類によって作用の仕組みやアプローチが異なるため、自身の施術内容や体質に合わせて、医師と相談しながら適した方法を選択することが重要です。
ニードル脱毛で使える麻酔の種類①麻酔クリーム(表面麻酔)
ニードル脱毛で用いられる麻酔のなかでも、比較的手軽に取り入れられるのが皮膚に塗るタイプの麻酔クリームです。
体への負担が少なく、痛みを感じやすい部位だけに使えることから、多くのクリニックで採用されています。
ここでは麻酔クリームがどのように作用するのか、具体的な使用手順や適した活用場面とあわせて解説します。
麻酔クリームの特徴・効果
麻酔クリームには、リドカインやプロピトカインといった局所麻酔薬が含まれています。
これらの成分が塗布した部分の神経に作用して痛みの感覚を一時的に抑えることで、針を挿入する際の痛みがやわらぐ場合があります。
ただし作用する範囲はあくまで皮膚の表面であり、痛みが完全になくなるとは限らない点には注意が必要です。
また、使用する薬剤によって適応や使用方法が異なるため、処方された製品について医師から説明を受けたうえで使用することが大切です。
麻酔クリームの使用方法
麻酔クリームは施術する範囲に均一に塗り、成分がしっかり浸透するまで30分から1時間ほど時間を置いてから施術を開始します。
麻酔効果が持続する時間はおおむね2〜3時間程度となっており、広範囲や長時間におよぶ施術では途中で効果が薄れる場合もあります。
事前の処置準備が必要になるケースが多いため、施術予約の段階で麻酔使用の希望をクリニックへ伝えておくとスムーズです。
向いている部位・ケース
麻酔クリームを1回に使用できる量は最大で10gまでと定められており、塗布できる範囲には限りがあります。
そのため鼻下や眉まわり、乳輪まわりなど、狭い範囲を処理する施術との相性が良い麻酔です。
足や腕のように広めの部位を進める場合は、後述する笑気麻酔などの方法と組み合わせる形も検討されます。
処理する本数が少なく、短時間で終えられる施術であれば、麻酔クリームだけで痛みへの不安を和らげられる場合があります。
ただし、リドカインなどの局所麻酔薬に過敏症の既往がある方は使用できない場合があるため、体質については事前に申告しておきましょう。
ニードル脱毛で使える麻酔の種類②笑気麻酔
麻酔クリームが皮膚の感覚を鈍らせるのに対し、笑気麻酔はガスを吸い込むことで施術中の気持ちを落ち着かせる作用があります。
痛みそのものを抑えるというより、施術中の不快感や精神的緊張をやわらげる目的で使用されます。
ここでは笑気麻酔の作用や使い方、利用する際に確認しておきたい点についてみていきましょう。
笑気麻酔の特徴・効き方
笑気麻酔で使用するのは「亜酸化窒素」という気体で、医療用酸素と適切な割合で混ぜて調整しながら使用します。
吸入するとお酒に酔ったときのようなふわふわとした感覚になり、緊張や不安がやわらいでいくのが特徴です。
痛みを完全に取り除くわけではありませんが、リラックスした状態で施術を受けられる点が大きなメリットです。
麻酔クリームと併用し、表面の痛みの不快感と施術中の不安の両方にアプローチする方法も選べます。
笑気麻酔の使用方法
笑気麻酔は鼻に専用の吸引マスクを装着し、ゆっくりとガスを吸い込みながら施術を進めていきます。
吸引を開始してから効果が現れるまでの時間は数分程度と短く、麻酔クリームのように塗布後の待ち時間を必要としない点が特徴です。
施術中は状態を確認しながら使用するため、必要に応じて吸入量などを調整しながら安全に進行します。
向いている方・注意点
笑気麻酔は針を刺されること自体に緊張してしまう方や、施術中の不安をやわらげたい方に向いている麻酔です。
麻酔クリームとは異なり、施術部位に直接塗布する必要がないため、広い範囲の施術でも選択肢となる場合があります。
ただし呼吸を通じてガスを取り込む方法であることから、妊娠中の方や、気胸、中耳炎、腸閉塞などがある方は使用できない場合があるため、事前に医師へ相談してください。
自分が安全に使用できるかどうかは体調や持病の有無によって変わるため、カウンセリングの段階で確認しておきましょう。
ニードル脱毛で使える麻酔の種類③静脈麻酔・全身麻酔
麻酔クリームや笑気麻酔では対応しきれないほど痛みへの不安が強い場合に検討されるのが、点滴を用いて薬剤を投与する静脈麻酔や全身麻酔です。
全身麻酔は専門的な設備と管理体制が求められることから、脱毛で対応しているクリニックは限られていますが、ライトクリニックでは実績のある経験豊富な麻酔科専門医の監修のもと、全身麻酔を使用した脱毛の施術を行っています。
ここでは静脈麻酔・全身麻酔の違いと、どのような施術に適しているのかを解説します。
静脈麻酔の特徴
静脈麻酔は腕の血管から点滴で麻酔薬を投与し、薬剤の作用によって眠気や鎮静が得られる状態をつくる方法です。
静脈麻酔による鎮静の深さは使用する薬剤や投与量によって異なり、医師からの呼びかけに反応できる場合もあれば、より深い鎮静状態になる場合もあります。
使用する薬剤によっては施術中の記憶が残りにくくなることもありますが、感じ方には個人差があります。
静脈麻酔自体は主に鎮静を目的とした麻酔のため、痛みを抑える麻酔をあわせて使いながら施術を進めるのが一般的です。
全身麻酔の特徴
全身麻酔は薬剤によって意識を消失させ、手術などの際に痛みや刺激を自覚しにくい状態をつくる方法です。
ただし、呼吸や循環などの全身管理が必要になるため、対応できる設備と麻酔を管理する医師などの体制が欠かせません。
麻酔から覚めるまでにある程度の時間がかかる場合もあるため、施術当日は無理な予定を入れずに過ごせるようスケジュールを調整しておきましょう。
向いているケース・注意点
広範囲の施術や痛みへの不安が強い場合などには、静脈麻酔や全身麻酔が選択肢となることがあります。
また、特に強い刺激になりやすいVIOや口まわりへの施術を行う場合や、痛みへの恐怖心が強い方から選ばれています。
ただし、事前の検査や当日の絶飲食が必要になるため、カウンセリング当日に施術を受けることができない点を押さえておきましょう。
ニードル脱毛で麻酔を使用する際の料金
麻酔は施術料金とは別に費用が発生するケースが多く、種類によって金額に大きな差があります。
ライトクリニックで使用している麻酔の料金表は以下の通りです。
| 麻酔の種類 | 料金(税込) |
|---|---|
| 麻酔クリーム | 10gあたり3,300円 |
| 笑気麻酔 | 30分あたり5,500円 |
| 静脈麻酔 | 1回(2単位まで)55,000円 |
| 全身麻酔 | 1回(2単位まで)88,000円 |
静脈麻酔と全身麻酔は2単位までの料金で、1単位あたり300本以内を目安としています。
処理する本数がこれを超える場合は単位を追加する形になり、1単位あたり静脈麻酔で27,500円、全身麻酔で44,000円が加算されます。
回数コースでは、1回あたりの料金が通常料金より低く設定されており、全身麻酔の15回コースでは1回あたりの費用が61,600円となる設定です。
ニードル脱毛では施術料金のほかに針代や初回の採血代もかかるため、総額で見積もっておくことが大切です。
まとめ|ニードル脱毛の麻酔選びで痛みへの不安を軽減
ニードル脱毛は毛穴ごとに針を挿入して処理する施術法であるため刺激を感じることがあり、医療脱毛では麻酔を併用しながら進めるのが一般的です。
肌に塗る麻酔クリームは狭い範囲の施術に適しており、吸入する笑気麻酔は緊張や恐怖心をやわらげる働きが中心となります。
処理する本数が多い場合や痛みへの不安が強い場合には、点滴を用いる静脈麻酔や全身麻酔という選択肢も存在します。
麻酔には種類ごとに費用や事前の準備が異なり、体質や持病によって使用できないケースも存在するため、事前の確認が欠かせません。
痛みが心配で施術に踏み出せずにいる方は、まずはカウンセリングで希望を伝え、適した麻酔の種類や使用方法について相談してみましょう。





