監修者

LIGHT CLINIC 総合監修医

吹田 真一

国立循環器病研究センター勤務を経てLIGHT CLINICを開業。

永久脱毛の定義

永久脱毛とは

「永久脱毛」という言葉を聞くと、一度の施術で二度と毛が生えてこなくなるイメージを持つ方も多いでしょう。

しかし、実際には「永久脱毛」という言葉には明確な定義がありません。

一般的に「永久脱毛」とは、脱毛施術後に毛の再生率が大幅に減少し、その状態が長期間維持されることを指します。

米国電気脱毛協会(AEA)では、「最終脱毛から1か月後の毛の再生率が20%以下である脱毛法」を永久脱毛と定義しています。

つまり、完全に毛が生えなくなるわけではありませんが、脱毛前と比べて毛量が大幅に減少し、その状態が長く続くことを意味しているのです。

現在、この定義に当てはまる脱毛法としては、医療レーザー脱毛とニードル脱毛(医療針脱毛)が挙げられます。

これらの脱毛法は、医療機関で医師の管理のもと行われるため、高い脱毛効果と安全性が期待できるのが特徴です。

永久に毛が生えてこないわけではない

先ほど述べたように、永久脱毛は毛の再生率を大幅に減らす脱毛法ですが、完全に毛が生えなくなるわけではありません。

その理由は、毛には「毛周期」という生え変わりのサイクルがあるからです。

毛周期は、「成長期」「退行期」「休止期」の3つの段階に分かれており、レーザー脱毛などの施術が効果を発揮するのは「成長期」の毛だけです。

しかし、施術時に目に見える毛は、全体の10~20%程度と言われています。

つまり、1回の施術では、残りの80~90%の毛に対しては効果がないということになります。

そのため、永久脱毛を達成するには、毛周期に合わせて複数回の施術を行う必要があるのです。

ただし、医療レーザー脱毛やニードル脱毛では、毛母細胞(毛乳頭)を破壊するため、一度破壊された毛母細胞からは二度と毛が生えてこなくなります。

複数回の施術を重ねることで、徐々に毛母細胞が減少し、最終的にはほとんど毛が生えない状態を長期間維持することができるのです。

医師の医学的判断で毛の再生能力を失わせること

永久脱毛を実現するには、医師の医学的判断のもと、適切な脱毛施術を行うことが不可欠です。

医療レーザー脱毛では、レーザーの照射により毛母細胞を破壊しますが、その際、周囲の皮膚組織にもある程度のダメージを与えてしまいます。

そのため、肌の状態や毛の太さ、密度などを見極め、最適な出力や照射時間を設定する必要があります。

これらの判断を誤ると、脱毛効果が得られないだけでなく、火傷や色素沈着などの肌トラブルを引き起こす恐れがあります。

医師は、患者の肌質や毛質、全身状態などを総合的に判断し、リスクを最小限に抑えつつ、高い脱毛効果を得られるよう施術を行います。

また、ニードル脱毛では、極細の針を毛穴に刺入し、電気や高周波で毛母細胞を破壊しますが、この施術も医師や看護師などの有資格者のみが行えます。

針の刺入には熟練した技術が必要であり、衛生面での管理も欠かせません。

このように、永久脱毛は医療行為であり、医学的知識と技術を持った医療従事者による施術が不可欠なのです。

医師の適切な判断と施術により、毛母細胞の再生能力を失わせ、半永久的な脱毛効果を得ることができるでしょう。

永久脱毛が可能な脱毛の種類

医療レーザー脱毛(医療脱毛)

医療レーザー脱毛は、医療機関で医師の管理のもと行われる脱毛法です。

医療用のレーザー機器を使用し、毛根にあるメラニン色素に反応させて熱エネルギーを発生させ、毛母細胞(毛乳頭)を選択的に破壊または損傷させることで脱毛効果を得ます。

レーザーは、黒い色素に反応するため、黒や茶色の毛に効果的ですが、産毛や白髪には反応しにくいという特徴があります。

医療レーザー脱毛では、一度破壊された毛母細胞は再生能力を失うため、半永久的な脱毛効果が期待できます。

ただし、レーザーが反応するのは「成長期」の毛だけであり、全体の毛のうち成長期にあるのは約10~20%程度と言われています。

そのため、医療レーザー脱毛では、毛周期に合わせて複数回(通常5~6回程度)の施術を行う必要があります。

1回の施術で完全に脱毛できるわけではありませんが、回数を重ねるごとに徐々に毛量が減少し、最終的にはほとんど毛が生えない状態を長期間維持することができるのです。

医療レーザー脱毛は、レーザーの出力が高く、照射範囲も広いため、比較的短期間で効果的な脱毛が可能です。

また、医療機関で行われるため、医学的な知識と技術を持った医師やスタッフによる施術が受けられるのも大きな特徴です。

肌の状態や毛質に合わせて最適な設定で施術を行い、副作用やトラブルのリスクを最小限に抑えることができます。

ニードル脱毛(医療針脱毛)

ニードル脱毛は、医療針脱毛とも呼ばれ、極細の針を毛穴に直接刺入し、電気やRF(高周波)のエネルギーを流すことで毛母細胞を破壊する脱毛法です。

医療レーザー脱毛と同様に、医療機関で医師や看護師など有資格者のみが行える医療行為です。

ニードル脱毛では、針の先端部分のみが導電性を持ち、毛穴内の毛母細胞を狙って破壊することができるため、周囲の皮膚組織へのダメージを最小限に抑えることができます。

また、メラニン色素の量に左右されないため、産毛や白髪、肌の色が濃い方にも効果が期待できるのが特徴です。

ニードル脱毛は、一本一本の毛に対して針を刺入していくため、施術に時間がかかるのがデメリットですが、1回の施術で高い脱毛効果が得られるのが大きな利点です。

特に、眉毛や乳輪周りなど、デザイン性が求められる部位や、部分的な脱毛に適しています。

また、医療レーザー脱毛で効果が得られにくかった方や、毛が太く濃い部位の脱毛にも有効です。

ニードル脱毛は、針を刺入する際の痛みや、施術後の赤みや腫れなどのダウンタイムがやや長いのが難点ですが、正確に毛母細胞を破壊できるため、永久脱毛に近い効果が期待できます。

医療レーザー脱毛との併用も可能であり、両者の長所を生かすことで、より効果的で満足度の高い脱毛を実現することができるでしょう。

光脱毛(IPL脱毛)は永久脱毛ではない

エステサロンで広く行われている光脱毛(IPL脱毛)は、医療レーザー脱毛やニードル脱毛とは異なり、永久脱毛ではありません。

光脱毛では、特殊な光を照射することで毛母細胞にダメージを与えますが、その出力は医療レーザーと比べて弱いため、毛母細胞を完全に破壊することができません。

そのため、光脱毛では毛が生えるスピードを遅くしたり、毛を細くする効果(減毛効果)は期待できますが、半永久的な脱毛効果は得られません。

光脱毛は、医療行為ではないため、医師ではなく、エステティシャンが施術を行います。

施術には医療機器ではなく、家庭用脱毛器に近い出力の機器が使用されるため、肌へのダメージは少なく、痛みも軽減されますが、その分脱毛効果は限定的です。

また、光脱毛では、毛周期に合わせて長期間にわたって定期的な施術を継続する必要があります。

一時的な減毛効果は得られますが、施術を中断すると徐々に毛が再生してきてしまうのが難点です。

光脱毛は、手軽に脱毛を始められる反面、永久脱毛を求める方にとっては満足度が低い脱毛法と言えるでしょう。

長期的な視点で見ると、コストや時間の面でも効率が良いとは言えません。

永久脱毛を希望する場合は、医療レーザー脱毛やニードル脱毛を選ぶことをおすすめします。

医療脱毛の特徴

医師による施術

医療脱毛の大きな特徴の一つは、医師が直接施術を行うことです。

医療レーザー脱毛やニードル脱毛は、いずれも毛母細胞を破壊するための高度な医療行為であり、医学的な知識と技術を持った医師による施術が不可欠です。

医師は、患者の肌質や毛質、全身状態などを総合的に判断し、最適な出力や照射時間、照射間隔などを設定します。

また、施術前後の注意点やアフターケアについても、医学的見地から的確なアドバイスを行います。

医療脱毛では、医師による丁寧なカウンセリングが行われ、患者の要望や不安点に耳を傾けながら、安全性と効果を両立させた施術プランが提案されます。

医師が直接施術を行うことで、施術中の肌の状態を細かく観察し、リアルタイムで出力調整や照射範囲の修正などを行うことができます。

これにより、肌トラブルのリスクを最小限に抑えつつ、高い脱毛効果を得ることが可能になるのです。

医療脱毛は、医師の管理のもとで行われる安全で確実な脱毛法と言えるでしょう。

高出力の医療用レーザーを使用

医療レーザー脱毛では、医療用の高出力レーザー機器が使用されます。

これらのレーザー機器は、エステサロンで使用される機器とは出力が大きく異なり、より短時間で効果的に毛母細胞にダメージを与えることができます。

代表的な医療用レーザー機器には、アレキサンドライトレーザーやダイオードレーザー、ヤグレーザーなどがあります。

これらのレーザーは、波長の異なる光を照射することで、メラニン色素を狙い撃ちし、毛母細胞を破壊します。

高出力のレーザーを使用することで、毛母細胞により確実にダメージを与えることができ、半永久的な脱毛効果が期待できます。

また、照射範囲が広いため、比較的短期間で広い範囲の脱毛が可能です。

一方で、高出力のレーザーを照射するためには、肌の状態や毛質に合わせた細かな設定が必要不可欠です。

レーザーの出力が高すぎると、火傷や色素沈着などの肌トラブルを引き起こす恐れがあるため、熟練した医師による適切な設定と管理が欠かせません。

医療レーザー脱毛は、高出力のレーザーを使用することで効果的な脱毛を実現していますが、同時に医師による厳重な管理体制があってこそ、安全性と効果を両立することができるのです。

毛根を破壊し永久脱毛を実現

医療脱毛の最大の目的は、毛母細胞(毛乳頭)を破壊し、永久脱毛を実現することです。

医療レーザー脱毛やニードル脱毛では、毛母細胞に直接アプローチし、熱エネルギーや電気エネルギーで毛母細胞を破壊または損傷させることで、毛の再生能力を失わせます。

一度破壊された毛母細胞は、二度と毛を生み出すことができなくなるため、半永久的な脱毛効果が得られるのです。

ただし、1回の施術ですべての毛母細胞を破壊することは難しいため、複数回の施術を行う必要があります。

医療レーザー脱毛では、毛周期に合わせて適切な間隔で施術を繰り返すことで、徐々に毛母細胞の数を減らし、最終的にはほとんど毛が生えない状態を長期間維持することができます。

ニードル脱毛では、1本1本の毛に対して針を刺入し、毛母細胞を狙って破壊するため、部分的な脱毛や細かいデザインにも対応可能です。

医療脱毛による永久脱毛は、自己処理の手間から解放され、ツルツルの肌を長期間維持できるという大きなメリットがあります。

ただし、永久脱毛は医療行為であり、リスクも伴うため、信頼できる医療機関で施術を受けることが何より重要です。

医師による丁寧なカウンセリングと適切な施術により、満足度の高い脱毛効果を得ることができるでしょう。

医療脱毛のメリットとデメリット

自己処理の手間が大幅に減る

医療脱毛の最大のメリットは、自己処理の手間が大幅に減ることです。

医療レーザー脱毛やニードル脱毛では、毛母細胞を破壊することで、半永久的な脱毛効果が得られます。

つまり、一度脱毛が完了すれば、その部位の毛は二度と生えてこなくなるのです。

これにより、毎日のシェービングや毛抜き、ワックス脱毛などの自己処理から解放され、時間と手間を大幅に節約することができます。

特に、ムダ毛の自己処理に悩んでいた方にとっては、医療脱毛は画期的なソリューションと言えるでしょう。

自己処理の回数が減ることで、肌への負担も軽減され、肌荒れや色素沈着などのトラブルを防ぐことにもつながります。

また、自己処理の手間から解放されることで、ストレスが減り、自信を持って肌を露出できるようになるのも大きな魅力です。

医療脱毛は、忙しい現代人にとって、ムダ毛の悩みから解放され、快適な日常を送るための有効な手段と言えるでしょう。

肌を清潔に保ちやすくなる

保湿・保水による肌ツヤの改善のイメージ画像

医療脱毛のもう一つのメリットは、肌を清潔に保ちやすくなることです。

ムダ毛が減ることで、毛穴に汚れや皮脂が詰まりにくくなり、ニキビや肌荒れの予防につながります。

特に、脇や腕、足など、汗をかきやすい部位の脱毛は、雑菌の繁殖を抑え、体臭の軽減にも効果的です。

また、VIOラインなどのデリケートゾーンの脱毛は、蒸れや痒みを防ぎ、清潔な状態を保つことができます。

ムダ毛が減ることで、肌との摩擦が減り、肌への刺激も軽減されるため、肌トラブルを防ぐことにもつながります。

さらに、自己処理の回数が減ることで、カミソリ負けや毛抜きによる肌ダメージも防ぐことができます。

医療脱毛は、肌の健康を維持し、美しい肌を保つためにも有効な手段と言えるでしょう。

清潔で健康的な肌は、自信にもつながり、QOL(生活の質)の向上にも寄与します。

一度処理すると元に戻らない

医療脱毛の特徴は、一度処理すると、脱毛効果が半永久的に持続することです。

これは、医療脱毛が毛母細胞を破壊するためで、一度破壊された毛母細胞からは、二度と毛が生えてこなくなります。

つまり、医療脱毛は、エステサロンで行われる光脱毛とは異なり、減毛や抑毛ではなく、真の意味での永久脱毛を実現します。

一度脱毛が完了すれば、その効果は長期間持続するため、脱毛のためのメンテナンスが不要になります。

ただし、ホルモンバランスの変化により、新たな毛が生えてくる可能性はゼロではありません。

特に、女性の場合は、出産や更年期などのライフステージで、ホルモンバランスが大きく変化するため、新たな毛が生えてくることがあります。

しかし、その場合でも、生えてくる毛は細く、目立ちにくいものがほとんどです。

必要に応じて、追加の脱毛を行うことで、再び脱毛効果を得ることができます。

医療脱毛の半永久的な効果は、脱毛に費やす時間とコストを長期的に見ると、大幅に削減することができるメリットがあります。

施術時に痛みを伴う場合がある

医療脱毛のデメリットの一つは、施術時に痛みを伴う場合があることです。

医療レーザー脱毛では、高出力のレーザーを照射するため、施術部位に熱さや痛みを感じることがあります。

痛みの程度は、個人差が大きく、また、施術部位によっても異なります。

一般的に、毛の濃い部位や、肌が敏感な部位ほど、痛みを感じやすい傾向があります。

また、ニードル脱毛では、極細の針を毛穴に刺入するため、チクッとした痛みを感じることがあります。

ただし、医療脱毛では、痛みを軽減するための様々な工夫が行われています。

例えば、医療レーザー脱毛では、冷却ジェルや冷風を当てることで、痛みを和らげます。

また、ニードル脱毛では、表面麻酔を使用することで、痛みを最小限に抑えることができます。

痛みに敏感な方は、事前に医師に相談し、適切な痛み対策を講じることをおすすめします。

また、痛みに耐えられない場合は、無理に施術を続けるのではなく、医師と相談の上、施術の中断や変更を検討することも大切です。

医療脱毛は、高い脱毛効果が得られる反面、痛みを伴う場合があることを理解した上で、自分に合った脱毛方法を選ぶことが重要です。

エステ脱毛の特徴

エステティシャンによる施術

エステ脱毛の大きな特徴は、医療資格を持たないエステティシャンが施術を行うことです。

医療脱毛とは異なり、エステ脱毛は医療行為ではなく、美容サービスの一環として提供されています。

そのため、エステ脱毛を行うためには、医師免許や看護師免許は必要ありません。

代わりに、エステティシャンは、脱毛に関する専門的な知識と技術を習得するための研修を受けます。

エステティシャンは、カウンセリングを通じて、お客様の肌質や毛質、脱毛の目的などを把握し、最適な脱毛プランを提案します。

また、施術中は、お客様の肌の状態を確認しながら、丁寧に脱毛を行います。

エステティシャンは、肌への負担を最小限に抑えながら、効果的な脱毛を行うことを心がけています。

ただし、エステティシャンは医療従事者ではないため、施術の範囲や使用できる機器には制限があります。

例えば、エステ脱毛では、医療用の高出力レーザー機器を使用することはできません。

また、万が一、肌トラブルが発生した場合、医学的な判断や処置を行うことはできないため、医療機関を受診する必要があります。

エステ脱毛は、医療脱毛に比べて、肌への負担が少なく、手軽に脱毛を始められるメリットがありますが、施術者の専門性や対応可能な範囲には限界があることを理解しておくことが大切です。

出力の弱い脱毛機を使用

エステ脱毛で使用される脱毛機は、医療用のレーザー機器に比べて、出力が弱いのが特徴です。

これは、エステ脱毛が医療行為ではなく、美容サービスとして提供されているためです。

エステ脱毛で使用される代表的な脱毛機には、IPL脱毛機や、ライトシェア脱毛機などがあります。

これらの脱毛機は、光エネルギーを利用して、毛母細胞にダメージを与えることで脱毛効果を得ます。

ただし、その出力は医療用レーザーに比べて弱いため、毛母細胞を完全に破壊することはできません。

そのため、エステ脱毛では、永久脱毛ではなく、一時的な減毛効果を得ることが目的となります。

出力の弱い脱毛機を使用することで、肌への負担は軽減されますが、その分、脱毛効果は限定的です。

エステ脱毛では、毛周期に合わせて、定期的に施術を繰り返すことで、徐々に毛量を減らしていきます。

ただし、脱毛効果には個人差があり、毛質や肌質によっては、なかなか効果が実感しにくいこともあります。

また、エステ脱毛の効果は一時的なものであるため、施術を中断すると、徐々に毛が再生してきます。

そのため、エステ脱毛では、長期的に通い続ける必要があり、コストや時間の面でのデメリットがあることも考慮しておく必要があります。

毛を薄くする効果はあるが永久脱毛は難しい

エステ脱毛は、医療脱毛とは異なり、永久脱毛を実現することは難しいとされています。

これは、エステ脱毛で使用される脱毛機の出力が弱く、毛母細胞を完全に破壊することができないためです。

エステ脱毛では、光エネルギーによって毛母細胞にダメージを与えることで、一時的な減毛効果を得ることができます。

つまり、施術を繰り返すことで、毛が細くなったり、生えるスピードが遅くなったりする効果が期待できます。

ただし、この効果は永続的なものではなく、施術を中断すると、徐々に毛が元の状態に戻ってしまいます。

そのため、エステ脱毛は、永久脱毛を求める方にとっては、満足度の低い脱毛法と言えるでしょう。

ただし、エステ脱毛には、手軽に脱毛を始められる、肌への負担が少ない、痛みが軽減されるなどのメリットもあります。

また、毛量を減らすことで、自己処理の手間を減らすことができるため、ムダ毛の悩みを軽減することができます。

エステ脱毛は、永久脱毛を求めるよりも、自己処理の負担を減らしたい、肌への負担を最小限に抑えたいという方に適しているでしょう。

ただし、長期的な視点で見ると、エステ脱毛は、コストや時間の面で効率が良いとは言えません。

永久脱毛を望む方は、医療脱毛を選ぶことをおすすめします。

医療脱毛とエステ脱毛の比較

脱毛効果の違い

医療脱毛とエステ脱毛の最も大きな違いは、脱毛効果の永続性にあります。

医療脱毛では、医療用の高出力レーザー機器を使用して、毛母細胞を破壊するため、半永久的な脱毛効果が期待できます。

一度脱毛が完了すれば、その効果は長期間持続し、メンテナンスの必要性も低くなります。

一方、エステ脱毛では、出力の弱い光脱毛機を使用するため、毛母細胞を完全に破壊することはできません。

そのため、エステ脱毛の効果は一時的なものであり、施術を中断すると、徐々に毛が再生してきてしまいます。

また、医療脱毛では、毛周期に合わせて適切な間隔で施術を行うことで、効果的に毛量を減らすことができます。

対して、エステ脱毛では、毛周期に合わせた施術が難しく、脱毛効果を実感するまでには、長期間にわたって定期的な施術を継続する必要があります。

脱毛効果の面では、医療脱毛がエステ脱毛を大きく上回っていると言えるでしょう。

ただし、医療脱毛は、高い脱毛効果が得られる反面、肌への負担が大きく、痛みを伴う場合もあるため、自分の肌質や毛質に合った脱毛方法を選ぶことが重要です。

施術者の違い

医療脱毛とエステ脱毛では、施術者の専門性にも大きな違いがあります。

医療脱毛は、医師免許を持つ医師や、医師の指示のもとで施術を行う看護師などの医療従事者が行います。

医療従事者は、脱毛に関する高度な医学的知識と技術を持ち、肌の状態や毛質に合わせて最適な施術を行うことができます。

また、万が一肌トラブルが発生した場合も、速やかに医学的な判断と処置を行うことができるため、安心して施術を受けることができます。

一方、エステ脱毛は、医療資格を持たないエステティシャンが施術を行います。

エステティシャンは、脱毛に関する専門的な知識と技術を習得していますが、医学的な判断や処置を行うことはできません。

そのため、肌トラブルが発生した場合は、医療機関を受診する必要があります。

また、エステティシャンによる施術では、個人差はあるものの、施術の質にばらつきがあることも考慮しておく必要があります。

医療脱毛は、医療従事者による高度な専門性と安全性が確保された施術が受けられるのに対し、エステ脱毛は、施術者の専門性や対応可能な範囲に限界があることを理解しておくことが大切です。

かかる期間とコストの目安

医療脱毛とエステ脱毛では、脱毛完了までにかかる期間とコストにも大きな違いがあります。

医療脱毛は、高出力のレーザー機器を使用し、毛周期に合わせた的確な施術が行われるため、比較的短期間で高い脱毛効果が得られます。

一般的に、医療脱毛では、5~6回程度の施術で、目に見える脱毛効果を実感できると言われています。

ただし、個人差はあるため、完全に脱毛を完了させるためには、8~12回程度の施術が必要になることもあります。

医療脱毛の施術間隔は、部位によって異なりますが、おおむね2~3ヶ月に1回のペースで行われます。

そのため、脱毛完了までには、1~2年程度の期間がかかるのが一般的です。

一方、エステ脱毛は、出力の弱い光脱毛機を使用するため、脱毛効果を実感するまでには長期間を要します。

エステ脱毛では、毛周期に合わせた施術が難しいため、1回の施術での効果は限定的です。

そのため、エステ脱毛では、脱毛完了までに2~3年以上かかることもザラです。

また、エステ脱毛の施術間隔は、1~2ヶ月に1回程度と、医療脱毛に比べて短いため、通う回数も多くなります。

コストの面では、医療脱毛は、1回あたりの料金が高額ですが、短期間で脱毛完了できるため、トータルのコストは意外と高くならないことがあります。

対して、エステ脱毛は、1回あたりの料金は安いものの、長期間にわたって通い続ける必要があるため、トータルのコストは高額になりがちです。

脱毛にかける期間とコストは、個人の予算や時間的な余裕によって異なりますが、長期的な視点で見ると、医療脱毛のほうがコストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。

医療脱毛とエステ脱毛の比較
医療脱毛 エステ脱毛
脱毛効果 半永久的 一時的
施術者 医師・看護師 エステティシャン
脱毛完了までの期間 1~2年程度 2~3年以上
コスト 1回あたりは高額だが、トータルでは安くなることも 1回あたりは安いが、トータルでは高額になりがち

医療脱毛とエステ脱毛には、脱毛効果、施術者の専門性、脱毛完了までの期間、コストなど、様々な違いがあります。

自分の目的や予算、ライフスタイルに合わせて、最適な脱毛方法を選ぶことが大切です。

永久脱毛を望む方には医療脱毛が、手軽に脱毛を始めたい方にはエステ脱毛が適しているでしょう。

十分に情報を集め、自分に合った脱毛方法を選びましょう。

医療脱毛はLIGHTCLINICへお任せください!

当院では、最新の医療脱毛技術を駆使し、お客様一人ひとりに合わせた最適な脱毛プランをご提案しております。

医療レーザー脱毛と針脱毛(ニードル脱毛)の両方を提供し、お客様のニーズや肌の状態に合わせて、最適な脱毛方法を選択することができます。

当院の医療レーザー脱毛では、厚生労働省に承認された高性能のレーザー機器「ジェントルマックス・プロ・プラス®」を使用しています。

このレーザー機器は、アレキサンドライトレーザーとYAGレーザーの2種類の波長を組み合わせることで、様々な毛質や肌質に対応することができます。

また、1秒間に3回の照射が可能なため、スピーディーで効率的な施術が可能です。

針脱毛(ニードル脱毛)では、医療機関でしか取り扱いができない特殊加工された絶縁針を使用し、毛穴に針を刺して毛母細胞を直接破壊する施術を行います。

これにより、レーザー脱毛では難しかった白髪や産毛、眉毛周りなどの細かい部位の脱毛も可能になります。

当院では、麻酔科専門医の監修のもと、安全で効果的な麻酔方法をご提供しております。

痛みに弱い方や不安のある方には、適切な麻酔を施すことで、ストレスフリーな脱毛体験を提供いたします。

医療脱毛は、自己処理の手間から解放され、ツルツルの素肌を手に入れるための確実な方法です。

しかし、医療行為である以上、リスクを伴うことも事実です。

当院では、経験豊富な医師と熟練のスタッフが、お客様の安全を最優先に、丁寧なカウンセリングと適切な施術を行います。

医療脱毛をお考えの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

お客様の理想の素肌を実現するために、全力でサポートさせていただきます。

まとめ

医療脱毛は、医療行為として行われる脱毛法で、レーザー脱毛と針脱毛(ニードル脱毛)が代表的な方法です。

医療レーザー脱毛では、高出力のレーザー機器を使用して、毛母細胞を破壊し、半永久的な脱毛効果を得ることができます。

一方、針脱毛(ニードル脱毛)は、極細の針を毛穴に刺して、毛母細胞を直接破壊する方法で、白髪や産毛など、レーザーでは反応しにくい毛にも効果的です。

医療脱毛は、エステ脱毛とは異なり、医師による施術が行われるため、高い安全性と確実な効果が期待できます。

また、医療脱毛は、自己処理の手間を大幅に減らし、肌を清潔に保つことができるメリットもあります。

一方で、医療脱毛には、施術時の痛みや、一度処理すると元に戻らないというデメリットもあります。

医療脱毛を検討する際は、自分の肌質や毛質、ライフスタイルに合わせて、最適な脱毛方法を選ぶことが大切です。

当院では、医療レーザー脱毛と針脱毛(ニードル脱毛)の両方を提供し、お客様一人ひとりに合わせた最適な脱毛プランをご提案しております。

医療脱毛は、自己処理から解放され、ツルツルの素肌を手に入れるための確実な方法です。

当院の経験豊富な医師と熟練のスタッフが、お客様の安全を最優先に、丁寧なカウンセリングと適切な施術を行います。

医療脱毛をお考えの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

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監修者

LIGHT CLINIC 総合監修医

吹田 真一

国立循環器病研究センター勤務を経てLIGHT CLINICを開業。