針脱毛は、ニードル脱毛(医療針脱毛/絶縁針脱毛)とも呼ばれ、毛穴に極細の針を刺し、電気や高周波のエネルギーを流して毛根を破壊する脱毛方法です。
これにより、毛穴から永久的に毛が生えてこなくなるのが特徴で、これまでの脱毛で思うように照射できなかった部分的に毛をなくしたい方にオススメの脱毛になります。
医療脱毛(針脱毛)
針脱毛(ニードル脱毛)はこんな人にオススメ
①白髪や金髪など色素の薄い毛を脱毛したい人
レーザーや光脱毛は、毛の黒い色(メラニン)に反応して脱毛する仕組みなので、色素の薄い白髪などには反応しません。
【 POINT 】
針脱毛(ニードル脱毛)は毛穴に極細の針を挿入し毛穴ごと破壊させます。そのため毛の色に関係なく脱毛することができるため、白髪・金髪・産毛にも効果的です。
②タトゥーのある部位の毛が気になる人
タトゥー(刺⻘)のある肌に対してレーザー脱⽑を⾏う場合、レーザー光がタトゥーの⾊素に反応してやけどや⾊抜けを引き起こすリスクが⾼まります。
実際、タトゥー部分を避けて照射するクリニックも多く、デザインや⾯積によっては脱⽑できる範囲が⼤きく制限されることがあります。
【 POINT 】
針脱毛(ニードル脱毛)ならタトゥーを避ける必要がない!⽑⽳への直接的な電気エネルギーであるため、タトゥーのインクに反応することはありません。タトゥー部分の⽑をそのまま放置したくない⽅にオススメです。
③デザイン脱毛をしたい人(部分的な脱毛を行いたい人)
デザイン性が求められる部位(例:眉⽑周辺)では、レーザー脱⽑で⼀気に照射すると、不要な⽑だけでなく必要な部分まで脱⽑してしまう恐れがあります。
また、レーザーの照射範囲が大まかになるため、微調整が難しいというデメリットがあります。さらに、眉⽑は眼球の近くに位置するため眼球を保護する観点からもレーザー照射が推奨されにくいという事情もあり、少しでも照射がずれると⽬へのダメージリスクが否定できないため安全性を考慮し、眉まわりへのレーザー脱⽑を⾏っていない場合があります。
【 POINT 】
針脱毛(ニードル脱毛)は⼀本⼀本正確に処理します。
眉⽑の形や左右のバランスを保ちつつ、余分な⽑だけを確実に除去できるためミリ単位の調整が必要になる眉⽑には、ニードル脱⽑の「確実さ」が適しています。レーザーによる誤照射リスクや、⽬元を保護するための制約が⼤きいことを考えると、眉まわりの施術こそニードル脱⽑が最適です。
④硬毛化により毛が太くなってしまった人
レーザー脱⽑では、照射後に「硬⽑化(こうもうか)」という現象が起こることがあります。これは、施術後の⽑がかえって太く・硬くなるという予想外の結果で、顔まわりやうなじ、背中などで報告されています。
硬⽑化の正確なメカニズムはまだ解明されていませんが、レーザーエネルギーが中途半端に⽑⺟細胞を刺激し、逆に成⻑を促す可能性が⽰唆されています。
【 POINT 】
針脱毛(ニードル脱毛)なら硬⽑化の心配がありません。針脱毛(ニードル脱毛)は、⽑根を直接破壊するため、中途半端に刺激されて⽑が太くなるという⼼配は基本的にありません。もし硬⽑化した⽑がレーザーで処理しにくい場合、針脱⽑へ切り替えるのも⼀つの⼿段です。
【 対象部位 】

針脱毛(ニードル脱毛)とは
毛根をピンポイントで破壊し、毛の濃い部分でも永久的に毛が生えてこなくなる脱毛方法です。

⚠️ 非医療機関での針脱毛(ニードル脱毛)の注意
ニードル針には「絶縁針」と「非絶縁針」がございます。
「絶縁針」と「非絶縁針」の違いは?
針の先端(毛穴に刺す部分)のみが導電性で、それ以外の部分(皮膚に接する部分)は絶縁コーティングされているか・いないかの違いになります。

毛穴に極細の針(絶縁針)を納入し、毛根から破壊する脱毛方法になりますが、非医療機関ではこの絶縁針の使用ができなくなっております。そのため、絶縁針の取り扱いがない機関で施術を行うと周囲の皮膚まで通電してしまうためやけどのリスクが高くなります。
当院の医療脱毛 | 非医療脱毛 | ||
---|---|---|---|
レーザー脱毛 | 針脱毛 (絶縁針によるニードル脱毛) |
針脱毛 (非絶縁針によるニードル脱毛) |
|
方法 | 厚生労働省に承認された、安全性の高い医療レーザー機器「ジェントルマックス・プロ・プラス®」に使用によりアレキサンドライトレーザーとYAGレーザーという2種類の波長を組み合わせて、部位や毛の特性に適した照射を行うことで、広範囲の毛質をカバーすることが可能。 | 医療機関、医療従事者でしか取り扱いのできない特殊加工された絶縁針を使用し、毛穴に針を刺し毛母細胞(発毛組織)をピンポイントで直接破壊する。 | 針の先端に特殊加工がほどこされていない非絶縁針を使用し、毛穴に針を刺し弱電流もしくは高周波の電気を流す等を行う。 |
効果 | ◎高い脱毛効果があり、医療従事者認定の元、安全に施術が行える。 | △毛母細胞(発毛組織)を破壊できないため、継続的な施術が必要になる。 | |
痛み | ◎麻酔科専門医監修により、安全で人一人に適した麻酔の種類を適応できる。 | △塗る麻酔や笑気麻酔では痛みのコントールが不十分で結果的に満足のいく施術ができない場合がある。 | |
施術時間 | ◎1秒間に3回の照射が可能になり、通常の脱毛よりも早い。 | △1つ1つの毛穴に針を指して施術を行うため広範囲になると時間がかかる。 | ◯1本/10分程度 |
施術間隔・期間 | ◯1.5〜2ヶ月に1回、1年間程度(成長期の毛にのみ反応するため、部位や毛の濃さによって異なるが複数回の照射が必要)。 | ◎根毛を直接破壊するため、1回きり(成長期の毛のみ)。 | △2〜3ヶ月に1回、数年間毛根を破壊できるわけではないので、何度も継続して行う必要がある。 |
ダウンタイム | ◯赤み・かゆみ・ほてり・ヒリヒリ感が1〜2週間程度感じることがある。 | ◯赤み・腫れ・ヒリヒリ感・熱感が1〜2週間程度感じることがある。 | △医療と比べて低出力のためダウンタイムはほぼないが、非絶縁針の使用により皮膚がやけどする場合がある。 |
費用 | ◎一見高額に見えるが、施術期間を加味すると総額が抑えられる。 | ◯レーザー脱毛に比べると高額だが、施術本数で費用が異なるため、部分的な施術(眉毛周辺・乳輪周りなど)だと1回きりで終えることができるため脱毛の仕上げに適している。 | △医療と比較して少額だが、低出力のため継続して行う必要がある。そのため総合的にみると高額になる可能性がある。 |
安全性・リスク | ◎医療機関でしか扱えず、医療従事者が対応するため高い安全性がある。また、万が一のトラブルにもすぐに適切な対応をすることができ、麻酔科医監修のため痛みに弱い方も安全に麻酔をしながら痛みを極限まで抑えた施術が可能です。 | ✕医療機関でなくとも扱えるため、資格・免許がなくとも施術が可能です。そのためトラブルがあった場合に対処ができず、他医療機関への受診が必要です。 ※絶縁針による針脱毛(ニードル脱毛)は医療期間でのみ取り扱える行為です。非医療機関での実施はご注意ください。 |
|
こんな時に オススメ |
安全に効果の高い脱毛を行いたい。 レーザー脱毛は広範囲/針脱毛(ニードル脱毛)は部分的な施術を行いたいときに適しています。 |
リスク・安全面は問わずとにかく1回の施術を安く済ませたい。 |
針脱毛(ニードル脱毛)の施術方法
Step1. ⽑は「3mm以上⽣えている状態」で⾏う
従来のレーザー脱⽑だと、施術前に⽑を剃っておく必要がありますが、針脱⽑では⽣えた状態のほうがやりやすい場合があります。
なぜ?
⽑の向きを確認しながら針を⼊れるため⽑⽳を⾒つけやすいので、むしろ剃らないほうがスムーズなこともあります。
Step2. ⽑⽳にそっと針を⼊れる
新しく⽳をあけるわけじゃない!
「針を刺す」と聞くと痛そうですが、実際には「⽑⽳の道」に沿って針をそっと滑り込ませます。あらかじめ⽑⽳に⽑が⽣えているので、その道を利⽤するイメージです。
針の先端だけ⾦属
針脱⽑に使う針は、先端以外がゴムのような絶縁素材で覆われています。これにより、針の先端でだけ熱が発⽣し、⽪膚の表⾯に余計なダメージを与えない⼯夫がされています。
Step3. ⽑根に電気を流して熱を加えて抜き取る
⽑根が直接破壊と脱⽑完了
針の先端が⽑根まで届いたら、そこに電気を流して熱を発⽣させます。この熱で⽑根を直接破壊すると、⽑が⽣える元から壊すことが可能です。
スルッと抜ける感覚
⽑根をしっかり焼けていれば、その⽑⽳の⽑はピンセットなどで簡単に抜き取れます。もし抜けにくいときは、熱量が⾜りなかったなどの理由で⽑根が完全に壊れていない可能性があるので、もう⼀度処理します。
Step4. 次はその⽑⽳から⽣えてこない
永久脱毛効果が期待できる
毛根を熱で破壊すると、同じ⽑⽳からはもう⽑が⽣えない仕組みです。ただし、もし電気の当て⽅が⽢かったり、針がちゃんと⽑根に届いていなかったりすると、また⽣えてきてしまうこともあります。何度か施術を繰り返すことで、より確実に仕上げる⼈が多いです。
当院だからこそできる痛みを緩和しながら行う施術
針脱毛(ニードル脱毛)って痛そう...
興味はあるが痛みに対して不安が残る方もご安心ください。
当院では「⿇酔科専⾨医」監修クリニックとして、痛みを極限まで抑えたストレスフリーな美容医療を提供します。
⿇酔科専⾨医が提供する『選べる⿇酔』
当院では、経験豊富な⿇酔科専⾨医が在籍し、安全かつ適切な⿇酔を管理します。施術内容や患者様の体質・不安の程度に応じて、最適な⿇酔⽅法を選択できます。
選べる⿇酔の種類
■全⾝⿇酔(完全無痛)
- 意識を完全に無くし、施術中の痛みをゼロにする⿇酔⽅法です。
- 特に痛みが強い施術(RFマイクロニードル、HIFU、脱毛等)に適しています。
- ⿇酔科医が全⾝の管理を⾏い、安全に配慮します。
■静脈⿇酔(半覚醒状態で痛みを感じにくい)
- 眠るような感覚で、意識がぼんやりした状態になります。
- 点滴による⿇酔で、施術の痛みをほぼ感じずに済みます。
■リラックス⿇酔(軽度の鎮静効果)
- 笑気⿇酔や軽い静脈⿇酔を⽤いて、リラックスした状態で施術を受けられます。
- 痛みに対する不安がある⽅や、軽度の施術に最適です。患者様のご希望や体調に応じて、⿇酔の深さや種類を調整可能ですので、ご安⼼ください。
よくある質問
針脱⽑(ニードル脱⽑)とは何ですか?
針脱⽑とは、⽑⽳に極細の医療⽤針を挿⼊し、電気あるいは⾼周波のエネルギーで⽑根を破壊する脱⽑⽅法です。レーザー脱⽑や光脱⽑と違い、⽑の⾊素(メラニン)に依存しないため、⽩髪や産⽑など⾊が薄い⽑にも確実な効果を得られます。
針脱⽑のメリットは何ですか?
⽑⾊・⽑質を選ばない:⽩髪や産⽑、肌⾊が濃い⽅でも問題なく施術可能です。
仕上がりが精密:⼀本⼀本、狙った⽑⽳だけを処理できるため、細かい眉毛周辺などのデザインを崩したくない部位の脱⽑にも向いています。永久脱⽑効果が⾼い:⽑根を直接破壊するため、同じ⽑⽳から再⽣しにくいとされています。
デメリットや注意点はありますか?
痛みの強さ:局所⿇酔や笑気⿇酔、場合によっては全⾝⿇酔を検討するほど痛みを伴う可能性がありますが当院では麻酔科専門医監修の元、安全で的確な麻酔を選び施術させていただきます。
どんな⼈が針脱⽑を選ぶべきでしょうか?
- ⽩髪が多い⽅:レーザーでは反応しづらい⽩髪を確実に脱⽑したい場合。
- 眉⽑や乳輪などデザイン重視の部位:不要な⽑だけを選んで処理したい⽅。
- タトゥー部位の⽑を処理したい⽅:レーザーだとタトゥーの⾊素に反応するリスクがあるため、避けざるを得ないケースでも針脱⽑なら施術可能。
- レーザー脱⽑で硬⽑化が起きた⽅:硬⽑化した⽑を確実に除去したい場合。
施術時の痛みはどのくらいですか? どう対策すれば良いですか?
痛みの感じ⽅は個⼈差がありますが、⼀般的には「チクチク」「パチパチ」とした刺激を瞬間的に感じると⾔われます。痛みが苦⼿な場合は、クリーム⿇酔・笑気⿇酔・局所⿇酔などを組み合わせて⾏うのが⼀般的です。広範囲や痛みにとても弱い⽅は、全⾝⿇酔を選択肢にいれることもあります。
⼀度施術したら同じ⽑⽳からは⽑が⽣えなくなりますか?
基本的には、正しく⽑根が破壊されれば同じ⽑⽳から再⽣することはほぼありません。ただし、⼀部の⽑根が不⼗分な処理に終わった場合は、細くなって⽣えてくることがあります。複数回施術することで、より確実に脱⽑を完了させることが可能です。
針脱⽑の施術時間はどのくらいかかりますか?
施術範囲や⽑の本数・密度によって⼤きく変動します。たとえば眉周りの数本だけなら数分〜10分程度で終わることもありますが、広範囲(例:脚全体など)は1回の施術だけで数時間かかることも。施術回数も複数回に分けるのが通常です。
施術当⽇に気を付けるべきことは何ですか?
⿇酔を使う場合は、飲⾷制限や服装の制限がある場合もあるので事前に確認しましょう。施術部位は清潔な状態で向かい、⽇焼けなど肌のコンディションが悪い場合は前もってご相談ください。まぶたや眉⽑など⽬に近い部位の施術では、施術中は⽬を動かさないようお願いしております。
施術後のケアはどうすればいいでしょうか?
⽑⽳⼀つひとつに細い針を⼊れているため、軽度の⾚みやひりつき、かさぶたが⽣じることがあります。
- 当⽇はなるべく擦らない・温めない
- 保湿と清潔保持:乾燥させすぎず、施術箇所を清潔に保つ
- 紫外線対策:肌がデリケートになっているため、⽇焼け⽌めなどで保護しましょう。
針脱毛(ニードル脱⽑)とレーザー脱⽑の併⽤は可能ですか?
はい、可能です。実際に、広範囲はレーザー脱⽑である程度減らし、残った⽩髪や細い⽑、デザインが必要な部分を針脱毛(ニードル脱⽑)で仕上げる⽅もいます。両⽅の⻑所を⽣かした施術は、効果的かつ時間やコストを抑える⼀つの⼿段です。
眉⽑脱⽑はなぜ針脱毛(ニードル脱⽑)が向いているのでしょうか?
眉⽑はデザイン性が⾼い部位で、ミリ単位で形を整えたいケースが多いからです。レーザー脱⽑では⼤まかにしか照射できず、必要な⽑まで失うリスクがあります。さらに、眼球保護の観点からレーザーの照射が推奨されない場合もあり、⼀本ずつ正確に処理できる針脱毛(ニードル脱⽑)が安全かつ確実です。
⽩髪が多くなった⼈には針脱⽑(ニードル脱毛)がおすすめですか?
はい。レーザー脱⽑はメラニン(⿊い⾊素)に反応するため、⽩髪にはほぼ効果がありません。⼀⽅、針脱⽑は⽑の⾊に左右されず、⽩髪でも確実に⽑根を破壊できるため、⽩髪脱⽑に適しています。
タトゥーがある部位に対してはどうですか?
タトゥーの⾊素にレーザーが反応すると、やけどや⾊抜けのリスクがあるため、タトゥー部位へのレーザー脱⽑は敬遠されがちです。針脱⽑ならタトゥーインクとは無関係に⽑⽳を処理できるので、タトゥーを避けずに⽑も処理したいという⽅に適しています。
硬⽑化(こうもうか)の改善策にもなりますか?
はい。レーザー脱⽑後に⽑が太く硬くなってしまう「硬⽑化」は、照射設定など複合的な原因によって起こる可能性があります。硬⽑化してしまった⽑には、レーザーが再び反応しづらい場合もあるため、確実に⽑根を破壊できる針脱毛(ニードル脱⽑)を検討する⽅もいます。
施術金額
メニュー名 | 内容 | 税込価格 |
---|---|---|
採血代 | 初回のみ | 5,500円 |
針代 | 1本(毎回必要) | 4,000円 |
ニードル脱毛 | 60本以内 | 33,000円 |
120本程度 | 63,000円 | |
180本程度 | 93,000円 | |
240本程度 | 123,000円 | |
300本程度 | 153,000円 | |
全身麻酔:対象外背面 (背中・臀部・Oライン等) | 60本 | 88,000円 |
120本 | 88,000円 | |
180本 | 88,000円 | |
240本 | 88,000円 | |
300本 | 88,000円 | |
600本 | 88,000円 | |
900本 | 132,000円 | |
1200本 | 176,000円 | |
追加(1単位300本以内ごと) | 44,000円 | |
その他施術追加時(美容施術等) | 追加麻酔(1単位) | 44,000円 |
1.施術には、国内未承認医薬品または医療機器を⽤いた施術が含まれます。
2.施術に用いる医薬品および機器は当院医師の判断の元、個人輸入手続きを行ったものです。
3.同じ効果が得られる国内承認薬・機器が存在する可能性があります。
4.安全性に関する諸外国での情報について、重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。
5.本施術は自由診療であり保険適応外となります。
6.本施術に関するご連絡先は、本HPの記載のクリニック連絡先と同じです。
※施術部位:眉間、眉上、眉下、口下、口角、鼻下、指、乳輪、脇、顎、二の腕、もみあげ