フェイスラインのもたつきや頬のたるみが気になり、オンダリフトとハイフのどっちを選ぶべきかと迷っている方も多いのではないでしょうか。
どちらも人気の美容医療ですが、アプローチする層や適応となる悩みには大きな違いがあります。
そのため、「たるみが気になるからハイフ」「小顔になりたいからオンダリフト」と単純に判断すると、自分の悩みに合わない施術を選んでしまう可能性があります。
また、脂肪溶解注射という施術も存在するため、それぞれの施術の違いがわかりにくく、どの施術を選ぶべきか判断できない方も少なくないのではないでしょうか。
本記事では、オンダリフトとハイフの違いを中心に、仕組みや向いている人の特徴、脂肪溶解注射との違いまで詳しく解説します。
CONTENTS
オンダリフトとハイフの違いを比較
ハイフが組織の引き上げを目的とするのに対し、オンダリフトは脂肪層へのアプローチによるボリュームケアを目的とした施術です。
オンダリフトとハイフの主な違いを以下の表に整理しました。
| オンダリフト | ハイフ | |
|---|---|---|
| 使用するエネルギー | マイクロ波 | 高密度焦点式超音波 |
| 主な作用部位 | 脂肪層・真皮層 | SMAS(筋膜)層・脂肪層・真皮層 |
| 期待できる効果 | 脂肪細胞減少・肌の引き締め | たるみの引き上げ・リフトアップ・脂肪減少効果 |
| 施術中の感覚 | じんわりとした温かさ | 骨に響くような鈍い痛み・刺激 |
| ダウンタイム | ほとんどなし(赤みや熱感程度) | ほとんどなし(軽度の筋肉痛様のもの) |
| 施術時間の目安 | 15分〜30分程度 | 30〜40分程度 |
| 持続期間の目安 | 脂肪減少:半永久 肌の引き締め:半年~1年程度 |
数か月〜半年程度 |
得意とする悩みや施術中の感覚、持続期間などの特徴をふまえ、まずはポイントとなる違いを比較していきましょう。
作用する層の違い
これまで解説したように、オンダリフトは脂肪層や真皮層へ熱を届けることを目的とした施術です。
一方でハイフは、真皮層より深いSMAS(表在性筋膜)層へのアプローチを目的とした施術となっています。
そのため、脂肪によるもたつきなのか、たるみなのかなどの悩みによって、適した施術が異なります。
同じフェイスラインの悩みでも原因が異なるため、医師による診察で見極めることが重要です。
効果の特徴の違い
オンダリフトに期待できる主な効果は、脂肪細胞そのものを破壊して、もたつきを「ボリュームダウン」させることです。
余分な厚みが取り除かれることで、輪郭が引き締まるといった変化を実感しやすくなります。
一方のハイフに期待できる主な効果は、ゆるんだ組織に熱を加えて凝縮させ、下がった位置から「引き上げる」ことです。
つまり、「脂肪細胞を減らしてスッキリさせたい」のか、「緩んだ組織を引き上げたい」のかによって、選択すべき施術が変わります。
痛みの違い
感じ方には個人差があるものの、オンダリフトとハイフでは、痛みの程度にも違いがあります。
オンダリフトは「温かさを感じる程度」と説明されることが多い施術です。
マイクロ波によって広範囲を均一に温める仕組みであるため、強い刺激を感じにくい傾向があります。
一方のハイフは、超音波エネルギーを一点に集中させる特性上、照射部位によっては響くような感覚や刺激を感じる場合があります。
特に骨に近い部位では刺激を感じやすいとされますが、使用する機器や照射設定によっても感じる刺激は異なることが多いです。
ダウンタイムの違い
オンダリフトとハイフは、いずれも比較的ダウンタイムが少ない施術として知られています。
施術後に赤みや熱感、むくみなどが一時的に生じる場合がありますが、多くは時間の経過とともに落ち着く傾向があります。
ただし、症状の出方や持続期間には個人差があり、肌質や施術内容によっても異なることが多いです。
仕事や大切な予定を控えている場合は、施術スケジュールを医療機関と相談して決めることが大切です。
また、ダウンタイムが少ない施術であっても、施術後の注意事項を守るようにしましょう。
持続期間の違い
オンダリフトとハイフでは、目安となる持続期間にも違いがあります。
一般的に、オンダリフトによる脂肪層へのアプローチ効果は半永久的であるといわれています。また、その過程で生じるお肌の引き締め感については、半年〜1年程度が目安といわれています。
一方、ハイフに期待できる効果の持続期間は数か月〜半年程度といわれることが多いです。
ただし、持続期間は年齢や肌状態、脂肪量、生活習慣などによって変わるため、一律に比較することはできません。
施術時間の違い
施術時間は照射範囲によって異なりますが、オンダリフトは約15分〜30分程度、ハイフは30〜40分程度が目安とされます。
どちらも日帰りで受けられる施術として紹介されることが多く、長期間の休暇が必要になるケースは一般的ではありません。
ただし、カウンセリングや診察の時間を含めると、実際の滞在時間は長くなることがあります。
施術当日のスケジュールを予め医師に確認しておき、余裕を持っておくと安心です。
オンダリフトとハイフはどっちが向いている?悩み別に選び方を解説
オンダリフトとハイフの違いを理解したうえで重要になるのが、自分にはどちらが向いているのかという点です。
同じフェイスラインの悩みでも、原因によって適した施術は異なるため、悩みの原因をしっかり把握することも、施術を選択するためのポイントです。
ここでは抱える悩みに応じて、それぞれの施術を選択する際の考え方を紹介します。
二重あごや脂肪によるもたつきが気になる場合
あご下をつまんだときにしっかりとした厚みがある方や、口元・フェイスラインの「脂肪によるもたつき」を解消したい方には、オンダリフトが向いています。
オンダリフトは脂肪細胞そのものを減少させることができるため、二重あごのボリュームを根本から落とし、輪郭をスッキリとシャープに見せたい場合に高い満足度を期待できます。
ただし、もともと顔の脂肪が少ない方や、骨格によるたるみが原因である場合は、オンダリフト特有のボリュームダウン効果を実感しにくいケースもあります。
まずは医師による診察を受け、自分のフェイスラインのもたつきが「脂肪」によるものなのかどうかを見極めてもらうことが大切です。
頬の下垂感やたるみが気になる場合
加齢などによって頬の位置が下がってきたと感じる方や、フェイスライン全体の「組織のゆるみ・たるみ」が気になる方には、ハイフが向いています。
ハイフは緩んだ土台(筋膜)をギュッと凝縮させて引き上げる効果が得意なため、下がってしまった輪郭を元の位置へ引き戻したい場合に適しています。
ただし、ハイフは引き上げと同時に脂肪を減少させる作用もあるため、一人ひとりの顔立ちに合わせた事前の照射デザインが極めて重要です。
しっかりとデザインを考慮せずに照射してしまうと、施術後に「頬がこけたように見える」などのリスクを招くことがあります。
自分のたるみの原因を見極めてもらうだけでなく、適切な照射デザインを医師にしっかりと提案してもらいましょう。
オンダリフトとハイフは併用できる?施術を組み合わせる考え方について解説
オンダリフトとハイフは作用する層が異なるため、併用が検討されることを紹介しました。
ただし、すべての方に併用施術が適しているわけではありません。
ここでは、2つの施術を併用する際のアプローチや考え方について解説します。
併用が検討されるケース
脂肪によるもたつきとたるみが同時に気になる場合には、オンダリフトとハイフの併用が有効な選択肢となります。
オンダリフトは脂肪層や真皮層、ハイフはより深いSMAS層といった異なる層にアプローチするため、それぞれの特徴を活かした施術計画が立てられる場合があります。
ただし、具体的な施術内容は個人の状態や医師の施術方針などによっても異なります。
施術の併用について、気になる方は実際にカウンセリング時などに医師に質問してみるのがよいでしょう。
併用時の注意点
施術を組み合わせる場合には、安全性の観点からも、肌状態や施術間隔を考慮する必要があります。
医療機関や使用する機器によっては、同日にまとめて照射できるケースもありますが、肌への負担を考慮して数週間〜1か月ほどの一定期間を空け、段階的に施術を行うケースも少なくありません。
事前のカウンセリングで、同日施術が可能か、あるいはどのようなスケジュールで進めるのがベストかを医師としっかりと話し合い、納得のいく施術計画を立てるようにしましょう。
オンダリフトと脂肪溶解注射の違いとは?
ハイフ以外にも、オンダリフトと比較されやすい施術に、脂肪溶解注射があります。
オンダリフトと脂肪溶解注射は、どちらも脂肪によるフェイスラインの悩みを持つ方から検討されることが多い施術ですが、脂肪へのアプローチ方法にはそれぞれ明確な違いがあります。
ここではオンダリフトと脂肪溶解注射の施術の特徴を整理していきます。
オンダリフトと脂肪溶解注射の仕組みの違い
オンダリフトはマイクロ波による熱エネルギーを利用する施術ですが、一方の脂肪溶解注射は、薬剤を注入することで脂肪へアプローチする施術です。
つまり、「熱エネルギーを外から照射するか」「薬剤を内側に注入するか」というアプローチ方法そのものに明確な違いがあります。
また、施術方法が異なるため、施術後の経過やダウンタイム、期待される変化などにも違いがみられます。
オンダリフトと脂肪溶解注射を比較
オンダリフトは、脂肪層へアプローチする過程でターゲット層へ熱刺激が加わるため、ボリュームケアと同時に副次的な引き締め感を目指せるのが特徴です。
一方の脂肪溶解注射は、薬剤を注入してピンポイントに脂肪を溶かすことに特化しています。
そのため、余分なボリューム感をケアしながら、それに伴うもたつきの引き締めも目指したい方にはオンダリフト、ピンポイントで脂肪層へ注入アプローチしたい方には脂肪溶解注射など、ご自身の状態に合わせて使い分けることが重要です。
また、オンダリフトは強力な冷却機能により痛みやダウンタイムがほとんどないのに対し、脂肪溶解注射は注入後に数日〜1週間ほどの腫れや内出血が生じることがあります。
お仕事などの理由でダウンタイムの期間をできるだけ短くしたい方は、オンダリフトを選んだ方が安心できるでしょう。
なお、オンダリフトとインモードの違いについては、以下の記事をご参照ください。
オンダリフトとハイフの違いとは?まとめ
オンダリフトとハイフは、アプローチの目的や作用する層、期待できる変化に大きな違いがあります。
脂肪層へのボリュームケアをメインの目的とし、すっきりとした輪郭を目指すのがオンダリフトであるのに対し、SMAS層へアプローチして頬の下垂感やたるみを引き上げるのがハイフです。
一方でSMAS層へのアプローチを目的とし、頬の下垂感やたるみが気になる方にはハイフが有力な選択肢となります。
施術選びで大切なのは、施術名だけで判断するのではなく、自分の悩みの原因を把握することです。
迷った場合は医療機関で相談し、骨格や脂肪量、たるみの状態に合わせた施術を検討するようにしましょう。





