医療脱毛の準備完全ガイド!施術前に必要な自己処理と注意点
医療脱毛をはじめて受けるかたにとって、施術前の準備は意外と複雑でわからないことが多いのではないでしょうか。 実は、医療脱毛の効果を最大限に引き出すためには、施術前の準備がとても重要なんです。 適切な準備をおこなうことで、痛みを軽減し、肌トラブルを防ぎ、より高い脱毛効果を得ることができます。
このガイドでは、医療脱毛を受ける前日までの準備から、当日の注意事項、さらには施術後のケアまで、時系列にそって詳しく解説していきます。 初回カウンセリングで必要なものや、医療脱毛とサロン脱毛の違いについても触れていきますので、これから医療脱毛をはじめるかたは、ぜひ参考にしてください。 正しい準備をして、安心・安全に理想のツルツル肌を手に入れましょう。

LIGHT CLINIC 総合監修医
吹田 真一
国立循環器病研究センター勤務を経てLIGHT CLINICを開業。
CONTENTS
医療脱毛前の準備が重要な理由
準備不足による脱毛効果への影響
医療脱毛前の準備が不十分だと、せっかくの施術効果が半減してしまう可能性があります。 医療脱毛は、レーザーが毛根のメラニン色素に反応することで、発毛組織を破壊する仕組みです。 そのため、肌表面にムダ毛が残っていると、レーザーのエネルギーが毛根まで十分に届かず、期待する効果が得られません。
また、肌が乾燥していると、レーザー照射時の痛みが強くなるため、出力を下げざるを得なくなります。 出力が低いと、毛根への熱ダメージが不十分となり、脱毛効果が低下してしまいます。 さらに、日焼けした肌では、レーザーが肌のメラニン色素にも反応してしまい、やけどのリスクが高まるだけでなく、効果的な照射ができなくなります。
準備不足がもたらす影響をまとめると以下のようになります:
• 自己処理が不十分:レーザーが毛根に届きにくくなる
• 肌の乾燥:痛みが強くなり、出力を上げられない
• 日焼け:やけどリスクが高まり、施術自体ができない場合も
• 体調不良:免疫力低下により、肌トラブルのリスクが上昇
• 飲酒や激しい運動:血行促進により、赤みや腫れが長引く
肌トラブルのリスクを最小限にする重要性
医療脱毛は安全性の高い施術ですが、準備を怠ると肌トラブルのリスクが高まります。 最も多いトラブルは、毛嚢炎(もうのうえん)とよばれる毛穴の炎症です。 これは、肌のバリア機能が低下した状態で施術を受けることで、毛穴に細菌が侵入して起こります。
また、準備不足による肌トラブルには、以下のようなものがあります:
肌トラブルの種類 | 原因となる準備不足 | 症状 |
---|---|---|
やけど | 日焼け、自己処理の不備 | 赤み、水ぶくれ、色素沈着 |
毛嚢炎 | 不衛生な自己処理、保湿不足 | 毛穴の赤み、膿、かゆみ |
色素沈着 | 日焼け、肌の炎症 | 肌の黒ずみ、シミ |
これらのトラブルを防ぐためには、事前の肌ケアが欠かせません。 特に、保湿を十分におこない、肌のバリア機能を高めておくことが大切です。 また、施術前の自己処理を正しくおこなうことで、肌への負担を最小限に抑えることができます。
スムーズな施術のための事前準備の必要性
適切な事前準備は、施術をスムーズに進めるためにも重要です。 準備が不十分だと、施術時間が延長したり、予定していた部位の照射ができなかったりする場合があります。 例えば、自己処理が不十分な場合、クリニックでシェービングをおこなう必要があり、その分の時間と追加料金が発生することがあります。
スムーズな施術のために必要な準備には、以下のようなものがあります:
• 施術部位の適切な自己処理(前日夜がベスト)
• 体調管理(風邪や生理日を避ける)
• 日焼け対策(施術2週間前から)
• 保湿ケアの継続(毎日のスキンケア)
• 予約時間の10分前到着(初回は特に余裕をもって)
• 必要書類の準備(身分証、同意書など)
また、VIO脱毛を受ける場合は、生理周期を考慮した予約が必要です。 生理中は衛生面の観点から施術ができないクリニックが多いため、生理予定日を避けて予約を取りましょう。 体調不良の場合も、免疫力が低下しているため、無理せず予約を変更することが大切です。
脱毛前日までに必要な準備と注意点
施術部位の自己処理方法
医療脱毛の効果を最大限に発揮するためには、施術前の自己処理が欠かせません。 レーザーは毛根のメラニン色素に反応するため、肌表面にムダ毛が残っていると、そこにエネルギーが分散してしまいます。 また、長い毛があると、レーザーの熱で毛が燃えてやけどのリスクが高まるため、必ず事前の処理が必要です。
自己処理のタイミングは、施術の1~2日前がベストです。 あまり早すぎると毛が伸びてしまい、直前すぎると肌が赤くなって施術に影響が出る可能性があります。 理想的なのは、前日の夜にゆっくりと時間をかけて処理することです。
電気シェーバーでの正しい処理手順
医療脱毛前の自己処理には、必ず電気シェーバーを使用しましょう。 電気シェーバーは刃が直接肌に触れないため、肌への負担が最小限で済みます。 正しい処理手順を守ることで、肌トラブルを防ぎながら、効果的な脱毛の準備ができます。
電気シェーバーでの処理手順は以下のとおりです:
- 長い毛をハサミでカットする(VIOなど毛が長い部位)
- 肌を清潔にする(ぬるま湯で洗い、汚れを落とす)
- 毛の流れに沿ってシェーバーを動かす
- 剃り残しがないか、明るい場所で確認する
- 処理後は保湿クリームでしっかりケアする
処理する際のポイントは、力を入れすぎないことです。 電気シェーバーを肌に軽く当てて、ゆっくりと動かしましょう。 特に、骨が出っ張っている部分や、皮膚がたるみやすい部分は、皮膚を引っ張りながら処理すると剃りやすくなります。
部位別のシェービングポイント
部位によって毛の生え方や肌の状態が異なるため、それぞれに適した処理方法があります。 見えにくい部位や手が届きにくい部位は、無理に処理しようとすると肌を傷つける可能性があるため、注意が必要です。 以下、主要な部位別のシェービングポイントをご紹介します。
部位 | 処理のポイント | 注意事項 |
---|---|---|
顔 | うぶ毛まで丁寧に、明るい場所で確認 | 眉まわりは慎重に |
ワキ | 腕を上げて皮膚を伸ばしながら処理 | くぼみに剃り残しが出やすい |
VIO | 鏡を使用し、長い毛は先にカット | 粘膜部分は避ける |
背中・うなじ | 無理せずクリニックに相談 | 自己処理は危険 |
VIOの処理は特に慎重におこなう必要があります。 Iライン(性器周辺)やOライン(肛門周辺)は、鏡を使っても見えにくく、デリケートな部位なので、無理は禁物です。 多くのクリニックでは、手の届かない部位のシェービングサービスを提供していますので、事前に確認しておきましょう。
避けるべき自己処理方法
医療脱毛前の自己処理で絶対に避けるべき方法があります。 これらの方法は、肌にダメージを与えるだけでなく、脱毛効果を著しく低下させる可能性があります。 特に、毛根から毛を抜いてしまう方法は、レーザーが反応する対象がなくなってしまうため、絶対にNGです。
避けるべき自己処理方法と、その理由は以下のとおりです:
• カミソリ:肌の角質まで削り、肌荒れや炎症の原因に
• 毛抜き:毛根ごと抜けてしまい、レーザーが反応できない
• 除毛クリーム:化学成分で肌にダメージ、アレルギーリスクも
• ワックス脱毛:毛根から抜けてしまい、効果が得られない
• 家庭用脱毛器:施術前の使用は毛周期を乱す原因に
これらの方法で処理してしまった場合、毛周期が正常に戻るまで1~2か月待つ必要があります。 せっかくの予約をキャンセルすることにならないよう、必ず電気シェーバーを使用しましょう。 もし間違った方法で処理してしまった場合は、すぐにクリニックに相談することが大切です。
日焼け対策の徹底
医療脱毛期間中の日焼けは、最も避けるべきことのひとつです。 日焼けした肌は、メラニン色素が増加しているため、レーザーが肌にも反応してやけどのリスクが高まります。 また、日焼けによる炎症がある場合は、施術自体ができないこともあります。
日焼け対策は、施術の2週間前から特に注意が必要です。 夏場だけでなく、春や秋の紫外線も油断できません。 曇りの日でも紫外線は降り注いでいるため、年間を通じた対策が必要です。
効果的な日焼け対策には、以下のような方法があります:
• 日焼け止めクリーム(SPF30以上、PA+++以上)を2~3時間ごとに塗り直す
• UVカット機能のある日傘や帽子を使用する
• 長袖の衣服やアームカバーで肌を覆う
• 紫外線の強い10~14時の外出を控える
• 車の運転時も腕や顔の日焼けに注意する
ただし、施術当日は日焼け止めクリームを塗らないでください。 日焼け止めの成分が毛穴に詰まり、レーザーの効果を妨げる可能性があるためです。 当日は、物理的な遮光(日傘、帽子、長袖など)で対策しましょう。
保湿ケアによる肌の準備
保湿ケアは、医療脱毛の効果を高める重要な準備のひとつです。 乾燥した肌は、レーザー照射時の痛みを感じやすく、照射後の赤みや炎症も起こりやすくなります。 逆に、十分に保湿された肌は、バリア機能が高く、レーザーの熱から肌を守ってくれます。
保湿ケアのポイントは、継続することです。 施術の1週間前から、いつも以上に念入りな保湿を心がけましょう。 特に、乾燥しやすい秋冬は、保湿の回数を増やすことが大切です。
部位別の保湿ケア方法:
部位 | おすすめの保湿剤 | ケアの頻度 |
---|---|---|
顔 | 化粧水+乳液+クリーム | 朝晩2回 |
体(腕・脚など) | ボディローション、ボディクリーム | 入浴後+朝 |
VIO | 低刺激の保湿クリーム | 入浴後 |
保湿剤は、アルコールフリーで低刺激のものを選びましょう。 香料や着色料が含まれていないシンプルな成分のものがおすすめです。 また、入浴後は肌が水分を含んで柔らかくなっているため、5分以内に保湿をおこなうと効果的です。
飲酒や予防接種のタイミング調整
医療脱毛の施術前後は、体調管理が重要です。 特に、飲酒と予防接種のタイミングには注意が必要です。 これらは体に負担をかけ、施術時のリスクを高める可能性があります。
飲酒については、施術前日から施術後2~3日は控えましょう。 アルコールは血行を促進するため、施術部位の赤みや腫れが長引く原因になります。 また、脱水症状を引き起こし、肌の乾燥を悪化させる可能性もあります。
予防接種のタイミングについては、以下のような注意が必要です:
• 施術前1週間以内の予防接種は避ける
• 施術後も1週間は予防接種を控える
• インフルエンザワクチンなどは特に慎重に
• 予防接種の予定がある場合は、必ずクリニックに相談
• 副反応(発熱、倦怠感など)がある場合は施術を延期
また、薬の服用についても注意が必要です。 抗生物質や鎮痛剤など、光線過敏症を引き起こす可能性のある薬を服用している場合は、必ず医師に相談してください。 持病がある方や、常用薬がある方は、カウンセリング時に必ず申告しましょう。
脱毛当日の準備と注意事項
日焼け止めや制汗剤の使用制限
脱毛当日は、日焼け止めクリームや制汗剤の使用を控える必要があります。 これらの製品に含まれる成分が毛穴に詰まると、レーザーの光が毛根まで届きにくくなり、脱毛効果が低下してしまいます。 また、思わぬ化学反応を起こして、肌トラブルの原因になることもあります。
日焼け止めを使わない代わりの紫外線対策として、以下の方法があります:
• 日傘や帽子で物理的に遮光する
• UVカット機能のある服を着用する
• なるべく日陰を歩く
• 屋外での活動時間を最小限にする
• サングラスで目からの紫外線も防ぐ
制汗剤についても同様に、施術当日は使用を避けてください。 汗が気になる場合は、清潔なハンカチやタオルでこまめに拭き取るようにしましょう。 制汗シートも成分が毛穴に残る可能性があるため、使用は控えることをおすすめします。
適切な服装の選び方
脱毛当日の服装選びは、意外と重要なポイントです。 施術部位によっては全身の着替えが必要になるため、着脱しやすい服装がベストです。 また、施術後の肌は敏感になっているため、肌に優しい素材の服を選ぶことも大切です。
脱毛当日におすすめの服装の特徴:
項目 | おすすめ | 避けるべきもの |
---|---|---|
素材 | 綿、シルクなど天然素材 | 化学繊維、ざらつきのある素材 |
デザイン | ゆったりしたシルエット | タイトな服、締め付けの強い服 |
色 | 薄い色、汚れが目立たない色 | 施術ジェルがつくと困る高価な服 |
また、アクセサリーは外す必要があるため、最小限にしておきましょう。 特に、ネックレスやピアスなどの金属製品は、レーザー照射時に熱を持つ可能性があるため、必ず外します。 高価なアクセサリーは、紛失のリスクもあるため、つけていかないことをおすすめします。
顔脱毛時のメイクについて
顔脱毛を受ける場合、メイクをしたまま来院しても問題ありません。 多くのクリニックでは、メイク落としや洗顔料を用意しているため、施術前にメイクを落とすことができます。 ただし、時間に余裕を持って来院することが大切です。
顔脱毛当日のメイクに関する注意点:
• できるだけナチュラルメイクで来院する
• ウォータープルーフは避ける(落としにくいため)
• 施術後のメイクは最小限に
• 敏感肌用の化粧品を使用する
• クレンジングは優しくおこなう
施術後の肌は特に敏感になっているため、できればメイクは控えることをおすすめします。 どうしても必要な場合は、ミネラルファンデーションなど、肌に優しい化粧品を使用しましょう。 また、クレンジングの際は、こすらずに優しく落とすことが大切です。
体温上昇を避ける行動制限
脱毛当日は、体温が上昇する行動を避ける必要があります。 体温が上がると血行が促進され、施術部位に熱がこもりやすくなります。 これにより、赤みや腫れが長引いたり、やけどのリスクが高まったりする可能性があります。
施術前後12時間は避けるべき行動:
• 激しい運動(ジョギング、筋トレ、ヨガなど)
• 熱いお風呂への入浴(シャワーは可)
• サウナや岩盤浴
• マッサージやエステ
• 飲酒
• 辛い食べ物の摂取
これらの行動は、施術後も2~3日は控えることをおすすめします。 特に、運動習慣がある方は、脱毛のスケジュールを考慮して運動計画を立てましょう。 軽いストレッチ程度であれば問題ありませんが、汗をかくような運動は避けてください。
医療脱毛とサロン脱毛の準備の違い
それぞれの特徴と準備内容の差
医療脱毛とサロン脱毛では、使用する機器や施術方法が異なるため、準備内容にも違いがあります。 医療脱毛は、医師や看護師が医療用レーザーを使用して施術をおこなうため、より強力な脱毛効果が期待できます。 一方、サロン脱毛は、エステティシャンが光脱毛器を使用し、減毛・抑毛を目的とした施術をおこないます。
準備内容の主な違いは以下のとおりです:
項目 | 医療脱毛 | サロン脱毛 |
---|---|---|
自己処理の厳密さ | より厳密(効果に直結) | 比較的柔軟 |
日焼けの制限 | 厳しい(機種により異なる) | やや緩い |
薬の服用確認 | 医師による詳細な確認 | 簡単な確認のみ |
肌トラブル時の対応 | 医師による診察・処方 | 提携医療機関への紹介 |
医療脱毛は、より高い出力で施術をおこなうため、準備も慎重におこなう必要があります。 特に、肌の状態や体調管理には十分注意し、少しでも不安がある場合は医師に相談しましょう。 サロン脱毛は比較的マイルドな施術ですが、基本的な準備は医療脱毛と同様に必要です。
クリニック・サロン選びのポイント
脱毛を成功させるためには、自分に合ったクリニックやサロンを選ぶことが重要です。 料金だけで判断せず、通いやすさや雰囲気、スタッフの対応なども考慮しましょう。 特に、定期的に通う必要があるため、アクセスの良さは重要なポイントです。
クリニック・サロン選びで確認すべきポイント:
• 立地・アクセス(自宅や職場から通いやすいか)
• 営業時間(仕事帰りや休日に通えるか)
• 予約の取りやすさ(混雑状況、キャンセル待ちシステム)
• 料金体系(追加料金の有無、支払い方法)
• 使用機器(肌質や毛質に合っているか)
• スタッフの資格・経験
• 院内の清潔感・雰囲気
• 口コミ・評判
無料カウンセリングを活用して、実際に足を運んでみることをおすすめします。 カウンセリングでは、脱毛の仕組みや料金プランの説明を受けられるだけでなく、院内の雰囲気やスタッフの対応も確認できます。 複数のクリニックやサロンを比較して、自分に最適な場所を選びましょう。
脱毛部位の決め方
脱毛部位を決める際は、自分の悩みや目的を明確にすることが大切です。 全身脱毛と部分脱毛、それぞれにメリット・デメリットがあるため、ライフスタイルや予算に合わせて選択しましょう。 また、段階的に脱毛を進めることも可能です。
脱毛部位を決める際の考慮点:
• 自己処理で悩んでいる部位はどこか
• 予算はどれくらいか
• 通院期間はどれくらい確保できるか
• 将来的に他の部位も脱毛したいか
• 肌を露出する機会が多い部位はどこか
人気の高い脱毛部位と、その理由は以下のとおりです:
部位 | 人気の理由 | 施術回数の目安 |
---|---|---|
ワキ | 自己処理が面倒、見た目が気になる | 5~8回 |
VIO | 衛生面、自己処理が難しい | 8~12回 |
脚 | 露出機会が多い、範囲が広い | 6~10回 |
顔 | 化粧ノリ改善、肌質向上 | 8~12回 |
初めての方は、まずは気になる部位から始めて、効果を実感してから他の部位に広げていくのもよいでしょう。 全身脱毛は一度に広範囲を処理できて効率的ですが、費用も高額になるため、じっくり検討することが大切です。
初回カウンセリング時の準備
必要な持ち物リスト
初回カウンセリングは、脱毛について詳しく知る大切な機会です。 基本的に話を聞くだけであれば、特別な持ち物は必要ありません。 しかし、その場で契約を検討している場合は、いくつか準備しておくとスムーズです。
カウンセリング時の基本的な持ち物:
• メモ帳とペン(質問事項や説明内容を記録)
• スケジュール帳(通院計画を立てるため)
• 現在服用中の薬のリスト(あれば)
• 過去の脱毛経験の記録(あれば)
• 質問リスト(事前に聞きたいことをまとめる)
カウンセリングでは、脱毛の仕組みや効果、リスクについて詳しい説明を受けます。 疑問点はその場で解消できるよう、事前に質問をまとめておくとよいでしょう。 また、複数のクリニックでカウンセリングを受ける場合は、比較しやすいようにメモを取ることをおすすめします。
契約時に必要な書類
カウンセリング当日に契約を検討している場合は、必要な書類を準備しておきましょう。 クリニックによって必要書類は異なりますが、一般的には以下のものが必要です。 事前に確認して、忘れずに持参しましょう。
契約時に必要な主な書類・持ち物:
必要なもの | 詳細 | 注意事項 |
---|---|---|
身分証明書 | 運転免許証、保険証、パスポートなど | 有効期限を確認 |
印鑑 | 認印でOK(シャチハタ不可の場合も) | 朱肉タイプを推奨 |
支払い手段 | 現金、クレジットカード、銀行口座情報 | 分割払いの場合は審査あり |
親権者同意書 | 未成年の場合必須 | 親の同伴が必要な場合も |
学生証 | 学割適用の場合 | 有効期限内のもの |
未成年の方は、親権者の同意が必要です。 クリニックによっては、親権者の同伴が必要な場合もあるため、事前に確認しておきましょう。 また、医療ローンを利用する場合は、収入証明書が必要になることもあります。
カウンセリングで確認すべき事項
カウンセリングは、疑問や不安を解消する絶好の機会です。 遠慮せずに、気になることはすべて質問しましょう。 特に、料金や施術内容、リスクについては、しっかりと確認することが大切です。
カウンセリングで必ず確認すべき事項:
• 総額費用(追加料金の有無も含めて)
• 施術回数と期間の目安
• 使用する脱毛機器の種類と特徴
• 痛みの程度と麻酔の有無
• キャンセル・解約時の規定
• 肌トラブル時の対応・保証
• 予約の取りやすさ・変更方法
• シェービング代の有無
• 自分の肌質・毛質に適しているか
また、持病がある方や、アレルギー体質の方は、必ず医師に相談してください。 脱毛が可能かどうか、注意すべき点があるかなど、専門的なアドバイスを受けることができます。 カウンセリングは契約の場ではないので、納得できない場合は無理に契約する必要はありません。
施術後のケアと次回への準備
施術直後の注意点
医療脱毛の施術直後は、肌が敏感な状態になっています。 レーザーの熱により、毛穴周辺に軽い炎症が起きているため、適切なケアが必要です。 クリニックでは、施術後に冷却や保湿ケアをおこないますが、帰宅後も継続的なケアが大切です。
施術直後から24時間以内の注意事項:
• 施術部位を清潔に保つ(優しく洗う)
• 保湿を十分におこなう(刺激の少ない保湿剤を使用)
• 熱いお風呂は避ける(ぬるめのシャワーで済ませる)
• 施術部位をこすらない(タオルで優しく押さえる)
• 日焼けを避ける(外出時は必ず紫外線対策)
• 激しい運動は控える(血行促進を避ける)
• 飲酒は控える(炎症が長引く原因に)
もし、赤みや腫れが2~3日以上続く場合は、すぐにクリニックに相談しましょう。 適切な処置を受けることで、肌トラブルの悪化を防ぐことができます。 自己判断で市販薬を使用するのは避け、必ず医師の指示に従ってください。
次回予約のタイミング
医療脱毛は、毛周期に合わせて施術をおこなうことで、効果的に脱毛できます。 一般的に、顔は1~1.5か月、体は1.5~2か月の間隔で施術を受けます。 ただし、個人差があるため、医師やスタッフと相談しながら最適なタイミングを決めましょう。
部位別の施術間隔の目安:
部位 | 施術間隔 | 理由 |
---|---|---|
顔 | 4~6週間 | 毛周期が短い |
ワキ・VIO | 6~8週間 | 毛が太く、周期が長い |
腕・脚 | 6~8週間 | 標準的な毛周期 |
背中・お腹 | 8~10週間 | 毛が細く、周期が長い |
予約は、人気の時間帯(平日夕方や土日)はすぐに埋まってしまうため、施術後すぐに取ることをおすすめします。 キャンセル待ちシステムがあるクリニックでは、登録しておくと希望の日時に空きが出た際に連絡をもらえます。 計画的に予約を取ることで、効率的に脱毛を進めることができます。
脱毛期間中の継続的なケア
医療脱毛の効果を最大限に発揮するためには、施術と施術の間も継続的なケアが必要です。 日常的なスキンケアを怠ると、次回の施術時に十分な効果が得られない可能性があります。 特に、保湿と紫外線対策は、脱毛期間中の最重要ケアです。
脱毛期間中の日常ケアのポイント:
• 毎日の保湿を欠かさない(朝晩2回が理想)
• 日焼け止めを毎日使用する(曇りの日も)
• 自己処理は電気シェーバーのみ使用
• 肌に刺激を与えない(ピーリングなどは控える)
• バランスの良い食事を心がける
• 十分な睡眠を取る
• ストレスを溜めない
また、生活習慣も脱毛効果に影響します。 喫煙は血行を悪くし、肌の回復を遅らせるため、できれば控えることをおすすめします。 適度な運動と十分な水分補給で、肌の新陳代謝を促進することも大切です。
まとめ
医療脱毛を成功させるためには、施術前の準備が何より重要です。 このガイドでご紹介した準備を実践することで、痛みやリスクを最小限に抑え、最大限の脱毛効果を得ることができます。 特に、自己処理の方法、日焼け対策、保湿ケアの3つは、脱毛効果に直結する重要なポイントです。
施術前日までには、電気シェーバーでの自己処理を済ませ、肌の保湿を十分におこないましょう。 当日は、日焼け止めや制汗剤を使用せず、着脱しやすい服装で来院してください。 また、体温が上昇する行動は避け、リラックスした状態で施術を受けることが大切です。
医療脱毛は、正しい知識と適切な準備があれば、安全で効果的な施術です。 不安なことがあれば、遠慮せずにクリニックのスタッフに相談しましょう。 あなたも正しい準備で、理想のツルツル肌を手に入れてくださいね。

LIGHT CLINIC 総合監修医
吹田 真一
国立循環器病研究センター勤務を経てLIGHT CLINICを開業。