「GLP-1で体重は落ちたけれど、顔まわりだけ変わらない」
「薬を使わずに二重あごをどうにかしたい」
「GLP-1とオンダリフト、両方やったほうがいいのだろうか」
医療ダイエットのご相談で、こうした声をよくお聞きします。
結論からお伝えすると、GLP-1とオンダリフトは目的が異なる治療です。どちらが優れているという話ではなく、何を減らしたいのかによって選ぶものが変わります。そして当院では、GLP-1を使わずオンダリフトだけで進めたほうがよい方が、実際には少なくないと考えています。
この記事では、両者の違いと、併用が向くケース・向かないケースについて整理します。
CONTENTS
GLP-1は「全身」、オンダリフトは「部分」
まず押さえておきたいのが、この2つが働く仕組みの違いです。
GLP-1受容体作動薬は、食欲を抑えることで摂取カロリーを減らし、結果として体重を落としていく治療です。当院では内服のリベルサス(セマグルチド)と、注射のマンジャロ(チルゼパチド)、オゼンピック(セマグルチド)、サクセンダ(リラグルチド)、ビクトーザ(リラグルチド)、トルリシティ(デュラグルチド)を取り扱っています。
投与の間隔や調節のしやすさに差はありますが、どの薬剤も体のどこが減るかを選ぶことはできません。全身から少しずつ減っていきます。
オンダリフトは、イタリアDEKA社が開発したONDA PROという医療機器を用い、2.45GHzのマイクロ波を照射する治療です。狙った部位の皮下脂肪層に熱を届け、脂肪細胞そのものに作用します。照射した場所にだけ働くため、部位を選べます。
つまり、
- 体重を落としたい → GLP-1
- 特定の部位を変えたい → オンダリフト
という整理になります。「顔だけ小さくしたい」という目的にGLP-1を使うのは、手段として合っていません。
GLP-1で落ちるもの、落ちにくいもの
GLP-1で体重が落ちるとき、減っているのは脂肪だけではありません。
食事量が減れば、当然たんぱく質の摂取量も減ります。運動習慣がなければ、筋肉量も一緒に落ちていきます。体重計の数字は下がっても、体組成として望ましい変化とは限りません。
また、減り方には順序があり、思っている部位から先に減るとは限りません。顔まわりの脂肪は比較的落ちやすい一方で、フェイスラインのもたつきや二重あごが気になる方の場合、体重が落ちても輪郭の印象があまり変わらないことがあります。
一方で、GLP-1が有効に働く領域もあります。内臓脂肪です。内臓脂肪は食事の影響を強く受けるため、摂取量を減らすことで変化が期待できます。逆に言えば、機器による外からのアプローチでは届きにくい領域でもあります。
そもそもGLP-1が必要ない方が多い
ここが、当院がもっともお伝えしたい点です。
リベルサス、マンジャロ、オゼンピック、サクセンダ、ビクトーザ、トルリシティは、いずれも日本では糖尿病の治療薬として承認された医療用医薬品です。当院で行うダイエット目的での使用は、承認された効能・効果とは異なる適応外使用にあたります。
範囲を外れた使用では、期待できる利益に対してリスクの比重が大きくなります。消化器症状をはじめとする副作用のほか、美容目的での長期使用に関する情報が十分でない点も考慮が必要です。
そのうえで実際にご相談を伺うと、BMIが標準の範囲にあり、体重を落とす必要がない方が相当数いらっしゃいます。気にされているのは体重ではなく、フェイスラインや二の腕といった「見た目の部分」であることが多いのです。
こうした方に薬を使う理由はありません。当院では、BMIや体組成を確認したうえで、適応があるかどうかを判断し、薬を使わない選択肢も率直にお伝えしています。
オンダリフトだけで進めたほうがよいケース
次のような方は、オンダリフト単独で目的に届く可能性があります。
- BMIが標準範囲で、体重を落とす必要がない
- 気になるのは顔まわり・二の腕・お腹まわりなど特定の部位
- 過去にダイエットで体重は落ちたが、その部位だけ変わらなかった
- 食欲を抑える薬を使うことに抵抗がある
- 仕事や生活に影響する副作用を避けたい
オンダリフトはマイクロ波が皮下脂肪層に働く治療のため、皮下脂肪が主体の悩みに向いています。フェイスラインのもたつき、二重あご、二の腕などがこれにあたります。
判断にあたっては、体重の数字だけでなく、BMIや体組成、実際の脂肪のつき方を確認したうえで進めます。
GLP-1との併用が向くケース
一方で、併用を検討したほうがよい方もいます。内臓脂肪が多い方です。
内臓脂肪は皮下脂肪ではないため、体外からの照射では届きません。ここを変えるには、食事量そのものにアプローチする必要があります。この場合は、GLP-1で全体の体重・内臓脂肪にアプローチしながら、皮下脂肪が気になる部位にオンダリフトを行う、という組み合わせが考えられます。
具体的には、次のような方が該当します。
- 腹囲が大きく、内臓脂肪型の体型
- BMIが高く、まず全体量を減らす必要がある
- 全体を落としたうえで、輪郭や部分の形を整えたい
ただし併用の可否は、適応の有無を含めて個別に判断します。「両方やったほうが早い」という理由で薬を足すことはしません。
なお、併用する場合にどちらかを先に終わらせる必要はありません。GLP-1で全体にアプローチしながら、並行してオンダリフトで部位に働きかけていくことができます。
リバウンドの考え方が違う
もうひとつ、性質の差として知っておいていただきたい点があります。
食事量を減らして落とした体重は、食事量が戻れば戻りやすい性質があります。脂肪細胞の数そのものが変わるわけではないためです。GLP-1を中止したあとに体重が戻るケースがあるのは、この仕組みによるものです。
対してオンダリフトは、照射によって脂肪細胞に熱を与え、細胞そのものを減少させます。減った脂肪細胞が再び増えるわけではないため、同じ部位が元の状態に戻りにくいと考えられています。
ただし、残っている脂肪細胞が大きくなれば見た目は変わります。「一度受ければ永久に戻らない」というものではなく、体重管理と組み合わせて維持していくものとお考えください。
リスク・副作用について
オンダリフトの施術後には、次のような反応が生じる可能性があります。
治療部位のかゆみ、しびれ、硬化、ほてり、圧痛、発赤、腫れ、熱傷、あざなど。多くは一過性で、数日以内に落ち着きます。まれにしこりや腫れが1〜2か月続く場合があります。長引く場合はご連絡ください。
また、ペースメーカーを使用されている方、妊娠中の方は施術をお受けいただけません。
GLP-1受容体作動薬については、治療初期に胃部不快感、吐き気、嘔吐、便秘、下痢、倦怠感といった症状が出ることがあります。治療を続けることで軽減していきますが、症状が強い場合はご相談ください。その他、重篤な副作用として低血糖、アレルギー、急性膵炎などのリスクがあります。
また、糖尿病治療中の方は治療薬の内容により受けられない場合があります。甲状腺疾患、膵臓疾患、重度の胃腸障害などの既往がある方も同様です。妊娠中・授乳中の方は受けられません。
適応や副作用については、カウンセリングで個別にご説明します。
よくある質問
GLP-1を使っている最中でも、オンダリフトは受けられますか?
受けられます。当院では同時進行で問題ないと考えています。減量が落ち着くのを待つ必要はありません。
どちらから始めるべきですか?
目的によって異なります。体重を落とす必要がない方は、オンダリフトのみで進めることが多いです。併用する場合は、どちらかを待つ必要はなく、同時に進めていただけます。
BMIが標準でも、GLP-1をお願いすればもらえますか?
当院では、適応を確認したうえで判断します。必要がないと考えられる場合は、その旨をお伝えし、別の方法をご提案します。
体重は落ちましたが、顔だけ変わりません。
皮下脂肪が主体の場合、体重の減少と見た目の変化が一致しないことがあります。オンダリフトの適応になりやすいケースです。
GLP-1をやめたら戻りますか?
食事量が戻れば、体重も戻る可能性があります。一方でオンダリフトで減少した脂肪細胞は再び増えるわけではないため、部位の変化は維持されやすいと考えられています。
何回くらい受ければよいですか?
脂肪の量や目的により異なります。カウンセリングで部位と回数の目安をご案内します。
まとめ
GLP-1とオンダリフトは、どちらが優れているというものではなく、目的が違う治療です。
- 体重・内臓脂肪 → 食事量へのアプローチ
- 特定部位の皮下脂肪 → オンダリフト
そして、体重を落とす必要のない方に薬を使う理由はありません。当院では、BMIや体組成を確認したうえで、薬を使わない選択肢も率直にお伝えしています。
ご自身がどちらに当てはまるかは、実際に確認してみないと分かりません。無料カウンセリングでご相談ください。
【入稿担当メモ|公開前に削除すること】
この記事はオンダリフトとGLP-1の両方を扱うため、限定解除の記載が両方必要です。以下を転記してから公開してください。
1. オンダリフト(未承認医療機器)の6項目 → /service/ondarift/ の下部から転記
2. GLP-1(適応外使用)の6項目 → /service/glp-1/ の下部から全文転記(入手経路が薬剤ごとに異なるため要約不可)
また、内部リンクを2本以上入れてください(推奨:/service/ondarift/ ・ /service/glp-1/)。





