監修者

LIGHT CLINIC 総合監修医

吹田 真一

国立循環器病研究センター勤務を経てLIGHT CLINICを開業。

医療脱毛を始めて4回目の施術を迎えるあなたは、そろそろ目に見える変化を期待しているのではないでしょうか。 実は医療脱毛4回目は、多くの人が「効果の転換点」と呼ぶほど、大きな変化を実感できるタイミングなのです。

これまで3回の施術を受けてきた中で、「まだ思ったほど効果がない」と感じていた方も、4回目を境に急激に効果を実感し始めることがあります。 なぜなら、医療脱毛は毛周期に合わせて段階的に効果が現れる仕組みになっており、4回目はちょうど全体の40%から80%の毛に効果が及ぶ時期だからです。

本記事では、医療脱毛4回目で実感できる具体的な効果から、部位別の変化の違い、さらに効果を最大化する方法まで、詳しく解説していきます。 4回目の施術を控えている方、すでに4回目を終えて効果を確認したい方は、ぜひ最後までお読みください。

医療脱毛4回目で実感できる効果

4回目施術後の毛量の変化

医療脱毛4回目の施術後、最も顕著に現れる変化は「毛量の大幅な減少」です。 これまでびっしりと生えていた毛が、まばらになり始めるのを実感できるでしょう。 具体的には、施術前と比較して全体の毛量が50%から70%程度まで減少する方が多くいらっしゃいます。

特に目立つのは、毛が密集していた部分の変化です。 たとえばすね毛の場合、これまで黒々としていた部分に「地肌が透けて見える」ようになってきます。 また、毛と毛の間隔が広がり、一本一本がはっきりと区別できるようになるのも、4回目の特徴的な変化といえるでしょう。

施術から2週間から3週間が経過すると、レーザーに反応した毛が自然に抜け落ちていきます。 シャワーを浴びているときや、タオルで体をふいているときに、するすると毛が抜けていく感覚を体験できるはずです。 この時期を過ぎると、しばらくの間「つるつるに近い状態」を維持できるようになります。

施術回数 毛量の変化 体感する変化
1回目 10〜20%減少 大きな変化は感じにくい
2回目 20〜40%減少 毛が薄くなり始める
3回目 30〜60%減少 毛量の減少を実感
4回目 50〜70%減少 まばらな状態になる

 

毛質の変化と生えるスピード

4回目の医療脱毛を終えると、残っている毛の「質」にも大きな変化が現れます。 これまで太くしっかりとした毛だったものが、細く柔らかい産毛のような状態に変化していきます。 触った感触も、以前のようなチクチクとした硬さはなくなり、ふわふわとした柔らかさを感じられるようになるでしょう。

毛の色も変化していきます。 黒々としていた毛が茶色っぽくなったり、透明感のある色に変わったりすることで、見た目の印象が大きく変わります。 この変化により、たとえ毛が残っていても「目立たなくなった」と感じる方が多いのです。

さらに注目すべきは、毛が生えてくるスピードの変化です。 施術前は1週間もすればジョリジョリと生えてきていた毛が、4回目の施術後は2週間から3週間たってもほとんど生えてこなくなります。 なかには、1か月以上たってようやく薄い毛が生えてくる程度という方もいらっしゃいます。

毛が生えてくるスピードが遅くなることで得られるメリット:
・自己処理の間隔を大幅に延ばせる
・肌への負担が軽減される
・急な外出でも慌てることがなくなる
・プールや温泉を気軽に楽しめるようになる
・洋服選びの幅が広がる

自己処理頻度の大幅な減少

医療脱毛4回目の最も実感しやすい効果として、「自己処理頻度の劇的な減少」があげられます。 これまで毎日、あるいは2日に1回は必要だったシェービングが、週に1回程度で済むようになるのです。 なかには、2週間に1回の処理でも問題ないというレベルまで効果を実感する方もいらっしゃいます。

自己処理の時間も大幅に短縮されます。 以前は全身の処理に30分から1時間かかっていたものが、10分程度で済むようになるでしょう。 毛がまばらになることで、カミソリを当てる回数も減り、肌への負担も軽減されます。

朝の忙しい時間帯に、ムダ毛処理のことを考えなくて済むようになるのは、想像以上に快適です。 旅行や出張の際も、シェーバーを持っていく必要がなくなったり、持っていくとしても「念のため」程度になったりと、荷物も減らせます。 このような日常生活における小さな変化の積み重ねが、生活の質を大きく向上させてくれるのです。

自己処理が減ることによる経済的メリット:
・カミソリの替え刃代が年間で約1万円から2万円削減
・シェービングフォームやジェルの購入頻度が激減
・除毛クリームや脱毛ワックスが不要になる
・肌トラブル対策のスキンケア代が減少
・時間的コストの大幅な削減

肌状態の改善効果

医療脱毛4回目を終えると、「肌質の改善」という嬉しい副次的効果も実感できるようになります。 頻繁な自己処理によって荒れていた肌が、徐々に滑らかで健康的な状態へと変化していくのです。 特に、カミソリ負けや埋没毛に悩んでいた方にとって、この変化は医療脱毛の大きなメリットといえるでしょう。

毛穴の状態も目に見えて改善されます。 これまで黒くポツポツと目立っていた毛穴が、小さく目立たなくなっていきます。 また、毛穴に詰まっていた皮脂や汚れも減少し、肌全体の透明感がアップする効果も期待できます。

肌のキメも整ってきます。 自己処理による刺激がなくなることで、肌本来のターンオーバーが正常化し、古い角質が自然に剥がれ落ちるようになるのです。 結果として、化粧のノリが良くなったり、スキンケア製品の浸透が良くなったりと、美容面でのメリットも実感できるでしょう。

肌トラブルの種類 4回目施術後の改善度 実感できる変化
カミソリ負け 80%改善 赤みや痒みがほぼなくなる
埋没毛 70%改善 新たな埋没毛がほとんど発生しない
毛穴の黒ずみ 60%改善 毛穴が小さく目立たなくなる
肌の乾燥 50%改善 潤いのある肌質に変化

 

回数別の効果と4回目の位置づけ

1〜2回目の効果との違い

医療脱毛の1回目から2回目までは、正直なところ「劇的な変化」を感じることは少ないものです。 施術直後は毛が抜け落ちて一時的につるつるになりますが、2か月もすると元通りに生えてきてしまいます。 この時期は、「本当に効果があるのだろうか」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

しかし、4回目になると状況は一変します。 1回目や2回目では全体の20%から40%程度の毛にしか効果がなかったものが、4回目では70%以上の毛に効果が及ぶようになるのです。 この違いは、見た目にも触った感触にも、はっきりと現れてきます。

たとえば腕の毛を例にとると、1回目から2回目の段階では「なんとなく薄くなったかな?」という程度の変化でした。 それが4回目になると、「明らかに毛が減った」「産毛のような細い毛しか生えてこない」という確実な変化を実感できるようになります。 写真で比較してみると、その違いは一目瞭然となるでしょう。

1〜2回目と4回目の違いを実感できるポイント:
・毛が生えてくるまでの期間が2倍から3倍に延びる
・生えてくる毛の太さが半分以下になる
・毛の色が黒から茶色や透明に変化する
・自己処理が必要な範囲が激減する
・肌触りが明らかに滑らかになる

3回目から4回目への変化

3回目の施術を終えた段階で、すでに「効果を実感し始めた」という方も多いことでしょう。 毛量が減り、自己処理の頻度も少なくなってきた時期です。 しかし、4回目を終えると、その効果はさらに加速度的に向上していきます。

3回目までは「部分的に効果がある」という感じだったものが、4回目になると「全体的に効果が出ている」という実感に変わります。 特に、これまで効果を感じにくかった部分にも変化が現れ始めるのが、4回目の大きな特徴です。 たとえば、膝や肘などの関節部分、指の毛なども、4回目を境に急激に減少し始めることがあります。

また、3回目までは施術後1か月もすれば元の状態に近づいていたものが、4回目後は2か月から3か月たってもまばらな状態を維持できるようになります。 この「効果の持続期間」が延びることで、日常生活における快適さが格段に向上するのです。 夏場の薄着の季節でも、自信を持って過ごせるようになるでしょう。

3回目から4回目で実感する具体的な変化:
・つるつる期間が2週間から1か月以上に延長
・効果を感じる部位が点から面に広がる
・毛の再生力が明らかに弱まる
・肌トラブルがほぼなくなる
・心理的な安心感が大幅に向上

5回目以降に向けた土台づくり

医療脱毛4回目は、5回目以降の「仕上げ段階」に向けた重要な土台づくりの時期でもあります。 この段階でしっかりと効果を出しておくことで、5回目以降の施術がより効果的になるのです。 具体的には、太い毛の大部分を処理し終え、残った細い毛や産毛の処理に集中できる状態を作ることができます。

4回目の施術で毛包(もうほう)へのダメージが蓄積され、毛を生やす力そのものが弱まってきます。 これにより、5回目以降は「仕上げの微調整」という段階に入ることができるのです。 残った頑固な毛や、これまでレーザーが届きにくかった部分の毛も、効率的に処理できるようになります。

また、4回目までにしっかりと効果を出しておくことで、5回コースで満足できる可能性が高まります。 追加施術が必要になるかどうかの分かれ目となるのが、まさにこの4回目なのです。 ここでの効果の出方によって、今後の施術計画を具体的に立てられるようになるでしょう。

施術段階 主な目的 期待できる効果
1〜3回目 基礎的な脱毛 太い毛の減少、毛量の削減
4回目 効果の加速と土台づくり 全体的な毛量減少、毛質の変化
5回目以降 仕上げと微調整 残った毛の処理、つるつる肌の完成

 

毛周期サイクルとの関係性

医療脱毛4回目の効果を理解するうえで、「毛周期」との関係性を知ることは非常に重要です。 毛には成長期、退行期、休止期という3つのサイクルがあり、レーザーが効果を発揮するのは成長期の毛だけです。 4回目の施術時期は、これまで休止期だった毛が成長期に入ってくるタイミングと重なることが多いのです。

人間の体毛のうち、表面に見えている毛は全体の約20%から30%といわれています。 1回の施術で処理できるのは、その中でも成長期にある毛だけなので、全体の10%から20%程度になります。 4回の施術を重ねることで、理論上は40%から80%の毛に効果を与えることができるのです。

4回目の施術は、毛周期の観点からも「効率的な時期」といえます。 これまでの3回の施術で、早いサイクルで生えてくる毛の大部分は処理済みです。 4回目では、ゆっくりとしたサイクルで生えてくる毛や、これまでタイミングが合わなかった毛を効果的に処理できるようになります。

毛周期を考慮した4回目施術のポイント:
・前回施術から2か月半から3か月の間隔が理想的
・部位によって毛周期が異なることを理解する
・成長期の毛を逃さないための適切なタイミング
・休止期から成長期に移行した毛を確実に処理
・次回施術までの間隔を適切に調整する

部位別にみる4回目の効果の差

ワキやVIOなど濃い毛の部位

ワキやVIOなどの濃い毛が生えている部位は、医療脱毛4回目で「最も効果を実感しやすい」部位といえるでしょう。 なぜなら、濃い毛はメラニン色素が豊富なため、レーザーが反応しやすく、効果が出やすいからです。 4回目の施術後には、これらの部位の毛量が70%から80%程度減少することも珍しくありません。

ワキの場合、4回目を終えると「ほぼ自己処理が不要」なレベルまで到達する方が多くいらっしゃいます。 生えてくる毛も細く柔らかくなり、たとえ処理を忘れても目立たない程度になります。 夏場のノースリーブや水着も、自信を持って着られるようになるでしょう。

VIOについても、4回目で大きな変化を実感できます。 特にVラインは、形を整えやすくなり、理想的なデザインに仕上げることが可能になります。 IラインやOラインも、衛生面での快適さが格段に向上し、生理中の不快感も軽減されるという効果を実感する方が多いです。

濃い毛の部位で4回目に実感できる効果:
・毛量が70%以上減少する
・残った毛が細く柔らかくなる
・生えてくるスピードが極端に遅くなる
・黒ずみや色素沈着が改善される
・自己処理による肌トラブルがなくなる

顔や背中など産毛が多い部位

顔や背中などの産毛が多い部位は、濃い毛の部位と比べて「効果を実感しにくい」といわれています。 しかし、4回目の施術を終えると、これらの部位でも確実な変化が現れ始めます。 産毛の密度が減り、肌の透明感が増してくるのを実感できるでしょう。

顔の産毛に関しては、4回目で「化粧ノリの改善」を強く実感する方が多いです。 ファンデーションが均一に伸び、化粧崩れしにくくなるという嬉しい効果があります。 また、顔全体のトーンが明るくなり、くすみが改善されたように見える効果も期待できます。

背中の産毛も、4回目になると目に見えて減少してきます。 背中のニキビや吹き出物に悩んでいた方は、産毛が減ることで皮脂の詰まりが改善され、肌トラブルが減少することがあります。 背中の開いた服も、自信を持って着られるようになるでしょう。

産毛の部位 4回目の効果 実感できる変化
40〜50%減少 化粧ノリ改善、トーンアップ
背中 30〜40%減少 ニキビ減少、肌質改善
お腹 40〜50%減少 触り心地の改善
うなじ 50〜60%減少 首筋がきれいに見える

 

腕・脚の効果の現れ方

腕や脚は、日常的に目につきやすく、自己処理の頻度も高い部位です。 医療脱毛4回目では、これらの部位で「劇的な変化」を実感できるようになります。 特に、ひじ下やひざ下など、人目につきやすい部分の変化は、日常生活の快適さに直結します。

腕の毛は、4回目で60%から70%程度減少することが一般的です。 特にひじ下の毛は、ほとんど目立たなくなり、触った感触もつるつるに近い状態になります。 二の腕の毛も細く薄くなり、ノースリーブを着ても気にならないレベルまで改善されるでしょう。

脚についても、4回目で大きな効果を実感できます。 すねの濃い毛がまばらになり、太ももの毛もほとんど目立たなくなります。 特に膝周りの頑固な毛も、4回目を境に急激に減少し始めることが多いです。

腕と脚で4回目に期待できる具体的な変化:
・ひじ下、ひざ下の毛が70%以上減少
・毛穴の黒いポツポツが目立たなくなる
・素足でも自信を持って外出できる
・ストッキングなしでも違和感がない
・急な露出にも対応できる安心感

お腹・胸など体幹部の変化

お腹や胸などの体幹部は、人によって毛の濃さや量に大きな差がある部位です。 しかし、医療脱毛4回目になると、どのような毛質の方でも確実な効果を実感できるようになります。 特に、へそ周りの毛や胸の中央の毛など、気になっていた部分の改善が顕著に現れます。

お腹の毛は、4回目で50%から60%程度減少することが多いです。 へそ下の縦に生えていた毛(ギャランドゥ)も、ほとんど目立たなくなります。 水着を着る機会が多い方にとって、この変化は非常に嬉しいものでしょう。

胸の毛についても、4回目で大きな変化が現れます。 男性の場合は、濃い胸毛が適度に薄くなり、清潔感のある見た目になります。 女性の場合は、乳輪周りの毛がほぼなくなり、つるつるの状態に近づいていきます。

体幹部の4回目施術後の変化まとめ:
・お腹全体の毛が均一に薄くなる
・へそ周りの濃い毛が目立たなくなる
・胸の中央の毛がほぼ消失する
・肌の質感が滑らかになる
・体のラインがきれいに見えるようになる

4回目の効果を最大化する方法

適切な施術間隔の維持

毛周期を意識したタイミング

医療脱毛4回目の効果を最大化するためには、「毛周期に合わせた適切なタイミング」での施術が不可欠です。 3回目の施術から4回目までの理想的な間隔は、2か月半から3か月とされています。 この期間を守ることで、休止期から成長期に移行した毛に確実にレーザーを照射することができるのです。

早すぎる施術は、まだ成長期に入っていない毛が多い状態で行うことになり、効果が半減してしまいます。 逆に間隔を空けすぎると、せっかく成長期に入った毛が退行期や休止期に移行してしまい、効果的な脱毛ができなくなってしまいます。 クリニックのスタッフと相談しながら、最適なタイミングを見極めることが重要です。

また、季節による毛の成長スピードの違いも考慮する必要があります。 夏場は毛の成長が活発になるため、間隔を少し短めに設定することがあります。 一方、冬場は成長が緩やかになるため、3か月以上空けることも珍しくありません。

毛周期を意識した施術タイミングのポイント:
・前回施術から2か月半から3か月が基本
・毛の生え具合を確認してから予約する
・部位によって成長スピードが異なることを理解する
・季節による成長速度の変化を考慮する
・クリニックの指導に従って調整する

部位別の最適な間隔

部位によって毛周期が異なるため、「部位別の最適な施術間隔」を理解することも重要です。 たとえば、顔の産毛は比較的早いサイクルで生え変わるため、1か月半から2か月の間隔が適している場合があります。 一方、VIOや脚の毛は、3か月から4か月の間隔を空けることで、より効果的な脱毛が可能になることがあります。

全身脱毛を受けている場合は、すべての部位の平均的な毛周期を考慮して、2か月半から3か月の間隔で施術を受けることが一般的です。 しかし、特定の部位の効果を重視したい場合は、その部位の毛周期に合わせて間隔を調整することも可能です。 クリニックによっては、部位別の施術プランを提案してくれることもあります。

4回目の施術においては、これまでの3回の施術結果を踏まえて、個人の毛の生え方に合わせた間隔設定が重要になります。 毛の再生スピードが遅い方は3か月以上空けても問題ありませんし、早い方は2か月程度で次の施術を受けることもあります。 自分の毛の状態をよく観察し、最適なタイミングを見極めましょう。

部位 推奨間隔 毛周期の特徴
1.5〜2か月 成長サイクルが早い
ワキ 2〜3か月 標準的なサイクル
腕・脚 2.5〜3か月 やや遅めのサイクル
VIO 3〜4か月 成長サイクルが遅い

 

施術前の準備とケア

医療脱毛4回目の効果を最大化するためには、「施術前の適切な準備」が欠かせません。 まず最も重要なのは、施術の前日または当日の朝に、丁寧にシェービングを行うことです。 毛が長い状態で施術を受けると、レーザーのエネルギーが毛の表面で消費され、毛根まで届かなくなってしまいます。

シェービングの際は、肌を傷つけないよう電気シェーバーを使用することをおすすめします。 カミソリを使う場合は、切れ味の良い新しい刃を使い、シェービングフォームやジェルでしっかりと肌を保護しながら行いましょう。 剃り残しがあると、その部分は施術を避けることになり、効果にムラが出てしまう可能性があります。

施術前の2週間は、日焼けを避けることも重要です。 日焼けした肌にレーザーを照射すると、やけどのリスクが高まるだけでなく、効果も減少してしまいます。 外出時は日焼け止めを塗り、長袖や日傘で肌を守るようにしましょう。

施術前の準備チェックリスト:
・前日または当日朝のシェービング完了
・日焼け対策の徹底(2週間前から)
・保湿ケアで肌状態を整える
・体調管理(十分な睡眠と栄養)
・薬の服用がある場合は事前に相談

施術後のアフターケア

保湿ケアの重要性

医療脱毛4回目の施術後は、「徹底した保湿ケア」が効果を持続させる鍵となります。 レーザー照射によって肌は一時的に乾燥しやすい状態になっており、適切な保湿を行わないと肌トラブルの原因になることがあります。 また、しっかりと保湿された肌は、次回の施術でより高い効果を発揮することができるのです。

保湿には、低刺激性の保湿クリームやローションを使用することをおすすめします。 特に施術直後から1週間は、朝晩2回の保湿を心がけましょう。 お風呂上がりは肌が水分を含んでいる状態なので、5分以内に保湿剤を塗ることで、より効果的に潤いを閉じ込めることができます。

保湿ケアを怠ると、肌のバリア機能が低下し、かゆみや赤みなどのトラブルが起きやすくなります。 また、乾燥した肌は毛嚢炎(もうのうえん)などの感染症にもかかりやすくなるため、注意が必要です。 4回目の施術後は特に肌がデリケートになっているので、いつも以上に丁寧なケアを心がけましょう。

効果的な保湿ケアの方法:
・施術後すぐに保湿剤を塗布する
・1日2回以上の保湿を1週間継続する
・アルコールフリーの製品を選ぶ
・ヒアルロン酸やセラミド配合のものがおすすめ
・肌に異常を感じたらすぐにクリニックに相談

紫外線対策の徹底

医療脱毛4回目の施術後は、「紫外線対策を徹底する」ことが非常に重要です。 レーザー照射後の肌は紫外線に対して敏感になっており、日焼けしやすい状態にあります。 この時期に紫外線を浴びてしまうと、シミや色素沈着の原因になるだけでなく、次回の施術にも影響を与えてしまいます。

外出時は必ずSPF30以上の日焼け止めを使用し、2時間から3時間おきに塗り直すようにしましょう。 特に施術を受けた部位は念入りに保護する必要があります。 日焼け止めだけでなく、長袖の衣類や日傘、サングラスなど、物理的な紫外線対策も併用することをおすすめします。

室内にいても、窓から入る紫外線には注意が必要です。 UVカットフィルムを窓に貼ったり、カーテンを閉めたりして、間接的な紫外線からも肌を守りましょう。 また、曇りの日でも紫外線は降り注いでいるため、天候に関わらず対策を怠らないことが大切です。

紫外線対策の具体的な方法:
・SPF30以上、PA+++以上の日焼け止めを使用
・2〜3時間おきに塗り直す
・帽子、サングラス、日傘を活用
・UVカット機能のある衣類を着用
・施術後2週間は特に注意を払う

4回目で効果を感じにくい場合の原因と対策

個人差による効果の違い

医療脱毛の効果には「個人差」があり、4回目でも思うような効果を感じられない方もいらっしゃいます。 この個人差は、毛質、肌質、ホルモンバランス、年齢など、さまざまな要因によって生じます。 たとえば、毛が細く色素が薄い方は、レーザーが反応しにくいため、効果を実感するまでに時間がかかることがあります。

ホルモンバランスの影響も大きな要因の一つです。 特に女性の場合、生理周期や妊娠、更年期などによってホルモンバランスが変化し、毛の成長に影響を与えることがあります。 男性ホルモンが優位になると、毛が濃くなったり、成長スピードが早くなったりすることもあります。

また、遺伝的な要因も無視できません。 家族に毛深い方が多い場合、医療脱毛の効果を実感するまでに、平均より多くの回数が必要になることがあります。 しかし、これは効果がないということではなく、時間をかければ必ず効果は現れてくるので、焦らずに継続することが大切です。

個人差に対応するための対策:
・カウンセリングで自分の毛質を正確に把握する
・必要に応じて施術回数を増やすことを検討
・レーザーの種類や出力を調整してもらう
・ホルモンバランスを整える生活習慣を心がける
・焦らず長期的な視点で取り組む

施術タイミングのずれ

4回目で効果を感じにくい原因として、「施術タイミングのずれ」があげられます。 毛周期に合わせた適切なタイミングで施術を受けていない場合、レーザーが成長期の毛に効果的に作用せず、期待した効果が得られないことがあります。 特に、仕事や学校の都合で施術間隔が不規則になっている方は、この問題に直面しやすいでしょう。

施術間隔が短すぎる場合、まだ成長期に入っていない毛が多い状態で施術を受けることになります。 これでは、レーザーのエネルギーが無駄になってしまい、効果的な脱毛ができません。 逆に間隔が長すぎると、成長期の毛が退行期や休止期に移行してしまい、やはり効果が減少してしまいます。

また、部位によって毛周期が異なることを考慮せずに、全身一律のタイミングで施術を受けている場合も、効果にムラが出ることがあります。 理想的には、各部位の毛の状態を確認しながら、最適なタイミングで施術を受けることが望ましいでしょう。 クリニックのスタッフと相談し、自分に合った施術スケジュールを組むことが重要です。

タイミングのずれ 影響 対策
間隔が短すぎる 成長期の毛が少ない 2か月半以上空ける
間隔が長すぎる 成長期を逃す 3か月以内に施術
不規則な間隔 効果にムラが出る 定期的な予約を心がける

 

自己処理方法の問題

医療脱毛4回目で効果を感じにくい場合、「自己処理方法に問題がある」可能性も考えられます。 施術前の自己処理が不適切だと、レーザーの効果が十分に発揮されません。 たとえば、毛抜きやワックスで毛を抜いてしまうと、レーザーが反応する毛根がなくなってしまい、施術の意味がなくなってしまいます。

また、シェービングが不十分で毛が長い状態のまま施術を受けると、レーザーのエネルギーが毛の表面で消費されてしまいます。 これでは毛根まで熱が届かず、脱毛効果が得られません。 逆に、深剃りをしすぎて肌を傷つけてしまうと、施術時の痛みが増したり、肌トラブルのリスクが高まったりすることもあります。

施術と施術の間の自己処理方法も重要です。 4回目ともなると毛が薄くなってきているため、つい毛抜きで抜きたくなることがあるかもしれません。 しかし、これは絶対に避けるべき行為です。 次の施術で効果を最大化するためには、常にシェービングのみで処理することを心がけましょう。

正しい自己処理方法:
・施術前日または当日朝にシェービング
・電気シェーバーの使用を推奨
・毛抜きやワックスは絶対に使用しない
・深剃りは避け、肌を傷つけない
・施術間も必ずシェービングのみで処理

レーザー出力の調整不足

4回目で効果を感じにくい原因として、「レーザー出力の調整不足」があげられます。 安全性を重視するあまり、低い出力で施術を続けていると、十分な脱毛効果が得られないことがあります。 特に、痛みに敏感な方や、肌が弱い方は、低出力での施術になりがちです。

医療脱毛は、ある程度の出力がないと毛根を破壊することができません。 4回目ともなると、毛も細くなってきているため、より高い出力が必要になることもあります。 しかし、出力を上げると痛みも強くなるため、バランスを取ることが重要です。

レーザーの種類によっても、効果の出方が異なります。 アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザーなど、それぞれに特徴があり、毛質や肌質によって最適なレーザーは異なります。 4回目までに思うような効果が出ていない場合は、レーザーの種類を変更することも検討してみましょう。

レーザー出力を最適化するための対策:
・痛みに耐えられる範囲で出力を上げてもらう
・麻酔クリームの使用を検討する
・冷却機能の活用で痛みを軽減
・レーザーの種類の変更を相談
・施術者の技術力が高いクリニックを選ぶ

4回目以降の施術計画

残り施術回数の目安

医療脱毛4回目を終えた段階で、「あと何回施術が必要か」を見極めることが重要です。 一般的に、自己処理がほぼ不要なレベルを目指す場合、トータルで5回から8回の施術が必要とされています。 つまり、4回目を終えた段階では、あと1回から4回程度の施術が残っていることになります。

4回目の効果が順調に出ている方は、5回目で満足できるレベルに到達することが多いです。 特に、ワキや腕、脚などの部位は、5回でほぼ完了する方が多くいらっしゃいます。 一方、VIOや顔の産毛などは、8回から10回必要になることもあります。

個人差を考慮すると、4回目の段階での毛の減り具合から、残りの必要回数をある程度予測することができます。 現時点で70%以上の毛が減少している方は、あと1回から2回で満足できる可能性が高いでしょう。 50%程度の減少にとどまっている方は、あと3回から4回必要かもしれません。

残り施術回数の目安:
・順調な効果:あと1〜2回(トータル5〜6回)
・標準的な効果:あと2〜3回(トータル6〜7回)
・ゆっくりな効果:あと3〜4回(トータル7〜8回)
・部位による追加:VIOや顔は+2〜3回
・産毛の完全除去:+3〜5回

完了までのスケジュール

4回目の施術を終えてから完了までの「具体的なスケジュール」を立てることで、計画的に脱毛を進めることができます。 残りの施術回数を2回と仮定すると、3か月間隔で施術を受ける場合、あと6か月で完了することになります。 つまり、4回目を春に受けた場合、秋には脱毛が完了する計算です。

スケジュールを立てる際は、季節も考慮することが大切です。 夏に向けて脱毛を完了させたい場合は、逆算してスケジュールを組む必要があります。 また、日焼けしやすい夏場は施術を避け、秋から冬にかけて集中的に施術を受けるという選択肢もあります。

仕事や学校のスケジュールも考慮しましょう。 施術後は激しい運動や飲酒を控える必要があるため、大切なイベントの前は避けた方が無難です。 また、生理中は施術を受けられない部位もあるため、女性の方は生理周期も考慮してスケジュールを組むことが重要です。

施術回数 期待される状態
現在(4回目完了) 4回 毛量70%減少
3か月後 5回 毛量85%減少
6か月後 6回 ほぼつるつる状態
9か月後(必要な場合) 7回 完璧な仕上がり

 

追加施術の判断基準

医療脱毛のコース契約が5回や6回の場合、4回目を終えた段階で「追加施術が必要かどうか」を判断する時期に差し掛かります。 この判断は、現在の効果と理想とする仕上がりのギャップを正確に把握することから始まります。 自己処理が月に1回程度で満足という方と、完全につるつるを目指す方では、必要な追加回数が異なります。

追加施術を検討する際の基準として、まず「部位ごとの仕上がり具合」を確認しましょう。 全身脱毛の場合でも、部位によって効果の出方に差があるのが普通です。 腕や脚は満足できるレベルに達していても、VIOや顔はまだ不十分ということもあります。

また、「毛の再生力」も重要な判断材料です。 4回目の施術から2か月たっても、ほとんど毛が生えてこない場合は、追加施術は不要かもしれません。 一方、1か月で元の状態に近づいてしまう場合は、追加施術を検討する価値があるでしょう。

追加施術を判断する基準:
・現在の毛量と理想のギャップ
・自己処理の頻度と手間
・特定部位の仕上がり具合
・毛の再生スピード
・予算と時間的余裕

まとめ

医療脱毛4回目は、多くの方にとって「効果の転換点」となる重要な施術です。 これまでの3回の施術で土台ができあがり、4回目でいよいよ目に見える大きな変化を実感できるようになります。 毛量が50%から70%減少し、自己処理の頻度も週に1回程度まで減少するなど、日常生活における快適さが格段に向上するでしょう。

4回目の効果を最大化するためには、適切な施術間隔の維持と、施術前後の丁寧なケアが不可欠です。 毛周期に合わせた2か月半から3か月の間隔を守り、保湿や紫外線対策を徹底することで、より高い効果を実感できます。 また、個人差があることを理解し、自分のペースで着実に進めていくことが大切です。

4回目を終えた今、ゴールはもうすぐそこまで来ています。 残り1回から3回程度の施術で、理想のつるつる肌を手に入れることができるでしょう。 これまでの努力を無駄にしないためにも、最後まで計画的に施術を受け、憧れの肌を実現させてください。

監修者

LIGHT CLINIC 総合監修医

吹田 真一

国立循環器病研究センター勤務を経てLIGHT CLINICを開業。