監修者

LIGHT CLINIC 総合監修医

吹田 真一

国立循環器病研究センター勤務を経てLIGHT CLINICを開業。

 

医療脱毛の施術を受けたあと、「いつから運動してもいいの?」「ジムに通っているけど、どのくらい休めばいい?」と疑問に思う方は多いのではないでしょうか。

実は、医療脱毛後の運動には適切なタイミングがあり、施術直後の運動は肌トラブルのリスクを高める可能性があります。

本記事では、医療脱毛後の運動がNGとされる理由から、運動を再開できるタイミング、万が一運動してしまった場合の対処法まで、詳しく解説していきます。

運動習慣を大切にしながら、安全に医療脱毛を続けるために必要な知識をお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。

医療脱毛後の運動がNGな3つの理由

医療脱毛の施術後は、肌が非常にデリケートな状態になっています。

レーザーや光の照射により、毛根に熱エネルギーを与えることで脱毛効果を得る仕組みですが、この熱が肌にも影響を与えているのです。

そのため、施術直後の運動は以下のような理由から控えることが推奨されています。

体温上昇による炎症・かゆみのリスク

医療脱毛の施術では、レーザーの熱エネルギーが毛根だけでなく、周囲の皮膚にも一時的に蓄積されます。

この状態で運動をすると、血行が促進されて体温が上昇し、肌内部にこもった熱がさらに高まってしまうのです。

その結果、通常なら問題ない程度の刺激でも、強い炎症反応を起こしたり、かゆみが発生したりするリスクが高まります。

特に、全身脱毛や広範囲の施術を受けた場合は、体全体の熱がこもりやすくなるため、より注意が必要です。

激しいかゆみが発生すると、無意識にかきむしってしまい、肌を傷つけてしまう可能性もあります。

傷ついた肌は色素沈着を起こしやすく、せっかくの脱毛効果が台無しになってしまうこともあるのです。

運動の種類 体温上昇レベル リスクの程度
ウォーキング 低リスク
ジョギング 中リスク
激しい筋トレ 高リスク

 

汗による細菌繁殖と毛嚢炎の危険性

運動をすると必然的に汗をかきますが、医療脱毛後の肌にとって、この汗が大きな問題となることがあります。

施術により一時的に毛穴が開いた状態になっているため、汗に含まれる老廃物や皮脂が毛穴に入り込みやすくなっているのです。

この環境は細菌にとって絶好の繁殖場所となり、毛嚢炎(もうのうえん)と呼ばれる毛穴の炎症を引き起こす可能性があります。

毛嚢炎は、赤いブツブツや膿を持った吹き出物のような症状として現れます。

特に、VIOラインや脇など、もともと汗をかきやすく蒸れやすい部位では、リスクがさらに高まります。

また、運動中にタオルで汗を拭く際も注意が必要です。

ゴシゴシと強く拭いてしまうと、デリケートな肌を傷つけ、そこから細菌が侵入してしまう恐れがあるからです。

毛嚢炎を発症すると、治療に時間がかかるだけでなく、次回の脱毛施術も延期しなければならない場合があります。

計画的に脱毛を進めたい方にとっては、大きなデメリットとなってしまうでしょう。

• 汗をかきやすい部位(脇、VIO、背中など)は特に注意が必要
• 運動時の摩擦も毛嚢炎のリスクを高める
• 一度発症すると治療に2~3週間かかることも
• 重症化すると跡が残る可能性がある

制汗剤使用による肌トラブルの可能性

運動後の汗や臭いが気になって、つい制汗剤を使いたくなる方も多いでしょう。

しかし、医療脱毛後の敏感な肌に制汗剤を使用することは、新たな肌トラブルを引き起こす原因となります。

制汗剤に含まれるアルコール成分や香料は、通常の肌には問題なくても、施術後のバリア機能が低下した肌には強い刺激となってしまうのです。

特に、スプレータイプの制汗剤は、噴射時の圧力も肌への刺激となります。

ロールオンタイプやスティックタイプも、直接肌に触れることで摩擦が生じ、炎症を悪化させる可能性があります。

また、制汗剤の成分が毛穴に詰まると、次回の脱毛効果にも影響を与えることがあります。

レーザーが毛根に届きにくくなり、十分な脱毛効果が得られない場合があるのです。

そのため、医療脱毛期間中は、できるだけ汗をかかないような工夫をすることが大切です。

運動を控えることも、そうした工夫の一つといえるでしょう。

医療脱毛後はいつから運動できる?

医療脱毛後の運動再開のタイミングは、運動の種類や強度によって異なります。

また、個人の肌質や施術部位によっても適切な期間は変わってくるため、一概に「〇日後からOK」とは言い切れません。

しかし、一般的な目安として、多くのクリニックが推奨する期間があります。

ここでは、運動の種類別に適切な再開時期について詳しく解説していきます。

軽い運動は3日後から開始可能

ウォーキングやストレッチ、ヨガなどの軽い運動であれば、施術から3日後を目安に再開することができます。

ただし、これはあくまでも肌の状態が落ち着いている場合の話です。

赤みやヒリヒリ感が残っている場合は、さらに期間を延ばす必要があります。

軽い運動を再開する際も、いきなり長時間行うのではなく、短時間から始めて徐々に時間を延ばしていくことが大切です。

例えば、普段1時間のウォーキングをしている方なら、最初は20~30分程度から始めてみましょう。

また、運動中や運動後に肌の異常を感じたら、すぐに中止することも重要です。

「せっかく再開したのに」と無理をして続けると、かえって回復を遅らせてしまうことになります。

特に顔脱毛を受けた方は、日光に当たることで肌トラブルのリスクが高まるため、屋外での運動は控えめにすることをおすすめします。

室内でできるストレッチや軽い筋トレから始めるのが安全でしょう。

軽い運動の例 再開の目安 注意点
ストレッチ 3日後 ゆっくりとした動きで行う
ヨガ 3日後 ホットヨガは避ける
ウォーキング 3日後 短時間から始める

 

激しい運動・長時間の運動は1週間待つ

ランニングや本格的な筋トレ、球技などの激しい運動は、施術から1週間以上経過してから再開するのが理想的です。

これらの運動は体温を大幅に上昇させ、大量の汗をかくため、肌への負担が大きくなります。

特に、ジムでのウェイトトレーニングや有酸素運動マシンを使った運動は要注意です。

器具との接触による摩擦や、他の利用者も使用する器具の衛生面など、肌トラブルのリスクが高まる要因が多く存在します。

また、スポーツジムのプールやサウナの利用も、1週間は控えることをおすすめします。

プールの塩素は敏感な肌に刺激を与えますし、サウナは体温を急激に上昇させるため、医療脱毛後の肌には大きな負担となります。

激しい運動を再開する際は、まず短時間・低強度から始めることが大切です。

例えば、普段10kmのランニングをしている方なら、最初は3~5km程度のジョギングから始めてみましょう。

徐々に距離や強度を上げていくことで、肌への負担を最小限に抑えることができます。

• 心拍数が大幅に上昇する運動は1週間以上控える
• 汗を大量にかく運動も同様に注意が必要
• ジムの器具は使用前に必ず消毒する
• プールやサウナは塩素や高温による刺激に注意

脱毛前日・当日の運動も避けるべき理由

意外と見落としがちなのが、医療脱毛の施術前の運動です。

「施術後だけ気をつければいい」と思っている方も多いですが、実は施術前日や当日の運動も避けるべきなのです。

その理由は、運動により体温が上昇した状態で施術を受けると、痛みを感じやすくなったり、施術後の肌トラブルのリスクが高まったりするからです。

施術前に運動をして汗をかいた状態でクリニックに行くと、毛穴に汗や皮脂が詰まっている可能性があります。

この状態では、レーザーが毛根に十分に届かず、脱毛効果が低下することもあるのです。

また、運動後の火照った肌にレーザーを照射すると、通常よりも熱がこもりやすくなります。

その結果、やけどのリスクが高まったり、施術後の赤みが長引いたりする可能性があります。

施術前日は激しい運動を控え、当日は軽い運動も避けることが理想的です。

どうしても体を動かしたい場合は、軽いストレッチ程度に留めておきましょう。

施術を受ける際は、リラックスした状態で臨むことが、安全で効果的な脱毛につながります。

医療脱毛後に運動してしまった時の対処法

「うっかり運動してしまった」「仕事で体を動かさざるを得なかった」という場合もあるでしょう。

そんな時は、適切な対処をすることで、肌トラブルのリスクを最小限に抑えることができます。

ここでは、医療脱毛後に運動してしまった場合の具体的な対処法について解説します。

すぐに肌を冷却する方法

運動後は、できるだけ早く肌を冷却することが重要です。

体温の上昇による炎症反応を抑え、肌の赤みやヒリヒリ感を和らげる効果があります。

冷却方法として最も手軽なのは、冷たい水で濡らしたタオルを肌に当てることです。

ただし、氷や保冷剤を直接肌に当てるのは避けましょう。

急激な温度変化は、かえって肌に負担をかけてしまう可能性があります。

保冷剤を使用する場合は、必ずタオルやガーゼで包んでから使用してください。

冷却時間は1回につき10~15分程度が目安です。

長時間冷やし続けると、血行不良を起こして回復を遅らせる可能性があるため注意が必要です。

また、冷却スプレーなどの使用も控えましょう。

スプレーに含まれる成分が、敏感な肌に刺激を与える可能性があるからです。

シンプルに水とタオルを使った冷却が、最も安全で効果的な方法といえます。

冷却方法 効果 注意点
冷水タオル こまめに冷水で冷やし直す
保冷剤(タオル巻き) 直接肌に当てない
冷却スプレー × 成分が刺激になる可能性

保湿ケアと水分補給の重要性

運動により汗をかくと、肌の水分が失われて乾燥しやすくなります。

医療脱毛後の肌は、ただでさえバリア機能が低下しているため、乾燥によるダメージを受けやすい状態です。

そのため、運動後は通常以上に念入りな保湿ケアが必要となります。

保湿ケアは、シャワーを浴びた後すぐに行うのがポイントです。

肌が湿っている状態で保湿剤を塗ることで、水分を閉じ込める効果が高まります。

使用する保湿剤は、無香料・無着色・アルコールフリーのものを選びましょう。

特に、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が配合されているものがおすすめです。

これらの成分は、肌のバリア機能をサポートし、外部刺激から肌を守る効果があります。

また、外側からの保湿だけでなく、内側からの水分補給も重要です。

運動で失われた水分を補給することで、肌の潤いを保つことができます。

1日に1.5~2リットルを目安に、こまめに水分を摂取しましょう。

• 保湿剤は惜しみなくたっぷりと使用する
• 乾燥が気になる部位は重ね塗りする
• 水分補給は常温の水がおすすめ
• カフェインやアルコールは控える

処方薬の使用とクリニックへの相談

医療脱毛を受けたクリニックで、炎症止めの軟膏などが処方されている場合は、指示通りに使用しましょう。

これらの薬は、肌の炎症を抑え、回復を促進する効果があります。

ただし、自己判断で市販の薬を使用するのは避けてください。

医療脱毛後の肌に適さない成分が含まれている可能性があるからです。

もし、冷却や保湿ケアをしても症状が改善しない場合は、すぐにクリニックに相談することが大切です。

特に、以下のような症状が現れた場合は、早めの受診をおすすめします。

赤みが3日以上続く、水ぶくれができた、強い痛みがある、発熱を伴う、などの症状は、単なる一時的な反応ではない可能性があります。

クリニックでは、症状に応じて適切な治療を行ってくれます。

抗生物質の処方や、次回の施術スケジュールの調整など、個々の状況に合わせた対応をしてもらえるでしょう。

恥ずかしがらずに、正直に運動してしまったことを伝えることが大切です。

適切な治療を受けることで、肌トラブルの悪化を防ぎ、計画通りに脱毛を進めることができます。

運動以外で医療脱毛後に避けるべき行為

医療脱毛後に注意すべきなのは、運動だけではありません。

日常生活の中にも、肌に負担をかける行為がたくさん潜んでいます。

ここでは、運動以外で避けるべき行為について詳しく解説していきます。

飲酒・入浴・サウナなど体温を上げる行為

アルコールを摂取すると、血管が拡張して血流が良くなり、体温が上昇します。

これは運動と同様に、医療脱毛後の肌に炎症を起こすリスクを高めてしまいます。

施術当日の飲酒は厳禁で、できれば2~3日は控えることをおすすめします。

入浴についても注意が必要です。

熱いお湯に長時間浸かると、体温が上昇し、肌の乾燥も進んでしまいます。

施術当日はシャワーのみにし、湯船に浸かる場合も38度以下のぬるめのお湯で短時間に留めましょう。

サウナや岩盤浴は、さらに注意が必要です。

高温環境に身を置くことで、急激に体温が上昇し、大量の汗をかきます。

これらの施設は、医療脱毛後1週間は利用を控えることが賢明です。

また、温泉施設の利用も慎重に検討しましょう。

温泉の成分によっては、敏感な肌に刺激を与える可能性があります。

特に、硫黄泉や酸性泉などの刺激の強い温泉は避けるべきです。

行為 控える期間 理由
飲酒 2~3日 血流促進による炎症リスク
入浴(湯船) 当日 体温上昇と乾燥
サウナ・岩盤浴 1週間 急激な体温上昇

 

日焼けや紫外線への注意点

医療脱毛後の肌は、紫外線に対して非常に敏感になっています。

通常なら問題ない程度の紫外線でも、炎症や色素沈着を引き起こす可能性があるのです。

そのため、施術後は徹底した紫外線対策が必要となります。

日焼け止めは、SPF30以上、PA+++以上のものを選びましょう。

ただし、施術直後は日焼け止めの成分が刺激になることもあるため、施術当日は物理的な遮光(帽子や日傘、長袖など)で対応することをおすすめします。

翌日以降は、敏感肌用の日焼け止めを使用し、2~3時間おきに塗り直すことが大切です。

特に注意が必要なのは、海やプール、スキー場などの紫外線が強い環境です。

水面や雪面からの反射により、通常の2倍近い紫外線を浴びることになります。

医療脱毛期間中は、これらのレジャーは控えるか、万全の対策をして臨む必要があります。

また、曇りの日でも紫外線は降り注いでいることを忘れてはいけません。

「今日は曇っているから大丈夫」と油断すると、思わぬ日焼けをしてしまうことがあります。

• 日焼け止めは肌に優しい成分のものを選ぶ
• 日傘や帽子などの物理的遮光も併用する
• 車の運転時も紫外線対策を忘れずに
• 室内でも窓際は紫外線に注意

タイトな服装や通気性の悪い衣類

医療脱毛後は、肌への摩擦を最小限に抑えることが大切です。

タイトな服装は、動くたびに肌と擦れて刺激を与えてしまいます。

特に、脱毛部位に密着するような服は避けるべきです。

例えば、脚の脱毛後にスキニージーンズを履くと、歩くたびに摩擦が生じます。

この摩擦により、肌に赤みが出たり、毛嚢炎のリスクが高まったりする可能性があります。

できるだけゆったりとした、肌に優しい素材の服を選びましょう。

素材については、綿100%などの天然素材がおすすめです。

化学繊維は静電気を起こしやすく、肌への刺激となることがあります。

また、通気性が悪いため、汗がこもりやすいというデメリットもあります。

下着についても同様の注意が必要です。

締め付けの強い下着や、レース素材の下着は避け、シンプルで肌触りの良いものを選びましょう。

VIO脱毛後は、特に下着選びが重要となります。

就寝時は、可能な限り締め付けのない服装で過ごすことをおすすめします。

肌を解放することで、回復を促進することができるからです。

医療脱毛と運動に関するよくある質問

医療脱毛と運動の関係について、多くの方が疑問を持っています。

ここでは、よく寄せられる質問について、具体的にお答えしていきます。

ジムでの筋トレはいつから可能?

ジムでの筋トレは、施術から1週間後を目安に再開することをおすすめします。

ただし、いきなり高強度のトレーニングを行うのではなく、徐々に強度を上げていくことが大切です。

最初は自重トレーニングや軽いウェイトから始め、肌の状態を見ながら負荷を増やしていきましょう。

ジムでは、多くの人が使用する器具に触れることになります。

衛生面を考慮し、器具を使用する前後は必ず消毒を行いましょう。

また、タオルを敷いて直接肌が器具に触れないようにすることも重要です。

特に注意が必要なのは、ベンチプレスなどで背中や肩が器具に密着する種目です。

背中の脱毛を受けた場合は、これらの種目は2週間程度控えることをおすすめします。

代わりに、ダンベルを使った種目など、肌への接触が少ないトレーニングを選びましょう。

• マシンよりもフリーウェイトがおすすめ
• 汗をかいたらすぐに拭き取る
• プロテインなどのサプリメントは問題なし
• トレーニング後は必ずシャワーを浴びる

ヨガやストレッチなど軽い運動の場合は?

ヨガやストレッチは、比較的早い段階で再開できる運動です。

施術から3日後を目安に、ゆっくりとしたペースで始めることができます。

ただし、ホットヨガは避けるべきです。

高温多湿の環境は、医療脱毛後の肌には大きな負担となります。

通常のヨガでも、激しいポーズや長時間のホールドは避けましょう。

特に、肌が床やマットに強く押し付けられるようなポーズは、摩擦による刺激を与えてしまいます。

初心者向けのゆったりとしたクラスから始めることをおすすめします。

ストレッチについても、無理な可動域まで伸ばすことは避けてください。

皮膚が引っ張られることで、脱毛部位に負担がかかる可能性があります。

心地よい程度の伸びを感じる範囲で行いましょう。

また、ヨガマットは清潔なものを使用し、可能であれば自分専用のマットを用意することが理想的です。

共用のマットを使用する場合は、タオルを敷いて直接肌が触れないようにしましょう。

運動の種類 再開時期 おすすめ度
通常のヨガ 3日後
ホットヨガ 1週間後
軽いストレッチ 3日後

 

屋外スポーツで特に注意すべきこと

屋外スポーツは、室内での運動に比べて注意すべき点が多くあります。

最も大きな問題は紫外線です。

運動中は日焼け止めが汗で流れやすくなるため、こまめな塗り直しが必要となります。

テニスやゴルフなど、長時間屋外にいるスポーツは特に注意が必要です。

可能な限り、早朝や夕方の紫外線が弱い時間帯を選んで活動しましょう。

また、長袖のスポーツウェアや帽子の着用も効果的です。

ランニングやサイクリングの場合は、日陰の多いコースを選ぶことをおすすめします。

公園の木陰や、ビルの影になる道を選ぶことで、紫外線の影響を軽減できます。

また、短時間で切り上げることも大切です。

海でのマリンスポーツは、医療脱毛期間中は避けることが賢明です。

海水の塩分や砂による摩擦、強い紫外線など、肌にとって過酷な環境が揃っているからです。

どうしても行く場合は、ウェットスーツなどで肌を保護しましょう。

• 日焼け止めは2時間おきに塗り直す
• UVカット機能のあるスポーツウェアを選ぶ
• サングラスで目の周りも保護する
• 水分補給をこまめに行う

運動制限が脱毛効果に与える影響

「運動を控えることで、脱毛効果が下がるのでは?」と心配される方もいますが、その心配は無用です。

医療脱毛の効果は、施術時にレーザーが毛根に与えたダメージによって決まります。

施術後の運動の有無は、脱毛効果には直接影響しません。

むしろ、無理に運動を続けて肌トラブルを起こしてしまうと、次回の施術を延期せざるを得なくなる可能性があります。

結果的に、脱毛完了までの期間が長くなってしまうことになるのです。

運動制限期間中は、この機会に食事管理に力を入れるのも良いでしょう。

タンパク質やビタミンを積極的に摂取することで、肌の回復を促進することができます。

特に、ビタミンCは肌の修復に重要な役割を果たします。

また、軽い運動から徐々に強度を上げていくことで、体力の低下も最小限に抑えられます。

完全に運動を止めるのではなく、肌に負担をかけない範囲で体を動かすことが大切です。

このように考えると、運動制限は脱毛効果を高めるための必要な期間といえるでしょう。

まとめ

医療脱毛後の運動について、さまざまな角度から解説してきました。

施術後の肌は非常にデリケートな状態にあり、適切なケアと注意が必要です。

運動を控える期間は、軽い運動で3日、激しい運動で1週間が目安となります。

しかし、これはあくまでも一般的な目安であり、個人の肌質や施術部位、運動の種類によって調整が必要です。

自分の肌の状態をよく観察し、無理のない範囲で運動を再開することが大切です。

万が一、運動してしまった場合も、適切な対処をすることで肌トラブルを防ぐことができます。

冷却、保湿、そして必要に応じてクリニックへの相談を行いましょう。

医療脱毛は、正しい知識とケアによって、安全かつ効果的に進めることができます。

運動習慣を大切にしながらも、美しい肌を手に入れるために、一時的な我慢も必要です。

この記事を参考に、あなたの脱毛ライフがより快適で安全なものになることを願っています。

監修者

LIGHT CLINIC 総合監修医

吹田 真一

国立循環器病研究センター勤務を経てLIGHT CLINICを開業。