医療脱毛で全身脱毛をはじめたいけれど、どのくらい時間がかかるのか不安に感じていませんか。 仕事や家事、育児などで忙しい毎日のなかで、脱毛にかける時間を確保できるか心配になるのは当然のことです。 じつは、医療脱毛の全身脱毛にかかる時間は、施術方法や部位によって大きく異なります。

本記事では、医療脱毛の全身脱毛にかかる時間について、1回の施術時間から完了までの期間まで詳しく解説します。 部位別の施術時間や、時間を短縮するコツ、さらにはエステ脱毛との比較まで、時間にまつわるあらゆる疑問にお答えします。 この記事を読めば、あなたのライフスタイルに合った脱毛計画を立てられるようになるでしょう。

監修者

LIGHT CLINIC 総合監修医

吹田 真一

国立循環器病研究センター勤務を経てLIGHT CLINICを開業。

 

CONTENTS

全身脱毛1回あたりの施術時間

医療脱毛とエステ脱毛の時間の違い

医療脱毛とエステ脱毛では、使用する機器の出力や照射方法が異なるため、施術時間にも大きな違いがあります。 医療脱毛では高出力のレーザーを使用するため、1回あたりの施術時間は90分から120分程度かかることが一般的です。 一方、エステ脱毛では光脱毛機を使用し、出力が低いぶん照射スピードが速く、60分から90分程度で終わることが多いです。

しかし、ここで注意したいのは、1回の施術時間だけで判断してはいけないということです。 医療脱毛は出力が高いため、少ない回数で脱毛効果を実感できます。 エステ脱毛は1回の時間は短いものの、完了までに必要な回数が多くなるため、トータルの時間では医療脱毛のほうが短くなることがあります。

項目 医療脱毛 エステ脱毛
1回の施術時間 90〜120分 60〜90分
使用機器 医療用レーザー 光脱毛機
出力 高出力 低出力
必要回数 5〜8回 12〜18回

 

全身脱毛の基本的な所要時間

医療脱毛における全身脱毛の基本的な所要時間は、顔とVIOを除いた場合で約90分から120分です。 この時間には、レーザー照射の時間だけでなく、肌の状態確認や冷却時間も含まれています。 最新の脱毛機を導入しているクリニックでは、連続照射が可能な機器により60分程度で終わることもあります。

全身脱毛の施術時間は、以下のような要因で変動します:

• 照射する部位の数(顔・VIOを含むかどうか)
• 使用する脱毛機の種類と性能
• 施術を担当するスタッフの熟練度
• 患者さまの体格や毛量
• 肌の状態(日焼けや肌荒れの有無)

多くのクリニックでは、初回の施術は肌の反応を確認しながら慎重に進めるため、2回目以降よりも時間がかかることがあります。 また、痛みに敏感な方の場合は、出力を調整したり冷却時間を長くとったりするため、通常より時間がかかることもあります。

施術時間に影響する要因

個人差による時間の変動

全身脱毛の施術時間は、個人差によって大きく変動します。 体格の大きい方や身長の高い方は、照射面積が広くなるため、小柄な方よりも10分から20分ほど長くかかることがあります。 また、毛量が多い方や毛が太い方は、より丁寧な照射が必要となり、時間が延長することがあります。

さらに、肌の色素沈着がある部位や、日焼けしている場合は、安全性を考慮して出力を下げて照射する必要があります。 このような場合、通常より時間をかけて慎重に施術を進めることになります。 痛みへの耐性も個人差があり、痛みに弱い方は休憩を挟みながら施術するため、時間が長くなる傾向があります。

個人差による時間変動の要因:

• 体格(身長・体重・体型)
• 毛量・毛質(太さ・密度)
• 肌の状態(色素沈着・乾燥・敏感肌)
• 痛みへの耐性
• 施術部位の形状(凹凸の多さ)

脱毛機の種類による違い

使用する脱毛機の種類によって、施術時間は大きく異なります。 従来のショット式レーザー脱毛機では、1発ずつ照射するため時間がかかりますが、最新の蓄熱式脱毛機では連続照射が可能で、施術時間を大幅に短縮できます。 たとえば、ジェントルマックスプロのような高速照射が可能な機器では、全身脱毛が60分程度で完了することもあります。

脱毛機の種類 照射方式 全身脱毛の時間
ショット式(熱破壊式) 単発照射 90〜120分
蓄熱式(SHR方式) 連続照射 60〜90分
最新型(高速照射対応) 高速連続照射 45〜60分

また、照射口の大きさも施術時間に影響します。 大きな照射口を持つ機器では、1回で広い範囲を照射できるため、施術時間を短縮できます。 冷却機能の性能も重要で、強力な冷却機能を持つ機器では、肌を保護しながら高速で照射できるため、効率的な施術が可能です。

クリニックによる施術範囲の違い

クリニックによって、全身脱毛に含まれる部位の範囲が異なるため、施術時間にも差が生じます。 基本的な全身脱毛では、顔とVIOを除いた部位が対象となりますが、これらを含むプランでは施術時間が30分から45分ほど延長されます。 また、うなじや手足の指・甲などの細かい部位を含むかどうかでも、時間は変わってきます。

多くのクリニックで全身脱毛に含まれる基本部位:

• 両腕(ひじ上・ひじ下)
• 両脚(太もも・ひざ・ひざ下)
• 胸・お腹
• 背中・腰
• ワキ
• ヒップ

クリニックによって含まれるかどうかが異なる部位:

• 顔(額・頬・鼻下・あご)
• VIO(Vライン・Iライン・Oライン)
• うなじ
• 手足の指・甲
• 乳輪周り
• へそ周り

部位別の施術時間目安

顔脱毛の所要時間

顔脱毛の施術時間は、約15分から30分が目安となります。 顔は凹凸が多く、デリケートな部位であるため、慎重な施術が必要です。 額、頬、鼻下、あご、あご下など、細かく部位を分けて照射していくため、想像以上に時間がかかることがあります。

顔脱毛では、以下のような手順で施術が進められます:

• クレンジング・洗顔(メイクを落とす)
• 保護シールの貼付(眉毛やほくろの保護)
• ゴーグルまたはアイマスクの装着
• ジェルの塗布(機器により不要な場合も)
• レーザー照射 • クーリング・保湿ケア

特に、眉間や鼻の周辺は骨に近く痛みを感じやすいため、出力を調整しながら丁寧に照射します。 また、産毛が多い顔は、太い毛に比べてレーザーが反応しにくいため、より細かな調整が必要となります。 施術後は肌が敏感になっているため、十分な冷却と保湿ケアの時間も含めると、トータルで30分程度かかることが一般的です。

VIO脱毛の所要時間

VIO脱毛にかかる時間は、約15分から45分と幅があります。 デリケートゾーンは皮膚が薄く、痛みを感じやすい部位であるため、患者さまの様子を見ながら慎重に施術を進める必要があります。 また、希望するデザインによっても施術時間は変わり、ハイジニーナ(無毛)にする場合は全体を照射するため時間がかかります。

VIOの部位 施術時間 特徴
Vライン 10〜15分 デザインにより時間が変動
Iライン 10〜15分 最も痛みを感じやすい
Oライン 5〜10分 体位変換が必要

VIO脱毛では、紙ショーツを着用し、少しずつずらしながら照射していきます。 特にIラインは粘膜に近く、色素沈着もあるため、低出力で時間をかけて照射することが多いです。 また、施術中は何度か体位を変える必要があり、その都度時間がかかることも考慮しておく必要があります。

腕・脚脱毛の所要時間

腕の脱毛時間は両腕で約15分から30分、脚の脱毛時間は両脚で約30分から60分が目安です。 腕と脚は照射面積が広いため、全身のなかでも時間がかかる部位となります。 特に脚は、太もも、ひざ、ひざ下と部位が分かれており、それぞれに適切な出力調整が必要です。

腕脱毛の詳細な時間配分:

• ひじ上(両腕):10〜15分
• ひじ下(両腕):10〜15分
• 手の甲・指:5分程度

脚脱毛の詳細な時間配分:

• 太もも(両脚):15〜20分
• ひざ(両脚):5〜10分
• ひざ下(両脚):15〜20分
• 足の甲・指:5分程度

腕や脚は日常的に露出することが多い部位であるため、照射漏れがないよう丁寧に施術する必要があります。 また、ひじやひざなどの関節部分は骨に近く、痛みを感じやすいため、出力を調整しながら照射します。 体毛の流れに沿って複数の角度から照射することで、より効果的な脱毛が期待できますが、その分時間もかかります。

背中・お腹・胸の所要時間

背中の脱毛時間は約30分から60分、お腹は約15分、胸は約15分が目安となります。 背中は全身のなかでも最も面積が広い部位であり、上部と下部に分けて施術することが一般的です。 自分では見えない部位であるため、施術前のシェービングも含めると、さらに時間がかかることがあります。

各部位の施術時間と特徴:

• 背中上部:15〜30分(肩甲骨周辺の凹凸に注意)
• 背中下部:15〜30分(腰のくびれ部分の照射)
• お腹:15分(へそ周りは慎重に)
• 胸:15分(乳輪周辺の取り扱いに注意)

背中は産毛が多い部位であるため、しっかりとした効果を得るには適切な出力設定が重要です。 お腹や胸は、比較的平坦で照射しやすい部位ですが、乳輪周辺は色素が濃いため、多くのクリニックでは照射を避けるか、特別な配慮をしながら施術します。 また、うつ伏せと仰向けの体位変換も必要となるため、その時間も考慮しておく必要があります。

その他部位の所要時間

ワキ脱毛

ワキ脱毛は、両ワキで約5分から15分と、全身のなかでも最も短時間で終わる部位です。 範囲が狭く、平坦で照射しやすいため、スピーディーな施術が可能です。 ただし、ワキは毛が太く密集しているため、しっかりとした出力での照射が必要となります。

ワキ脱毛が短時間で終わる理由:

• 照射範囲が狭い(片ワキ約9平方センチメートル)
• 平坦で照射しやすい形状
• 毛の生えている範囲が明確
• 体位変換が不要

初回の施術では、肌の反応を見ながら慎重に進めるため15分程度かかることもありますが、2回目以降は5分から10分で完了することが多いです。 ワキは汗をかきやすい部位であるため、施術前の清拭や施術後の冷却にも時間を割くことがあります。

うなじ・手足の指

うなじの脱毛時間は約15分から20分、手足の指・甲は合わせて約10分から15分が目安です。 うなじは襟足の形をデザインする必要があるため、事前の相談や確認に時間がかかることがあります。 また、首の後ろは自分では見えない部位であるため、シェービングも含めると時間が延長することがあります。

部位 施術時間 注意点
うなじ 15〜20分 デザインの確認が必要
手の指・甲 5〜10分 細かい部位で丁寧な照射が必要
足の指・甲 5〜10分 骨に近く痛みを感じやすい

 

手足の指は範囲が狭いものの、関節が多く凹凸があるため、角度を変えながら丁寧に照射する必要があります。 また、指の毛は意外と目立つ部位であるため、照射漏れがないよう細心の注意を払って施術します。 これらの部位は単独で施術を受けることは少なく、多くの場合は全身脱毛や腕・脚脱毛のオプションとして追加されます。

施術時間が延長する原因と対策

剃り残しによる時間延長

施術時間が延長する最も一般的な原因は、剃り残しによるものです。 医療脱毛では、施術前日に自己処理をしてくることが基本ルールとなっています。 剃り残しがある場合、クリニックでシェービングを行う必要があり、その分施術時間が延長します。

剃り残しが多い部位とその理由:

• 背中:手が届かず確認も困難
• Oライン:見えにくく処理が難しい
• うなじ:自分では見えない部位
• 太ももの裏側:見落としやすい
• ひざ裏:剃りにくい形状

多くのクリニックでは、手の届かない部位(背中・Oライン・うなじなど)のシェービングは無料で対応していますが、その他の部位は有料となることがあります。 シェービングに10分から15分かかると、その分照射時間が短くなったり、予約時間をオーバーしたりする可能性があります。 剃り残しを防ぐためには、明るい場所で、新しい刃の電気シェーバーを使用し、前日の夜にゆっくりと時間をかけて処理することが大切です。

肌トラブルや炎症の影響

肌に炎症やトラブルがある場合、施術時間が大幅に延長することがあります。 日焼けや肌荒れ、アトピー性皮膚炎などがある場合、通常より低い出力で照射する必要があるため、効果を維持するために照射回数を増やすことになります。 また、施術中に赤みや腫れが生じた場合は、冷却時間を長くとる必要があります。

肌トラブルによる時間延長の例:

• 日焼け肌:出力を30〜50%下げて照射(通常の1.5倍の時間)
• 乾燥肌:保湿ケアの時間が追加(10〜15分延長)
• 敏感肌:テスト照射や休憩時間が必要(20〜30分延長)
• ニキビや湿疹:該当部位を避けて照射(慎重な作業で時間増)

肌トラブルを防ぐためには、施術の2週間前から日焼け対策を徹底し、保湿ケアを欠かさないことが重要です。 また、施術当日の体調不良や生理中の場合も、肌が敏感になっているため、通常より時間がかかることがあります。 肌の状態に不安がある場合は、事前にクリニックに相談し、場合によっては施術を延期することも検討しましょう。

体格による施術時間の差

体格の違いは、施術時間に直接的な影響を与えます。 身長が高い方や体格の大きい方は、照射面積が広くなるため、小柄な方と比べて20分から30分ほど施術時間が長くなることがあります。 たとえば、身長150センチメートルの方と180センチメートルの方では、脚の長さだけでも大きな差があります。

体格による施術時間の違い:

• 小柄な方(150センチメートル以下):標準時間より10〜15分短縮
• 標準体型(160センチメートル前後):基準となる施術時間
• 高身長の方(170センチメートル以上):標準時間より15〜20分延長
• 体格の大きい方:標準時間より20〜30分延長

ただし、体格による料金の差はないため、大柄な方でも追加料金を心配する必要はありません。 クリニックでは、さまざまな体格の方に対応できるよう、予約時間に余裕を持たせています。 また、最新の脱毛機では照射スピードが速いため、体格による時間差も以前より小さくなってきています。

スタッフの技術による差

施術を担当するスタッフの技術レベルによっても、施術時間に差が生じます。 経験豊富なベテランスタッフと、研修を終えたばかりの新人スタッフでは、15分から30分程度の差が出ることがあります。 ただし、医療脱毛は医療行為であるため、すべてのスタッフが適切な研修を受けており、安全性に問題はありません。

スタッフの技術による時間差の要因:

• 照射スピードの違い(手際の良さ)
• 部位の切り替えのスムーズさ
• 患者さまへの声かけのタイミング
• 機器の操作の熟練度 • トラブル時の対応速度

多くのクリニックでは、スタッフの技術向上のため定期的な研修を実施しています。 また、2人体制で施術を行うクリニックもあり、この場合は1人で行うよりも効率的に施術を進められます。 もし施術時間を重視する場合は、予約時に経験豊富なスタッフを指名できるかどうか確認してみるのも良いでしょう。

来院から退店までのトータル時間

施術前の準備時間

受付と待ち時間

クリニックに到着してから施術室に入るまでには、受付手続きと待ち時間があります。 多くのクリニックでは予約制を採用しているため、待ち時間は5分から10分程度と短めです。 ただし、前の患者さまの施術が長引いた場合や、クリニックが混雑している時間帯では、15分から20分待つこともあります。

受付での手続き内容:

• 診察券の提示
• 本人確認
• 体調確認シートの記入
• 当日の施術部位の確認
• 料金の支払い(都度払いの場合)

待ち時間を短縮するためには、予約時間の5分前には到着しておくことをおすすめします。 また、平日の午前中や夕方以降は比較的空いているため、待ち時間を避けたい方はこの時間帯を狙うと良いでしょう。 多くのクリニックでは、待合室にウォーターサーバーや雑誌を用意しているため、待ち時間も快適に過ごせます。

着替えと移動

施術室への移動と着替えには、合わせて10分から15分程度かかります。 全身脱毛の場合は、専用のガウンや紙ショーツに着替える必要があります。 アクセサリーや時計なども外す必要があるため、事前に外しやすいものを選んでおくと時間短縮につながります。

着替えの手順と注意点:

• 更衣室への案内(1〜2分)
• 服やアクセサリーを外す(3〜5分)
• 専用ガウンへの着替え(2〜3分)
• 貴重品の管理(ロッカーへ収納)
• 施術室への移動(1〜2分)

VIO脱毛を含む場合は、紙ショーツへの着替えも必要となります。 また、顔脱毛がある場合は、メイクを落とす時間も考慮する必要があります。 着替えやすい服装で来院することで、この時間を5分程度短縮することができます。

施術後の時間

アフターケアと説明

施術後のアフターケアと説明には、15分から20分程度の時間がかかります。 レーザー照射後の肌は熱を持っているため、十分な冷却が必要です。 また、施術後の注意事項や次回までのケア方法について、詳しい説明を受けます。

アフターケアの内容:

• 冷却パックやクーリングジェルでの鎮静(5〜10分)
• 保湿クリームの塗布 • 肌状態のチェック
• 炎症止めの薬の処方(必要な場合)

施術後の注意事項:

• 当日の入浴は避けシャワーのみ
• 激しい運動や飲酒を控える
• 日焼け対策の徹底
• 保湿ケアの重要性
• 次回施術までの自己処理方法

肌に赤みや腫れが見られる場合は、症状が落ち着くまで様子を見ることもあるため、さらに時間がかかることがあります。 また、初回の施術後は特に丁寧な説明があるため、20分から30分程度見ておくと良いでしょう。

次回予約と会計

次回予約と会計には、5分から10分程度の時間がかかります。 多くのクリニックでは、施術後すぐに次回の予約を取ることができます。 人気の時間帯や曜日は予約が取りにくいこともあるため、スケジュールを確認しながら早めに予約を入れることをおすすめします。

手続き内容 所要時間 備考
次回予約 3〜5分 2〜3か月後の予約が一般的
会計(都度払い) 3〜5分 現金・カード・電子マネー対応
診察券の返却 1分 次回予約票の受け取り

 

コース契約をしている場合は、会計の必要がないため時間を短縮できます。 また、オンライン予約システムを導入しているクリニックでは、帰宅後に自宅から予約することも可能です。 スムーズに退店するためには、事前に次回の都合の良い日時をいくつか考えておくと良いでしょう。

初回カウンセリングの所要時間

初回のカウンセリングは、60分から90分程度の時間を見ておく必要があります。 カウンセリングでは、医師による診察、脱毛の仕組みの説明、料金プランの案内など、さまざまな内容が含まれます。 また、肌質や毛質のチェック、テスト照射を行うクリニックもあります。

初回カウンセリングの流れ:

• 問診票の記入(10分)
• 医師による診察・問診(15〜20分)
• カウンセラーによる説明(20〜30分)
• 料金プランの案内(10〜15分)
• 質疑応答(10分)
• 契約手続き(15〜20分)※契約する場合

カウンセリング当日に契約を決める場合は、さらに15分から20分の手続き時間が必要です。 また、医療ローンを利用する場合は、審査時間も含めて30分程度追加でかかることがあります。 初回カウンセリングは時間に余裕を持って予約し、焦らずじっくりと検討することが大切です。

全身脱毛が完了するまでの期間

医療脱毛の通院頻度と回数

医療脱毛で全身脱毛が完了するまでの期間は、一般的に1年から2年程度です。 毛周期に合わせて2か月から3か月に1回のペースで通院し、5回から8回の施術を受けることで、満足のいく結果が得られます。 ただし、部位によって毛周期が異なるため、効率的に脱毛を進めるには適切な間隔での通院が重要です。

部位別の毛周期の目安:

• 顔:1〜2か月
• ワキ:2〜3か月
• 腕・脚:2〜3か月
• VIO:1.5〜2か月
• 背中:2〜3か月

多くのクリニックでは、初回から3回目までは2か月間隔、4回目以降は3か月間隔での通院を推奨しています。 これは、施術を重ねるごとに毛量が減少し、成長期の毛が生えそろうまでに時間がかかるようになるためです。 規則正しい間隔で通院することで、最も効率的に脱毛効果を得ることができます。

目指す仕上がりによる期間の違い

全身脱毛の完了までの期間は、目指す仕上がりレベルによって大きく異なります。 自己処理が楽になる程度を目指す場合は5回程度(約1年)、ツルツルの状態を目指す場合は8回以上(約2年)の施術が必要です。 また、毛質や肌質によっても個人差があるため、カウンセリング時に医師と相談することが大切です。

仕上がりレベル 必要回数 期間の目安 毛の状態
自己処理が楽になる 3〜5回 6か月〜1年 毛量が50〜70%減少
ほぼツルツル 5〜8回 1年〜1年半 毛量が80〜90%減少
完全にツルツル 8〜10回 1年半〜2年 毛量が95%以上減少

 

部位によっても効果の現れ方に差があり、ワキやVIOなどの太い毛は効果が出やすく、顔や背中などの産毛は回数が必要になることがあります。 また、ホルモンバランスの影響を受けやすい部位では、完了後も数本の毛が生えてくることがあるため、メンテナンス照射が必要な場合もあります。

効率的な脱毛スケジュールの立て方

Clock from top view with time concept.

効率的に全身脱毛を完了させるためには、計画的なスケジュール管理が重要です。 毛周期に合わせた適切な間隔での通院はもちろん、季節や自分のライフスタイルも考慮してスケジュールを立てましょう。 特に、夏に向けて脱毛を完了させたい場合は、前年の秋から冬にかけて開始するのがおすすめです。

効率的なスケジュールのポイント:

• 初回は秋〜冬に開始(日焼けリスクが低い)
• 2〜3か月の規則正しい間隔を守る
• 生理周期を考慮してVIO脱毛の予約を入れる
• 長期休暇や繁忙期を避けて予約
• キャンセル・変更は早めに連絡

また、複数回分の予約をまとめて取れるクリニックを選ぶことで、希望の日時に予約が取りやすくなります。 仕事が忙しい方は、土日や平日の夜間に営業しているクリニックを選ぶと通いやすいでしょう。 計画的にスケジュールを管理することで、最短期間で理想の肌を手に入れることができます。

施術時間を短縮する方法

事前準備で時間短縮

シェービングの徹底

施術時間を短縮する最も効果的な方法は、事前のシェービングを徹底することです。 施術前日の夜に、時間をかけて丁寧にムダ毛を処理しておくことで、当日のシェービング時間をゼロにできます。 電気シェーバーを使用し、毛の流れに沿って優しく剃ることで、肌への負担を最小限に抑えることができます。

効果的なシェービングのコツ:

• 明るい場所で行う(見落としを防ぐ)
• 新しい刃を使用する(剃り残しを防ぐ)
• 保湿をしてから剃る(肌への負担軽減)
• 鏡を使って確認しながら剃る
• 剃りにくい部位は無理をしない

特に見落としやすい部位:

• ひざの裏側
• 足首の後ろ
• 太ももの内側
• ひじの周辺
• 指の関節部分

シェービングに自信がない場合は、施術の2日前に一度剃り、前日に剃り残しをチェックする方法もおすすめです。 また、背中やOラインなど自分では処理できない部位は無理をせず、クリニックでのシェービングサービスを利用しましょう。

着替えやすい服装選び

来院時の服装を工夫することで、着替えの時間を5分から10分短縮できます。 ワンピースやゆったりとしたトップスとボトムスの組み合わせなど、脱ぎ着しやすい服装を選びましょう。 また、アクセサリーは最小限にし、着脱に時間がかかるブーツなどは避けることをおすすめします。

おすすめの服装:

• 前開きのワンピース
• ゆったりとしたTシャツとスカート
• ジップアップパーカーとパンツ
• スポーツウェア

避けたほうが良い服装:

• タイトな服(着脱が困難)
• ボタンの多い服
• 複雑な下着(ホックが多いものなど)
• ロングブーツ
• たくさんのアクセサリー

施術後の肌は敏感になっているため、締め付けの少ない服装を選ぶことも大切です。 また、顔脱毛がある場合は、メイクを薄めにしておくか、ノーメイクで来院すると時間短縮につながります。

当日の心構え

施術当日の心構えも、スムーズな施術には欠かせません。 リラックスした状態で施術を受けることで、痛みへの耐性も上がり、結果的に施術時間の短縮につながります。 また、施術中はスタッフの指示に素早く従うことで、体位変換などもスムーズに行えます。

当日の心構えのポイント:

• 時間に余裕を持って来院する
• 水分を十分に摂取しておく
• 体調を整えておく(睡眠不足を避ける)
• 不安なことは事前に質問する
• 痛みを我慢せず正直に伝える

施術中の協力ポイント:

• 指示された体位にすばやく変わる
• 力を抜いてリラックスする
• 痛みの程度を正確に伝える
• 動かないよう意識する
• 深呼吸でリラックスを保つ

緊張していると筋肉が硬くなり、痛みを感じやすくなるため、深呼吸をしながらリラックスすることが大切です。 また、痛みを我慢すると施術が中断される可能性があるため、正直に伝えて出力調整をしてもらいましょう。

クリニック選びのポイント

施術時間を重視する場合は、クリニック選びも重要なポイントとなります。 最新の脱毛機を導入しているクリニックや、施術スタッフの人数が多いクリニックでは、効率的な施術が期待できます。 また、予約の取りやすさや立地の良さも、トータルの時間短縮につながります。

時間短縮につながるクリニックの特徴:

• 最新の高速照射脱毛機を導入
• 施術室が複数ある
• スタッフの人数が充実
• 予約システムが整備されている
• 駅から近くアクセスが良い

確認すべきポイント:

• 使用している脱毛機の種類
• 1回の施術時間の目安
• シェービングサービスの有無
• 予約の取りやすさ
• 営業時間(遅い時間まで対応可能か)

無料カウンセリングの際に、これらのポイントを確認しておくことで、自分に合ったクリニックを選ぶことができます。 また、口コミや評判を参考にすることで、実際の施術時間や待ち時間についても把握できるでしょう。

医療脱毛とエステ脱毛の比較

1回の施術時間の違い

医療脱毛とエステ脱毛では、1回の施術時間に30分から60分程度の差があります。 医療脱毛は高出力のレーザーを使用するため慎重な施術が必要で、全身脱毛に90分から120分かかります。 一方、エステ脱毛は出力が低い分、素早い照射が可能で、60分から90分で完了することが多いです。

比較項目 医療脱毛 エステ脱毛
全身脱毛の施術時間 90〜120分 60〜90分
照射の間隔 慎重に1発ずつ 連続的に照射
冷却時間 しっかりと冷却 簡易的な冷却
痛みへの配慮 麻酔の使用も可能 痛みが少ない

 

ただし、施術時間の短さだけで選ぶのは危険です。 医療脱毛は1回の施術時間は長いものの、確実な効果が期待できるため、結果的に通院回数を減らすことができます。 また、医師の管理下で施術が行われるため、万が一のトラブルにも迅速に対応できる安心感があります。

完了までの総時間の違い

全身脱毛が完了するまでの総時間を比較すると、医療脱毛のほうが圧倒的に短くなります。 医療脱毛では5回から8回の施術で完了するのに対し、エステ脱毛では12回から18回、場合によっては20回以上必要になることもあります。 これを時間に換算すると、大きな差が生じます。

完了までの総施術時間の計算:

医療脱毛の場合:
• 1回120分 × 8回 = 960分(16時間)
• 通院期間:1年半〜2年

エステ脱毛の場合:
• 1回90分 × 18回 = 1,620分(27時間)
• 通院期間:3年〜4年

さらに、通院にかかる移動時間や待ち時間を含めると、その差はさらに広がります。 医療脱毛は初期費用が高めですが、時間的コストを考えると効率的な選択と言えるでしょう。

効果と時間のコストパフォーマンス

医療脱毛とエステ脱毛を時間的コストパフォーマンスで比較すると、医療脱毛に軍配が上がります。 医療脱毛は永久脱毛効果が期待できるため、一度完了すれば基本的にメンテナンスは不要です。 一方、エステ脱毛は減毛・抑毛効果にとどまるため、定期的なメンテナンスが必要になることがあります。

時間的コストパフォーマンスの比較:

• 医療脱毛:高い初期投資だが、短期間で永久的な効果
• エステ脱毛:初期費用は安いが、長期間の通院とメンテナンスが必要

また、医療脱毛は医療機関で行われるため、肌トラブルが起きた際の対応も迅速です。 薬の処方や医師の診察がすぐに受けられるため、トラブルによる時間のロスも最小限に抑えられます。 忙しい現代人にとって、時間は貴重な資源であり、効率的に脱毛を完了できる医療脱毛は賢い選択と言えるでしょう。

よくある質問

予約時間と実際の所要時間

「予約は2時間枠で取ったけど、実際はどのくらいかかるの?」という質問をよくいただきます。 多くのクリニックでは、余裕を持った予約枠を設定しているため、実際の施術時間は予約時間より短いことが一般的です。 たとえば、2時間の予約枠でも、実際の全身脱毛は90分で終わることがあります。

予約時間に含まれる内容:

• 着替え(10分)
• 施術前の確認(5分)
• 実際の施術(60〜90分)
• アフターケア(15分)
• 次回予約・会計(10分)
• 予備時間(10〜20分)

予約時間を有効活用するコツ:

• 5分前には到着しておく
• 事前のシェービングを完璧に
• 着替えやすい服装で来院
• 質問事項をまとめておく
• 次回の希望日時を考えておく

予約時間内に終わらせるためには、患者さま側の協力も重要です。 特に初回は時間がかかることが多いため、予約後の予定は余裕を持って組むことをおすすめします。

体調による施術時間への影響

体調は施術時間に大きく影響します。 生理中や体調不良時は肌が敏感になっているため、通常より低い出力で照射する必要があり、施術時間が延長することがあります。 また、痛みへの耐性も低下するため、休憩を挟みながらの施術となることもあります。

体調による影響の例:

• 生理中:VIO脱毛は避け、他の部位も慎重に(10〜15分延長)
• 睡眠不足:痛みを感じやすく休憩が必要(15〜20分延長)
• 風邪気味:免疫力低下で肌トラブルリスク増(施術中止の可能性)
• 日焼け後:出力を下げて照射(20〜30分延長)

体調を整えるためのポイント:

• 前日は十分な睡眠をとる
• 当日はしっかり食事をとる
• 水分補給を心がける
• ストレスを溜めない
• 体調不良時は無理せず延期

体調が優れない場合は、無理をせずに予約を変更することも大切です。 多くのクリニックでは、前日までの連絡であれば無料でキャンセル・変更が可能です。 最高の状態で施術を受けることで、効果的な脱毛と時間短縮の両方を実現できます。

施術後の予定の立て方

施術後の予定を立てる際は、肌の状態を考慮することが重要です。 レーザー照射後の肌は熱を持ち、敏感になっているため、激しい運動や長時間の外出は避けるべきです。 施術後2〜3時間は、ゆったりと過ごせる予定を組むことをおすすめします。

施術後に避けるべき予定:

• スポーツジムでの運動
• 温泉やサウナ
• 飲み会(アルコール摂取)
• 海やプールでの遊泳
• 長時間の屋外活動

施術後におすすめの過ごし方:

• 自宅でゆっくり休養
• 軽い買い物程度の外出
• 映画鑑賞などの室内活動
• 友人とのカフェタイム
• 読書や趣味の時間

特に初回の施術後は、肌の反応を確認する必要があるため、無理のない予定を立てましょう。 また、施術部位によっても注意点が異なり、顔脱毛後はメイクを控えめに、VIO脱毛後は締め付けの少ない下着を着用するなどの配慮が必要です。 施術後の過ごし方次第で、次回の施術効果にも影響するため、アフターケアを大切にしましょう。

まとめ

医療脱毛の全身脱毛にかかる時間について、さまざまな角度から詳しく解説してきました。 1回の施術時間は90分から120分が目安ですが、使用する脱毛機や個人差、クリニックの施術範囲によって変動します。 また、来院から退店までのトータル時間を考えると、2時間から2時間半程度を見込んでおく必要があります。

施術時間を短縮するためには、事前のシェービングを徹底し、着替えやすい服装で来院することが効果的です。 さらに、最新の脱毛機を導入しているクリニックを選ぶことで、より効率的な施術が受けられます。 医療脱毛は1回の施術時間こそ長めですが、少ない回数で永久脱毛効果が得られるため、トータルの時間効率は非常に優れています。

全身脱毛を検討している方は、この記事を参考に、自分のライフスタイルに合った脱毛計画を立ててみてください。 時間をかけてでも、確実な効果を求めるなら医療脱毛がおすすめです。 美しい肌を手に入れるための第一歩として、まず美しい肌を手に入れるための第一歩として、まずは信頼できるクリニックでカウンセリングを受けてみましょう。
あなたの毛質や肌質、ライフスタイルに合わせた最適なプランを提案してもらえるはずです。
時間は有限ですが、医療脱毛への投資は、将来的な自己処理の時間を大幅に削減し、あなたの生活をより豊かにしてくれることでしょう。

監修者

LIGHT CLINIC 総合監修医

吹田 真一

国立循環器病研究センター勤務を経てLIGHT CLINICを開業。