医療脱毛とは

医療機関でのみ受けられる脱毛

医療脱毛は、医療機関でのみ受けることができる脱毛方法です。

クリニックや病院などの医療機関で、医師の管理のもと、看護師や専門の施術者が脱毛を行います。

エステサロンなどでは医療行為にあたる脱毛はおこなえないため、確実な脱毛効果を求める人に医療脱毛が選ばれています。

医療機関での脱毛は、高い技術と安全性が求められるので、信頼できる医療機関を選ぶことがとても大切です。

高出力のレーザー機器を使用

医療脱毛で使われるのは、医療用の高出力レーザー脱毛機です。

エステで使われる光脱毛機に比べ、格段に高いパワーのレーザー照射が可能で、毛根や毛母細胞などの発毛組織により強いダメージを与えることができます。

そのため、少ない施術回数で高い脱毛効果が期待でき、ツルツルの肌を手に入れられるのが医療脱毛の大きな魅力と言えるでしょう。

また、照射時間も光脱毛に比べ短いので、施術時間を短縮できるのもメリットの一つです。

医師による施術で安心・安全

医療脱毛は、医師の管理・監督のもとで行われる脱毛方法です。

万が一、肌トラブルが起きた際にも医師が直接診察し適切な処置を行えるので、安全性の面でも信頼できます。

また、事前のカウンセリングで肌の状態をチェックし、脱毛可能かどうか判断したり、施術後の経過観察もしっかり行えるのは医療脱毛ならではの利点と言えます。

脱毛機器の安全性の管理やメンテナンスも、医療機関の厳しい基準のもとで行われているので、安心して施術を任せられます。

医療脱毛の特長

永久脱毛を実現

医療脱毛の大きな特長は、永久脱毛を実現できる点にあります。

医療レーザーによって毛根や毛母細胞などの発毛組織を破壊するため、一度脱毛が完了すれば、二度と毛が生えてこないのです。

つまり、面倒な自己処理から完全に解放され、ツルスベ肌をキープできるということ。

これは、減毛や一時的な抑毛しかできないエステ脱毛との大きな違いと言えるでしょう。

一生ムダ毛の悩みとおさらばしたい人には、医療脱毛が最も適した脱毛方法だと言えます。

少ない施術回数で効果を実感

医療レーザー脱毛は、光脱毛に比べ、少ない施術回数で高い効果を得られるのが特長です。

一般的に、全身脱毛の場合、エステでは18回以上の施術が必要とされるのに対し、医療脱毛なら5〜6回程度で完了します。

医療用の高出力レーザーを使用するからこそ、短期間で理想のツルスベ肌が叶うのです。

忙しくてなかなか脱毛に時間が取れない人や、1日も早くムダ毛のない肌を手に入れたい人に、医療脱毛はぴったりと言えるでしょう。

また、トータルの料金を考えても、少ない施術回数で済む医療脱毛の方がお得になることも多いのです。

アフターケアが充実している

医療脱毛は、万が一の肌トラブルの際にもしっかりとしたアフターケアが受けられるのが大きな特長です。

医療機関で行うからこそ、医師による診察や治療薬の処方など、専門的できめ細かなケアを受けることができるのです。

エステの場合、肌トラブルが起きても、自分で皮膚科を受診しなければならず、時間も手間もかかってしまいます。

その点、医療脱毛なら安心して施術を任せられるというわけです。

定期的な検診やアドバイスにより、施術後も理想の肌をキープするためのサポートが受けられるのも魅力と言えるでしょう。

美肌効果も期待できる

実は、医療レーザー脱毛には、脱毛だけでなく美肌効果も期待できるのです。

レーザー照射によって、ニキビの原因となる古い角質や皮脂が除去され、毛穴がキュッと引き締まります。

また、コラーゲンの生成を促す働きもあり、ハリとツヤのある肌に導くのだとか。

医療脱毛でムダ毛のないつるすべ肌になれるだけでなく、くすみやザラつきのないきめ細かな美肌も同時に叶えられる、というわけです。

脱毛後のなめらかでキメの整った肌は、スキンケアの浸透も良くなるので、さらなる美肌効果が期待できるとも言われています。

医療脱毛とエステ脱毛の違い

使用する脱毛機器が異なる

医療脱毛とエステ脱毛の大きな違いは、使用する脱毛機器の種類にあります。

医療脱毛で使われるのは、医療用の高出力レーザー脱毛機。

一方、エステ脱毛では、光脱毛機が主流となっています。

レーザーと光では、脱毛の仕組みも効果も大きく異なるのです。

レーザーは毛根や毛母細胞などの発毛組織に直接働きかけ、強力に破壊することができます。

それに対し、光は黒いメラニン色素に反応し、毛根に熱ダメージを与える方式。

そのため、レーザーの方がはるかに高い脱毛効果を発揮すると言えるでしょう。

また、レーザーは照射時間が短く、施術時間も短縮できるのが魅力です。

施術者の専門性に違いがある

医療脱毛は、医師の管理・監督のもとで看護師などの医療従事者が施術するのが一般的。

医学的な観点から的確に脱毛の適否を判断し、安全に施術を行うことができます。

また、万が一の肌トラブルの際にも、迅速かつ適切な処置が可能です。

一方、エステ脱毛は基本的にエステティシャンが担当。

医療の専門家ではないため、施術の安全性や肌へのリスクについて十分な判断がつきにくいという側面もあります。

トラブル時のアフターケアも限定的にならざるを得ないというデメリットがあるのです。

脱毛効果の持続性に差がある

医療レーザー脱毛は、毛根や毛母細胞を破壊して永久脱毛を実現することができます。

一度脱毛が完了すれば、二度と毛が生えてこないのが大きな魅力。

ずっとツルスベ肌をキープできるので、ムダ毛の自己処理から完全に解放されるのです。

それに対し、エステの光脱毛では、毛根へのダメージが弱いため、一時的な減毛効果しか得られません

時間が経てば毛が再生し、脱毛前の状態に戻ってしまう可能性が高いと言えるでしょう。

効果を実感できたとしても、継続的なお手入れが必要になるというデメリットがつきまといます。

料金設定の傾向が異なる

一般的に、医療脱毛の料金設定は、エステ脱毛に比べて高めに設定されている傾向にあります。

医療用の高価な脱毛機器を導入し、医師や看護師などの人件費もかかるためです。

ただし、医療脱毛は少ない施術回数で済むので、トータルの料金で比較すると、必ずしも高くつくわけではありません

エステ脱毛の場合、1回あたりの料金は安く見えますが、何度も通わなければならず、結果的に高額になるケースも多いのです。

また、追加料金が発生しやすいのもエステ脱毛の特徴

シェービング代やお薬代などが別途かかることも珍しくありません。

医療脱毛の場合、こうした追加費用が明確なことが多いので、初めから明朗会計で通えるのがメリットと言えるでしょう。

医療脱毛の施術の流れ

カウンセリング・肌チェック

医療脱毛を受ける際は、まずカウンセリングと肌チェックから始まります

カウンセリングでは、脱毛の目的や希望、これまでの脱毛経験、肌の状態などを詳しく聞かれるのが一般的。

自分の肌質や毛質、ライフスタイルに合った脱毛プランを提案してもらえます。

また、脱毛機器の種類や特徴、想定される施術回数、料金プランなども説明を受けられるでしょう。

疑問や不安な点は遠慮なく相談し、納得いくまで確認することが大切です。

肌チェックでは、脱毛部位の肌の状態を入念にチェック。

日焼けの有無や肌トラブルの様子などを見極め、施術の可否を判断します。

肌に異常がある場合は、症状が改善するまで脱毛を見合わせるよう指示されることもあるのです。

テスト照射の実施

肌チェックで問題がなければ、いよいよ脱毛の施術がスタート。

とはいえ、いきなり本格的な照射を行うのではなく、まずはテスト照射から始めるのが医療脱毛の特徴です。

テスト照射とは、実際に使用する脱毛機器を一部の肌に当て、反応を見るためのパッチテストのようなもの。

その人の肌質や毛質に合わせて、最適な出力レベルを見極めるために欠かせないプロセスと言えます。

医療レーザーは強力な光を照射するため、いきなり全面に当てるのは危険を伴うのです。

少しずつ出力を上げながら、痛みや肌の反応をチェックし、安全性を確認しながら進めていくことが重要なのです。

本照射の施術

テスト照射で安全性が確認できたら、いよいよ本格的な脱毛の施術を行います。

使用する脱毛機器や出力レベルは、テスト照射の結果を踏まえて決定。

医療脱毛の本照射は、一定の範囲に医療用レーザーを連射していく方式が一般的です。

レーザーが照射される際は、ジェルを塗布したり、冷却装置を当てたりして、肌へのダメージを最小限に抑えながら施術を進めていきます。

痛みはレーザーの出力によって個人差がありますが、我慢できないほどの痛みはないのが通常。

とはいえ、痛みに弱い人は、事前に麻酔クリームを塗ってもらうのもおすすめです。

本照射の所要時間は、脱毛部位の範囲によって異なりますが、両ワキなら10分程度、全身なら60〜90分ほどが目安。

施術中は、こまめに痛みの具合を伝え、無理のない範囲で進めてもらうことが肝心です。

アフターケア・次回予約

本照射が終われば、脱毛部位を冷却シートなどで冷やし、鎮静効果のあるローションを塗って落ち着かせます。

施術後は、数日間日光を避け、刺激の少ないスキンケアを心がけるのが基本。

入浴やサウナ、激しい運動も控えめにするのが無難でしょう。

気になる赤みやヒリヒリ感があれば、すぐに医療機関に相談するのがベターです。

万が一、肌トラブルが起きた際は、医師の診察を受け、適切な処置をしてもらえるのが医療脱毛の強みです。

そして、最後に次回の予約を取って終了。

医療脱毛は1回の施術で完了するわけではなく、一定の期間をあけて複数回行うことで徐々に効果を実感できるのが特徴。

自分のペースでじっくり通えるよう、スケジュール調整もしっかり行いたいものです。

次回の施術までに、日焼けを避けたり、自己処理を控えたりと、適切な準備を整えておくことも肝に銘じておきましょう

医療脱毛Q&A

医療脱毛の痛みはどの程度?

医療脱毛は、高出力のレーザー光を照射して施術を行うため、ある程度の痛みを伴うのが一般的です。

とはいえ、その痛みの程度には個人差があり、人によって感じ方は様々。

輪ゴムではじかれたような痛みと表現する人もいれば、チクッとした刺激程度と感じる人もいるようです。

医療脱毛は一時的な痛みを我慢する代わりに、少ない施術回数で高い効果が得られるのが魅力。

エステ脱毛のようにジワジワした痛みが続くわけではありませんし、何より永久脱毛を目指せるのが大きなメリットと言えるでしょう。

痛みの少ないレーザー機器もある

また、最近では痛みの少ない医療レーザー脱毛機器の開発も進んでいます

冷却装置を搭載していたり、レーザー照射の波長を工夫していたりと、より快適な施術を可能にする機器も登場しているのです。

特に、蓄熱式のレーザー脱毛機は、従来の熱破壊式と比べて痛みが軽減されているのが特徴。

表面的な刺激は抑えつつ、深部に熱をじわじわと蓄積させることで、毛根にダメージを与えるのだそう。

痛みに敏感な人でも、比較的施術を受けやすいと評判です。

部位によって痛みの感じ方は異なる

痛みの感じ方は、脱毛部位によっても違いがあります。

皮膚が薄く、毛が濃い部位ほど痛みを感じやすいと言われています。

特に、VIOラインや顔周りは敏感な部位として知られていますし、脇や太ももなども痛みが強く感じられるようです。

逆に、肌が厚めで毛が薄い部位は、比較的痛みが少ない傾向にあります。

腕や背中、ふくらはぎなどは施術中の痛みを感じにくいと言われていますね。

ただし、これはあくまで一般論。

痛みの感じ方は人それぞれなので、自分の感覚を大切にしながら、無理のない範囲で施術を受けることが肝心です。

我慢しすぎず、痛みが強いと感じたら遠慮なく医療従事者に伝えることが大切ですよ。

医療脱毛を受けられない人はいる?

基本的に、医療脱毛はほとんどの人が受けられる施術です。

ただし、体調面や肌の状態によっては、施術を見合わせたり、注意が必要だったりするケースもあります。

例えば、以下のような場合は、医療脱毛を控えるのが賢明と言えるでしょう。

– 妊娠中、授乳中の方
– 感染症や皮膚疾患がある方
– ケロイドになりやすい方
– 光アレルギーの方
– 免疫抑制剤を服用中の方

また、日焼けをしている肌は、レーザー照射によるトラブルを引き起こしやすいので要注意。

施術前は少なくとも2週間は日光を避け、肌を落ち着かせておくことが大切です。

シミやソバカスが濃い部位も、レーザー照射での刺激が強くなりがちなので、医師としっかり相談しながら、慎重に施術を進めてもらうのがベターですね。

いずれにしても、気になる点があれば、カウンセリングの際に正直に申告し、医師の判断を仰ぐことが賢明です。

安全で効果的な医療脱毛を受けるためにも、自分の体調と相談しながら、無理のないペースで通うことが肝要と言えるでしょう。

医療脱毛のリスクや副作用は?

医療脱毛は、医療行為の一環として行われる施術。

そのため、一定のリスクを伴うことは避けられません

とはいえ、他の医療行為と比べれば、副作用の心配は少ない部類に入ると言えるでしょう。

医療脱毛で起こりうる代表的な副作用としては、以下のようなものが挙げられます。

– 施術部位の赤み、腫れ、かゆみ
– 毛嚢炎などの肌トラブル
– 色素沈着や色素脱失
– 火傷や水疱

ただし、これらの多くは一時的な症状で、時間の経過とともに自然と回復することがほとんど。

施術後のアフターケアを適切に行えば、トラブルを最小限に抑えることができるはずです。

また、脱毛機器の性能や医療従事者の技量によっても、リスクの度合いは大きく異なると言えます。

信頼できるクリニックで、経験豊富なスタッフに施術してもらうことで、安全性を高められるでしょう。

万が一、施術後に強い痛みやヒリヒリ感、赤みの長期化などの症状が現れたら、すぐに医療機関を受診するのが鉄則。

早期発見・早期治療で、トラブルの拡大を防ぐことが何より大切なのです。

医療脱毛は、リスクを最小限に抑えつつ、高い効果を狙える脱毛法。

副作用の心配はつきものですが、正しい知識と対策を持って臨めば、安心して施術を受けられるはずですよ。

まとめ

今回は、医療脱毛の特徴やメリット、施術の流れなどについて詳しく解説してきました。

医療脱毛は、医療機関でのみ受けられる脱毛方法で、高出力のレーザー機器を用いて、医師の管理のもとで行われるのが大きな特徴です。

エステ脱毛では難しい永久脱毛を実現でき、少ない施術回数で高い効果が期待できるのが魅力ですね。

また、医師による施術なので、安全性が高く、万が一の肌トラブルにも適切に対処してもらえるのは心強いポイント。

美肌効果も期待できるので、脱毛とスキンケアを同時に叶えられるのもうれしいメリットと言えるでしょう。

一方で、痛みやリスクがゼロというわけではないのも事実。

体質や肌の状態によっては、施術を控えるべきケースもあるので注意が必要です。

医療脱毛を受ける際は、信頼できるクリニックを選び、しっかりカウンセリングを受けることが何より大切。

自分の肌質や毛質、ライフスタイルに合った脱毛プランを提案してもらい、納得いくまで相談することが肝要ですね。

また、施術後のアフターケアを適切に行うことで、トラブルを最小限に抑えられるのもポイントです。

医療従事者の指示に従って、丁寧なケアを心がけましょう。

医療脱毛は、確かな効果と安全性が期待できる脱毛法。

でも、だからと言って万人におすすめできるわけではありません。

自分の肌の状態やニーズ、ライフスタイルとしっかり向き合った上で、医療脱毛が最適かどうか見極めることが何より重要。

無理のない範囲で、自分に合ったペースで通えるかどうかも大切な判断材料になるはずです。

医療脱毛に少しでも興味を持ったら、まずは気軽にカウンセリングに行ってみるのがおすすめ。

専門家の意見を聞いた上で、自分に最適な脱毛法を選択できると良いですね。

ムダ毛の自己処理から卒業して、つるすべ美肌を手に入れられる日が訪れることを願っています!