最近、ダイエットに効果があると話題のGLP-1注射薬、「サクセンダ」と「ビクトーザ」。
しかし、実際に使ってみたけれど思ったように痩せなかったという声も聞かれます。
いったいサクセンダとビクトーザにはどのような違いがあるのでしょうか。
また、なぜ痩せないのか、その理由と対策について詳しく見ていきましょう。
LIGHT CLINIC 総合監修医
吹田 真一
国立循環器病研究センター勤務を経てLIGHT CLINICを開業。
CONTENTS
サクセンダとビクトーザの違いは?
サクセンダとビクトーザは、ともにGLP-1という成分を含む注射薬です。
GLP-1は、糖尿病治療薬として開発された成分で、血糖値を下げる働きがあります。
また、同時に 食欲を抑制したり、脂肪の分解を促進したりする効果も期待できます。
そのため、肥満治療にも用いられるようになりました。
サクセンダとビクトーザの大きな違いは、以下の3点です。
【表:サクセンダとビクトーザの違い】
サクセンダ | ビクトーザ | |
---|---|---|
有効成分量 | 0.6mg~3.0mgまで | 0.6mg~1.8mgまで |
投与頻度 | 1日1回 | 1日1回 |
保険適用 | 自由診療のみ | 2型糖尿病に保険適用 |
サクセンダは、より高用量を投与できるため、ダイエット効果が期待できます。
一方、ビクトーザは比較的低用量であり、主に糖尿病治療に用いられています。
また、ビクトーザは2型糖尿病治療として保険適用があるのに対し、サクセンダは自由診療でのみ処方可能な点も異なります。
ただし、両者とも副作用としては、吐き気や便秘などの消化器症状が多いとされています。
したがって、高用量のサクセンダを使う場合は、副作用にも注意が必要です。
以上のように、サクセンダとビクトーザにはいくつかの違いがあるものの、どちらもGLP-1の働きによってダイエット効果を発揮すると考えられています。
サクセンダ・ビクトーザで痩せないパターン
サクセンダやビクトーザを使っているのに、なかなか痩せないというケースがあります。
そのような場合、以下のような原因が考えられます。
注射を打っているからと安心して暴食する
サクセンダやビクトーザは確かに食欲を抑える効果がありますが、だからといって好きなだけ食べてもいいわけではありません。
注射を打っているから大丈夫だと思って、つい食べ過ぎてしまうことがよくあるのです。
しかし、GLP-1注射薬は、あくまでも 食事制限と組み合わせることで効果を発揮するものです。
注射だけに頼って暴飲暴食を続けていては、痩せるどころか逆に太ってしまう恐れがあります。
食事内容を見直し、カロリー制限を心がけることが大切です。
副作用がつらくてやめてしまう
サクセンダやビクトーザの副作用として、吐き気や便秘などの消化器症状が現れることがあります。
これらの副作用に耐えられず、途中で投与をやめてしまう人も少なくありません。
確かに副作用はつらいものですが、多くの場合、時間とともに慣れていくものです。
もし副作用が強く出るようであれば、医師に相談して用量を調整してもらうのがよいでしょう。
諦めずに続けることが、ダイエット成功への近道です。
毎日の注射が苦痛でやめてしまう
GLP-1注射薬は、1日1回の皮下注射が必要です。
毎日注射をするのは面倒だと感じる人もいるでしょう。
また、注射針が痛いと感じたり、注射に対する恐怖心から続けられなくなることも。
しかし、注射は慣れるとそれほど苦痛ではありません。
細い注射針を使用したり、注射部位を変えたりすることで、痛みを和らげることもできます。
毎日のことだからこそ、できるだけ負担の少ない方法を見つけることが大切ですね。
以上のように、サクセンダやビクトーザを使っているのに痩せない原因はさまざまです。
自分に当てはまる原因を見つけて、適切に対処することが求められます。
医師や周囲の人にも相談しながら、根気強く続けていきましょう。
毎日注射がつらい方にはオゼンピック
サクセンダやビクトーザのように、毎日注射をしなければならないのがつらいと感じる方もいるでしょう。
そのような方におすすめなのが、週に1回の注射で済むオゼンピックです。
オゼンピックは、サクセンダと同じくGLP-1受容体作動薬に分類される薬剤で、高い血糖降下作用と体重減少効果が期待できます。
1週間に1回の皮下注射を行うだけで、安定した効果が得られるのが特徴です。
毎日注射をする必要がないため、治療へのアドヒアランス(遵守率)が高くなることが示されています。
また、注射の手技が簡単で、自己注射に抵抗がある方でも続けやすいというメリットもあります。
オゼンピックの臨床試験では、投与開始から68週間で体重が-14.9%減少したという結果が報告されており、高い減量効果が実証されています。
毎日の注射が負担に感じている方は、ぜひ医師にオゼンピックについて相談してみましょう。
QOLを維持しながら、効果的なダイエットを続けることができるかもしれません。
金銭的につらい方にはリベルサス
GLP-1受容体作動薬の注射薬は確かに高い減量効果が期待できますが、その分、治療費用も高額になりがちです。
サクセンダやオゼンピックは自由診療で処方されるため、全額自己負担となります。
毎月の薬代が数万円にのぼることも珍しくありません。
経済的な理由から、GLP-1注射薬の継続を断念せざるを得ない方もいるでしょう。
そのような方におすすめなのが、GLP-1受容体作動薬の経口薬であるリベルサスです。
リベルサスは、注射薬と同様にGLP-1受容体に作用し、血糖値の低下と体重減少をもたらします。
1日1回の内服で効果が得られるため、注射の手間もありません。
また、自由診療ではなく保険診療で処方されるため、患者負担が軽減されるのが大きなメリットです。
リベルサスの臨床試験では、投与開始から68週間で体重が-7.4%減少したことが示されています。
注射薬ほどの高い減量効果は期待できませんが、それでも十分に意義のある結果と言えるでしょう。
治療費用の面で注射薬の継続が難しいと感じる方は、リベルサスの処方を医師に相談してみてはいかがでしょうか。
経済的な負担を抑えつつ、確実な減量効果を目指すことができるかもしれません。
サクセンダを購入可能なクリニックをご紹介
サクセンダを処方してもらうには、医療機関を受診する必要があります。
ここでは、サクセンダを取り扱っているおすすめのクリニックを2つ紹介します。
ライトクリニック
ライトクリニックは、大阪と名古屋にある医療ダイエット専門のクリニックです。
サクセンダをはじめ、様々なGLP-1関連の薬剤を取り扱っています。
ライトクリニックの特徴は以下の通りです。
【ライトクリニックの特徴】
- 無料カウンセリングあり
- オンライン診療に対応
- 豊富な薬剤の取り扱い(リベルサス、マンジャロ、オゼンピック、サクセンダ、ビクトーザ、トルリシティ)
- お試しプランあり(1週間分の少量処方が可能)
- 専門スタッフによる丁寧な指導
- アフターフォローが充実
ライトクリニックでは、患者さん一人ひとりに合わせた最適な治療法を提案してくれます。
GLP-1ダイエットに興味がある方は、まずは無料カウンセリングを受けてみるのがおすすめです。
サクセンダ1本あたりの価格は19,800円(税込)ですが、5本以上の購入で1本17,820円(税込)とお得になります。
オンライン診療にも対応しているので、遠方の方でも利用しやすいクリニックです。
elifeクリニック
elifeクリニックは、全国どこからでもオンライン診療が可能な医療機関です。
サクセンダをはじめとするGLP-1関連薬を多数取り扱っており、肥満治療に力を入れています。
elifeクリニックの特徴は以下の通りです。
【elifeクリニックの特徴】
- 全国どこからでもオンライン診療可能
- 処方薬の郵送対応あり
- 専門医による丁寧な診察
- 安全性を重視した処方
- 低価格設定(サクセンダ1本21,818円~)
- 定期的なフォローアップ
elifeクリニックでは、オンラインでの問診・診察を行った上で処方箋を発行し、自宅に薬を郵送してくれます。
わざわざ遠出をしなくても、自宅にいながらGLP-1ダイエットを始められるのは大きなメリットですね。
サクセンダの価格は1本21,818円(税込)~と、比較的リーズナブルな設定となっています。
安全性を重視した処方を心がけているため、副作用の心配が少なく安心して治療に臨めます。
定期的な診察とフォローアップにより、効果的で無理のないダイエットをサポートしてくれるでしょう。
以上、サクセンダを処方しているおすすめのクリニックを2つ紹介しました。
それぞれ特徴があるので、自分に合ったクリニック選びが大切です。
まずはカウンセリングや問い合わせから始めてみてはいかがでしょうか。
医療機関の指導のもと、安全で効果的なGLP-1ダイエットにチャレンジしましょう。
サクセンダが一番痩せるという噂について
「GLP-1ダイエットの中でもサクセンダが一番痩せる」という噂を耳にしたことはありませんか。
実際のところ、サクセンダは高い減量効果が期待できる薬剤として知られています。
その理由は、サクセンダが他のGLP-1製剤と比べて、より高用量を投与できる点にあります。
サクセンダの最大用量は1日3.0mgまでで、これはビクトーザの最大用量1.8mgを大きく上回ります。
用量が多いほど、食欲抑制効果や脂肪分解促進効果が高まるため、結果的に減量効果も高くなるのです。
ただし、用量を増やせば副作用のリスクも高くなります。
特に、サクセンダの場合は消化器系の副作用が比較的多く報告されています。
吐き気や下痢などの症状が出やすいため、無理な増量は避けるべきでしょう。
また、個人差が大きいのもGLP-1ダイエットの特徴です。
サクセンダが全ての人に最も効果的とは限りません。
他の薬剤の方が合っているケースもあり得ます。
結局のところ、どの薬剤が自分に最適かは実際に使ってみないと分からないのが現状です。
サクセンダが一番痩せるからと言って、安易に選ぶのは賢明ではありません。
自分の体質や生活習慣を考慮し、医師とよく相談した上で最適な薬剤を選ぶことが大切ですね。
サクセンダを使ったら何キロ痩せられるの?
サクセンダを使えばどれくらい痩せられるのか、気になる方は多いでしょう。
結論から言うと、サクセンダで平均8.4kg~13.6kgの減量が可能とされています。
ただし、これはあくまで臨床試験のデータに基づく数値であり、個人差は大きいです。
サクセンダを使用した場合の具体的な減量効果は以下の通りです。
【サクセンダの減量効果】
- 56週間の使用で、平均8.4kgの減量(プラセボ群との差は-5.4kg)
- 68週間の使用で、平均13.6kgの減量(プラセボ群との差は-9.3kg)
つまり、1年以上サクセンダを継続使用することで、10kg前後の減量が見込める計算です。
ただし、これらのデータはあくまで平均値であり、実際の減量効果には個人差があります。
遺伝的な要因や、もともとの体重、生活習慣などによって、減量効果は大きく異なるのです。
中にはサクセンダを使っても全く痩せない人もいれば、20kg以上の減量に成功する人もいます。
また、サクセンダは長期的に使い続けることで効果を発揮する薬剤です。
短期間の使用では十分な効果は得られないでしょう。
減量目標を達成するには、低用量から始めて徐々に増量しながら、1年以上の継続使用が推奨されています。
もちろん、サクセンダを使うだけで痩せられるわけではありません。
適度な食事制限と運動療法を組み合わせることが、減量成功の鍵を握っています。
医師の指導のもと、生活習慣の改善に取り組みながらサクセンダを活用するのが賢明な方法だと言えるでしょう。
サクセンダおすすめの使い方
サクセンダを使ってダイエットを成功させるには、正しい使い方を心がけることが大切です。
ここでは、サクセンダを最大限に活用するためのおすすめの使い方を紹介します。
【サクセンダおすすめの使い方】
- 低用量から開始し、徐々に増量する
- 可能な限り長期間使用する
- 食事制限や運動療法と併用する
- 医師の指示を守る
- 副作用に注意する
まず、サクセンダを使い始める際は、低用量から開始し、徐々に増量していくのがおすすめです。
いきなり高用量を使うと、副作用が出やすくなるためです。
少量から始めて体を慣らしながら、効果と副作用のバランスを見ながら用量を調整していきましょう。
また、サクセンダは長期間使用することで効果が発揮される薬剤です。
短期間の使用では十分な減量効果は得られません。
できるだけ長期的に使用することを前提に、継続していくことが大切です。
さらに、サクセンダを使うだけで痩せられるわけではありません。
食事制限や運動療法など、他のダイエット方法と組み合わせることで、より高い減量効果が期待できます。
無理のない範囲で、バランスの取れた食事と適度な運動を心がけましょう。
あくまでサクセンダはダイエットの補助的な役割であることを忘れないでください。
そして、サクセンダの使用に際しては、必ず医師の指示に従うことが重要です。
用法・用量だけでなく、禁忌事項や注意点についても医師から十分に説明を受け、理解した上で使用しましょう。
副作用が出た場合は、我慢せずに医師に相談することが大切です。
最後に、サクセンダには消化器系の副作用が比較的多いことに注意が必要です。
吐き気や下痢などの症状が現れた場合は、無理せず医師に相談しましょう。
副作用を我慢して使い続けるのは絶対にNGです。
以上のような点に気をつけながら、サクセンダを活用することで、効果的で安全なダイエットが可能になるでしょう。
サクセンダの使用方法や保存について
サクセンダを使う際は、正しい使用方法を理解し、適切に保存することが大切です。
ここでは、サクセンダの使用方法と保存方法について詳しく説明します。
【サクセンダの使用方法】
- サクセンダは1日1回、皮下注射で投与します。
- 注射部位は、腹部、大腿部、上腕部が推奨されています。
- 注射部位は毎回変更し、同じ部位へは1週間以上あけるようにします。
- 注射時間は毎日ほぼ同じ時間に行うのが理想的です。
- 注射前に手を洗い、注射部位を消毒します。
- 注射角度は90度を心がけます。
- ゆっくりと針を刺し、薬液を注入します。
- 注射後は軽く押さえ、マッサージはしないようにします。
サクセンダの注射手技は、医師や看護師から丁寧に指導してもらいましょう。
手技に不安がある場合は、何度でも質問することが大切です。
慣れるまでは時間がかかるかもしれませんが、コツをつかめば簡単に自己注射ができるようになるはずです。
【サクセンダの保存方法】
- サクセンダは2~8℃で冷蔵保存します。
- 凍結は厳禁です。凍結した場合は使用できません。
- 直射日光や高温多湿を避けて保存します。
- 開封後は30日以内に使用します。
- 使用期限を過ぎたものは使用しません。
- 子供の手の届かない場所に保管します。
サクセンダは冷蔵庫で保存する必要があるため、家族に隠れて使うのは難しいかもしれません。
ただし、あくまで治療薬であることを理解してもらい、家族の協力を得ながら保存するのがよいでしょう。
また、使用期限を過ぎたサクセンダは絶対に使ってはいけません。
効果が減弱しているだけでなく、安全性にも問題がある可能性があります。
使用期限を守ることは非常に重要なポイントです。
以上、サクセンダの使用方法と保存方法について説明しました。
正しい使い方を心がけることで、安全かつ効果的にサクセンダを使用することができるでしょう。
何か分からないことがあれば、医師や薬剤師に遠慮なく相談しましょう。
医療ダイエットはライトクリニックへ!
GLP-1ダイエットを検討している方におすすめなのが、医療ダイエット専門のライトクリニックです。
ライトクリニックでは、サクセンダをはじめとする様々なGLP-1関連薬を取り扱っており、豊富な選択肢の中から最適な薬剤を選ぶことができます。
また、専門スタッフによる丁寧なカウンセリングと、アフターフォローの充実度は他院の追随を許しません。
ライトクリニックの特徴は以下の通りです。
【ライトクリニックの特徴】
- 無料カウンセリングあり
- オンライン診療に対応
- 豊富な薬剤の取り扱い
- お試しプランあり
- 専門スタッフによる丁寧な指導
- アフターフォローが充実
ライトクリニックでは、まず無料カウンセリングで患者さんの状況や要望をしっかりとヒアリングします。
その上で、医師が一人ひとりに合わせた最適な治療法を提案してくれるのです。
治療に不安を感じる方には、1週間分の少量処方によるお試しプランもあるので安心ですね。
また、通院が難しい方のために、オンライン診療にも対応しています。
スマホやパソコンがあれば、自宅にいながらGLP-1ダイエットを始められるのは嬉しいポイントです。
何より、ライトクリニックは医療ダイエットに特化したクリニックです。
ダイエットのプロとも言えるスタッフが、薬の処方だけでなく、食事指導や生活習慣のアドバイスまで行ってくれます。
ダイエット中の悩みや不安も、いつでも相談に乗ってもらえるでしょう。
GLP-1ダイエットで確実に結果を出したいなら、専門クリニックであるライトクリニックに相談するのがおすすめです。
無料カウンセリングから始められるので、まずは気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、GLP-1ダイエットの中でも話題のサクセンダについて詳しく解説しました。
サクセンダは、他のGLP-1製剤と比べて高用量を投与できることから、高い減量効果が期待できる反面、副作用のリスクも高めです。
ダイエットを成功させるには、正しい使い方と適切な保存方法を心がけることが大切ですね。
また、サクセンダを使うだけで痩せられるわけではありません。
食事制限や運動療法など、生活習慣の改善と組み合わせることで、より高い効果が得られるでしょう。
GLP-1ダイエットに興味がある方は、専門クリニックであるライトクリニックに相談してみることをおすすめします。
経験豊富な医師やスタッフが、一人ひとりに合わせた最適な治療法を提案してくれるはずです。
ダイエットは一日にしてならずです。
無理のない範囲で、長期的に取り組んでいくことが何より大切だと言えます。
サクセンダを上手に活用しながら、理想の体型を目指して頑張りましょう。