脱毛サロンやクリニックで施術を受けようと考えている方の多くが、施術時の痛みについて不安を感じているのではないでしょうか。痛みの種類や強さは脱毛方法や部位によって異なり、その人の肌質や体調によっても変化します。
この記事では、脱毛時に感じる痛みの正体について詳しく解説し、痛みを軽減するための具体的な対策もご紹介します。脱毛に興味があるけれど痛みが気になる方や、より快適な脱毛ライフを送りたい方はぜひ参考にしてください。
LIGHT CLINIC 総合監修医
吹田 真一
国立循環器病研究センター勤務を経てLIGHT CLINICを開業。
CONTENTS
脱毛の痛みの特徴
脱毛における痛みは、施術方法や部位によって大きく異なるものの、その特徴や発生する仕組みには共通点があります。医療脱毛やエステ脱毛における痛みの本質を理解することで、より効果的な対策を立てることができます。
脱毛の痛みはどのようなものか
脱毛時に感じる痛みは、輪ゴムではじかれたような痛みや熱っぽい痛みとして表現されることが多く、施術を受ける方のほとんどが何らかの不快感を感じます。特に医療脱毛では、一瞬のチクッとした痛みが特徴的です。
痛みの感じ方には個人差があり、まったく痛みを感じない人もいれば、強い痛みを感じる人もいます。施術回数を重ねるごとに毛が細くなり、徐々に痛みが軽減されていくのが一般的です。
痛みを感じる理由
脱毛時の痛みが発生する主な原因は、レーザーや光による熱エネルギーです。施術時に照射される光や熱が毛根のメラニン色素に反応し、その際に発生する熱が周囲の皮膚に伝わることで痛みを感じます。
この仕組みは、永久脱毛効果を得るために必要不可欠なプロセスです。毛根にダメージを与えて発毛を抑制するためには、ある程度の熱エネルギーが必要となるため、完全に痛みをなくすことは難しいとされています。ただし、クーリング機能や麻酔を使用することで、痛みを大幅に軽減することは可能です。
脱毛部位別の痛みの感じ方
脱毛における痛みの感じ方は、施術する部位によって大きく異なります。毛の濃さや量、皮膚の厚み、そして神経の分布状態などが痛みの強さに影響を与えるため、部位ごとの特徴を理解しておくことで、心構えができます。
VIOが一番痛い理由
VIO脱毛は全身の脱毛部位の中でも、最も痛みを感じやすい部位として知られています。これは、VIOゾーンの皮膚が非常に薄く、デリケートな上に、濃い毛が密集しているためです。
特にIラインは粘膜に近い部分であり、神経が豊富に分布していることから、より強い痛みを感じる可能性があります。また、下着との摩擦で色素沈着が起きやすい部分でもあるため、メラニン色素の蓄積によってレーザーの反応が強くなり、痛みが増す要因となっています。
脇も痛みを感じやすい
脇の下は、VIOに次いで痛みを感じやすい部位です。毛が太く濃い上に、皮膚が薄いことから、レーザーや光の熱による刺激を強く感じやすい特徴があります。
ただし、脇の脱毛は施術面積が比較的小さいため、痛みを感じる時間は数分程度と短いのが特徴です。さらに、施術を重ねるごとに毛が減少していくため、2回目以降は徐々に痛みが軽減されていきます。
顔の産毛も意外と痛い
顔の産毛は細くて柔らかいため、痛みが少ないと思われがちですが、実は意外なほど痛みを感じる部位です。これは、顔の皮膚が非常に薄いことに加え、骨に近い部分が多いためです。
特に顎周辺は、骨にレーザーの熱が伝わりやすく、鈍い痛みを感じることがあります。また、産毛は melanin色素が少ないため、脱毛効果を得るためにはある程度強い出力が必要となり、そのことも痛みを感じやすい原因となっています。
脱毛方法による痛みの違い
脱毛には様々な方法があり、それぞれの特徴によって痛みの度合いが異なります。施術の仕組みや使用する機器の出力、そして脱毛効果の永続性などが、痛みの強さに大きく影響を与えています。
ニードル脱毛が最も痛い
ニードル脱毛は、毛穴に直接細い針を差し込んで電気を流す方法で、すべての脱毛方法の中でも最も痛みを感じやすい施術です。確実な永久脱毛効果が得られる一方で、施術時には針を刺す痛みと電気による刺激の両方を感じることになります。
この方法は1本1本の毛穴に対して処置を行うため、施術時間も長くなりがちです。白髪の脱毛にも効果があるという特徴がありますが、強い痛みを伴うため、最近では全身脱毛での実施は少なくなっています。
医療脱毛の中でも熱破壊式が痛い
医療脱毛には大きく分けて熱破壊式と蓄熱式があり、特に熱破壊式は毛根に直接ダメージを与えるため、比較的強い痛みを伴います。この方法では、高出力のレーザーを照射することで、即効性の高い脱毛効果を得られますが、その分熱による刺激も強くなります。
一方で、蓄熱式は低温で少しずつ熱を加えていく方式のため、熱破壊式と比べると痛みは軽減されます。効果の実感までに時間はかかりますが、肌への負担が少ないという利点があります。
美容脱毛は比較的痛みが少ない
エステサロンで行われる美容脱毛は、比較的マイルドな光を使用するため、医療脱毛と比べて痛みは少なめです。照射する光の出力が低く抑えられているため、肌への刺激が穏やかで、施術中のストレスも軽減されます。
ただし、永久脱毛効果は期待できず、減毛や抑毛程度の効果にとどまります。そのため、目的とする効果を得るためには、医療脱毛の2倍以上の施術回数が必要になることも多く、通う期間も長期化する傾向にあります。
痛みを感じやすい体調
脱毛時の痛みは、その時の体調や肌の状態によって大きく変化します。肌のコンディションやホルモンバランス、そしてメラニンの状態などが、痛みの感じやすさに影響を与えるため、施術前にはしっかりと自身の状態をチェックすることが大切です。
日焼けは避けるべき
日焼けした肌は、表皮のメラニン色素が増加している状態のため、脱毛時の痛みが通常よりも強くなります。肌表面のメラニンにレーザーが反応してしまい、本来ターゲットとすべき毛根への効果が分散されるだけでなく、肌へのダメージも大きくなってしまいます。
紫外線が強い季節には、日焼け止めの使用や日傘、長袖の着用など、徹底した紫外線対策が必要です。もし日焼けしてしまった場合は、肌の色が元に戻るまで施術を延期することをおすすめします。
乾燥肌は痛みを感じやすい
肌の水分量が不足すると、バリア機能が低下し、外部からの刺激に敏感になります。乾燥肌の状態で脱毛を受けると、レーザーや光による熱刺激をより強く感じやすくなり、施術後の肌トラブルにもつながりやすくなります。
日々のスキンケアで保湿を心がけ、施術前には肌の状態を整えておくことが重要です。特に、施術後は肌が敏感になっているため、たっぷりと保湿ケアを行うようにしましょう。
生理中は肌が敏感になる
生理中はホルモンバランスの変化により、肌が普段よりも敏感になっています。このような状態で脱毛を受けると、痛みをより強く感じやすくなるだけでなく、肌トラブルのリスクも高まります。
特にVIOやデリケートゾーンの施術は、生理中を避けて予約を入れることをおすすめします。また、生理前後も肌が敏感になりやすい時期なので、自身の体調を考慮しながら施術のタイミングを選ぶことが大切です。
痛みを抑える対策
脱毛における痛みは、適切な対策をとることで大幅に軽減することができます。施術前の準備から施術中の工夫、そしてアフターケアまで、総合的なアプローチで快適な脱毛ライフを実現しましょう。
麻酔やクーリングで痛みを和らげる
医療脱毛では、麻酔クリームや笑気ガス、そして冷却システムなど、様々な方法で痛みを軽減することが可能です。特に痛みに敏感な方や、VIOなどのデリケートな部位の施術を受ける際には、これらの方法を活用することで、より快適に施術を受けることができます。
施術前には皮膚表面に麻酔クリームを塗布し、照射時には専用の冷却装置で肌を冷やしながら進めることで、熱による不快感を最小限に抑えることができます。施術後も冷却ジェルなどを使用することで、肌の炎症を防ぎ、アフターケアも効果的に行うことができます。
自分に合った脱毛方法を選ぶ
脱毛方法の選択は、肌質や毛の特徴、痛みへの耐性、そして期待する効果などを総合的に考慮して決めることが重要です。一般的に、即効性を求めるなら医療脱毛、より穏やかな施術を希望するならエステ脱毛というように、自分のニーズに合わせて選択することをおすすめします。
まずは無料カウンセリングを利用して、専門家に相談することから始めるのがよいでしょう。経験豊富なスタッフが、あなたの肌状態や希望する仕上がりに合わせて、最適な施術方法を提案してくれます。
まとめ
脱毛時の痛みは、施術方法の選択や適切な準備、そして正しいケアによって、十分にコントロール可能です。完全に痛みをなくすことは難しいものの、自分に合った方法を見つけることで、快適な脱毛ライフを送ることができます。
ライトクリニックでは、豊富な施術実績を持つ専門スタッフが、一人ひとりの肌質や毛の状態に合わせた丁寧なカウンセリングを実施しています。痛みの少ない最新の脱毛機器を導入し、徹底した痛み対策を行っているため、痛みに不安を感じる方でも安心して施術を受けることができます。
初回カウンセリングは無料で実施しており、脱毛に関する不安や疑問にも詳しくお答えしています。理想の素肌づくりには、正しい知識と適切な施術選びが欠かせません。まずは、ライトクリニックの無料カウンセリングで、あなたに最適な脱毛プランを見つけてみませんか。